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公開番号
2025166422
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-06
出願番号
2024070457
出願日
2024-04-24
発明の名称
導電モジュール及び測温装置
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類
H01M
50/204 20210101AFI20251029BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】設置作業の簡素化と測温結果の安定化とを両立させること。
【解決手段】サーミスタ保持具40Bは、拘束部材に対向配置させる基部42と、サーミスタ保持体50と、を有し、サーミスタ保持体は、基部に形成され、かつ、サーミスタ30が挿入される挿入孔51と、挿入孔の周縁部から筒状に突出させ、かつ、拘束部材の係止孔に挿通させるサーミスタ収容部52と、それぞれの切欠き52aで挿入孔の周縁部から突出させ、係止孔に挿通させた爪部53aを当該係止孔の周縁部に係止させて拘束部材に保持させる第1係止部53と、挿入孔の周縁部からサーミスタ収容部とは逆向きに突出させ、サーミスタを係止する一対の第2係止部54と、を有し、サーミスタは、第2係止部毎に突出状態で設け、収容完了位置で第2係止部の爪部に係止させることで、測温部32を電池セルの表面に押し付ける被係止部34を有すること。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
電池モジュールを構成する電池セルの電極端子に対して物理的且つ電気的に接続させるバスバと、
前記電池セルの電池状態を監視する電池監視ユニットに対して前記バスバを電気的に接続させる配線部品と、
前記電池セルに接触させた測温部で当該電池セルの表面温度を検出するサーミスタと、
前記バスバと前記配線部品と前記サーミスタを収容する収容部材と、
を備え、
前記収容部材は、前記バスバを収容するバスバ収容室が複数の前記バスバ毎に設けられ、かつ、前記配線部品が配索され、かつ、前記電池モジュールに保持させるバスバ収容具と、前記サーミスタを保持するサーミスタ保持具と、を有し、
前記サーミスタ保持具は、前記電池モジュールを構成する複数の前記電池セルの拘束部材に対向配置させる基部と、前記基部に設け、前記サーミスタを保持するサーミスタ保持体と、を有し、
前記サーミスタ保持体は、前記基部に形成され、かつ、前記サーミスタが挿入される挿入孔と、前記挿入孔の周縁部から前記拘束部材側へと筒状に突出させ、かつ、前記拘束部材に設けた貫通孔形状又は切欠き孔形状の係止孔に挿通させ、筒軸に対する直交方向で対向配置させる一対の切欠きが設けられたサーミスタ収容部と、それぞれの前記切欠きで前記挿入孔の前記周縁部から突出させ、前記バスバ収容具が前記電池モジュールに保持された状態で、前記係止孔に挿通させた爪部を当該係止孔の周縁部に係止させて前記拘束部材に保持させる第1係止部と、前記挿入孔の前記周縁部から前記サーミスタ収容部とは逆向きに突出させ、前記サーミスタ収容部に収容された前記サーミスタを係止する一対の第2係止部と、を有し、
前記サーミスタは、前記第2係止部毎に突出状態で設け、かつ、前記サーミスタ収容部における収容完了位置で前記第2係止部の爪部よりも前記挿入孔側に配置され、前記収容完了位置で前記第2係止部の前記爪部に係止させることで、前記サーミスタ収容部から飛び出ている前記測温部を前記電池セルの表面に押し付ける被係止部を有することを特徴とした導電モジュール。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記被係止部は、弾性変形可能な弾性変形部として形成され、前記測温部が前記電池セルの表面に接触した状態で前記第2係止部に係止されて弾性変形し、その弾性変形に伴い前記第2係止部に作用させた押圧力の反力を前記第2係止部から受けて、前記測温部を前記電池セルの表面に押し付けることを特徴とした請求項1に記載の導電モジュール。
【請求項3】
前記第2係止部は、弾性変形可能な弾性変形部として形成され、前記測温部が前記電池セルの表面に接触した状態で前記被係止部を係止して弾性変形し、その弾性変形に伴う反力を前記被係止部に作用させることで、前記測温部を前記電池セルの表面に押し付けることを特徴とした請求項1に記載の導電モジュール。
【請求項4】
前記サーミスタを複数備え、
前記サーミスタ保持具には、前記サーミスタ保持体を前記サーミスタ毎に設けることを特徴とした請求項1,2又は3に記載の導電モジュール。
【請求項5】
前記収容部材は、前記バスバ収容具と前記サーミスタ保持具とが一体となって成形された1つの部材であることを特徴とした請求項1,2又は3に記載の導電モジュール。
【請求項6】
前記収容部材は、個別の部材として成形された前記バスバ収容具及び前記サーミスタ保持具と、前記バスバ収容具と前記サーミスタ保持具を連結させる連結機構と、を有することを特徴とした請求項1,2又は3に記載の導電モジュール。
【請求項7】
電池モジュールを構成する電池セルに接触させた測温部で当該電池セルの表面温度を検出するサーミスタと、
前記サーミスタを保持するサーミスタ保持具と、
を備え、
前記サーミスタ保持具は、前記電池モジュールを構成する複数の前記電池セルの拘束部材に対向配置させる基部と、前記基部に設け、前記サーミスタを保持するサーミスタ保持体と、を有し、
前記サーミスタ保持体は、前記基部に形成され、かつ、前記サーミスタが挿入される挿入孔と、前記挿入孔の周縁部から前記拘束部材側へと筒状に突出させ、かつ、前記拘束部材に設けた貫通孔形状又は切欠き孔形状の係止孔に挿通させ、筒軸に対する直交方向で対向配置させる一対の切欠きが設けられたサーミスタ収容部と、それぞれの前記切欠きで前記挿入孔の前記周縁部から突出させ、前記係止孔に挿通させた爪部を当該係止孔の周縁部に係止させて前記拘束部材に保持させる第1係止部と、前記挿入孔の前記周縁部から前記サーミスタ収容部とは逆向きに突出させ、前記サーミスタ収容部に収容された前記サーミスタを係止する一対の第2係止部と、を有し、
前記サーミスタは、前記第2係止部毎に突出状態で設け、かつ、前記サーミスタ収容部における収容完了位置で前記第2係止部の爪部よりも前記挿入孔側に配置され、前記収容完了位置で前記第2係止部の前記爪部に係止させることで、前記サーミスタ収容部から飛び出ている前記測温部を前記電池セルの表面に押し付ける被係止部を有することを特徴とした測温装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、導電モジュール及び測温装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
導電モジュールは、複数の電池セルが配列された電池モジュールにおいて、複数のバスバを用いて複数の電池セルを電気的に接続させる。そして、この導電モジュールは、電池セルの電池状態を監視する電池監視ユニットに対してそれぞれのバスバを電線等の配線部品を用いて電気的に接続させる。この種の導電モジュールについては、例えば、下記の特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-119651号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、電池監視ユニットは、監視対象の電池状態の1つとして電池セルの温度を監視する。このため、電池モジュールにおいては、電池セルの表面温度を検出するサーミスタが設置される。このサーミスタは、測温結果の安定性を高めるため、電池セルの表面に接触させ続ける必要があり、この接触状態の保持機能を確保しつつ、電池モジュールへの設置作業の簡素化が求められる。
【0005】
そこで、本発明は、サーミスタの設置作業の簡素化と測温結果の安定化とを両立させ得る導電モジュール及び測温装置を提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る導電モジュールは、電池モジュールを構成する電池セルの電極端子に対して物理的且つ電気的に接続させるバスバと、前記電池セルの電池状態を監視する電池監視ユニットに対して前記バスバを電気的に接続させる配線部品と、前記電池セルに接触させた測温部で当該電池セルの表面温度を検出するサーミスタと、前記バスバと前記配線部品と前記サーミスタを収容する収容部材と、を備え、前記収容部材は、前記バスバを収容するバスバ収容室が複数の前記バスバ毎に設けられ、かつ、前記配線部品が配索され、かつ、前記電池モジュールに保持させるバスバ収容具と、前記サーミスタを保持するサーミスタ保持具と、を有し、前記サーミスタ保持具は、前記電池モジュールを構成する複数の前記電池セルの拘束部材に対向配置させる基部と、前記基部に設け、前記サーミスタを保持するサーミスタ保持体と、を有し、前記サーミスタ保持体は、前記基部に形成され、かつ、前記サーミスタが挿入される挿入孔と、前記挿入孔の周縁部から前記拘束部材側へと筒状に突出させ、かつ、前記拘束部材に設けた貫通孔形状又は切欠き孔形状の係止孔に挿通させ、筒軸に対する直交方向で対向配置させる一対の切欠きが設けられたサーミスタ収容部と、それぞれの前記切欠きで前記挿入孔の前記周縁部から突出させ、前記バスバ収容具が前記電池モジュールに保持された状態で、前記係止孔に挿通させた爪部を当該係止孔の周縁部に係止させて前記拘束部材に保持させる第1係止部と、前記挿入孔の前記周縁部から前記サーミスタ収容部とは逆向きに突出させ、前記サーミスタ収容部に収容された前記サーミスタを係止する一対の第2係止部と、を有し、前記サーミスタは、前記第2係止部毎に突出状態で設け、かつ、前記サーミスタ収容部における収容完了位置で前記第2係止部の爪部よりも前記挿入孔側に配置され、前記収容完了位置で前記第2係止部の前記爪部に係止させることで、前記サーミスタ収容部から飛び出ている前記測温部を前記電池セルの表面に押し付ける被係止部を有することを特徴とする。
【0007】
本発明に係る測温装置は、電池モジュールを構成する電池セルに接触させた測温部で当該電池セルの表面温度を検出するサーミスタと、前記サーミスタを保持するサーミスタ保持具と、を備え、前記サーミスタ保持具は、前記電池モジュールを構成する複数の前記電池セルの拘束部材に対向配置させる基部と、前記基部に設け、前記サーミスタを保持するサーミスタ保持体と、を有し、前記サーミスタ保持体は、前記基部に形成され、かつ、前記サーミスタが挿入される挿入孔と、前記挿入孔の周縁部から前記拘束部材側へと筒状に突出させ、かつ、前記拘束部材に設けた貫通孔形状又は切欠き孔形状の係止孔に挿通させ、筒軸に対する直交方向で対向配置させる一対の切欠きが設けられたサーミスタ収容部と、それぞれの前記切欠きで前記挿入孔の前記周縁部から突出させ、前記係止孔に挿通させた爪部を当該係止孔の周縁部に係止させて前記拘束部材に保持させる第1係止部と、前記挿入孔の前記周縁部から前記サーミスタ収容部とは逆向きに突出させ、前記サーミスタ収容部に収容された前記サーミスタを係止する一対の第2係止部と、を有し、前記サーミスタは、前記第2係止部毎に突出状態で設け、かつ、前記サーミスタ収容部における収容完了位置で前記第2係止部の爪部よりも前記挿入孔側に配置され、前記収容完了位置で前記第2係止部の前記爪部に係止させることで、前記サーミスタ収容部から飛び出ている前記測温部を前記電池セルの表面に押し付ける被係止部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る導電モジュールは、従前の導電モジュールに相当するバスバやバスバ収容具等にサーミスタとサーミスタ保持具を組み合わせたものに相当する。斯様な導電モジュールは、バスバ収容具側の電池モジュールへの組付け作業と同時に、サーミスタが取り付けられたサーミスタ保持具側を拘束部材に組み付けることができる。そして、この導電モジュールは、サーミスタ保持具側を拘束部材に組み付けるだけで、サーミスタの測温部を電池セルの表面に押し付けることができる。従って、本発明に係る導電モジュールは、サーミスタの設置作業の簡素化を図ることができる。一方、本発明に係る測温装置は、拘束部材に組み付けるだけで、サーミスタの測温部を電池セルの表面に押し付けることができる。従って、本発明に係る測温装置は、サーミスタの設置作業の簡素化を図ることができる。
【0009】
また、本発明に係る導電モジュールと測温装置は、サーミスタの被係止部をサーミスタ保持体の第2係止部に係止させることによって、このサーミスタの測温部を電池セルの表面に押し付けることができる。従って、本発明に係る導電モジュールと測温装置は、測温部と電池セルの接触状態を保ち続けることができるので、サーミスタによる測温結果を安定させることができる。
【0010】
このように、本発明に係る導電モジュールと測温装置は、サーミスタの設置作業の簡素化と測温結果の安定化とを両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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