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公開番号
2025166211
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-05
出願番号
2025135838,2024005374
出願日
2025-08-18,2020-11-13
発明の名称
医薬組成物、その製造方法及び用途
出願人
康諾亜生物医薬科技(成都)有限公司
,
KEYMED BIOSCIENCES (CHENGDU) CO., LTD.
,
シャンハイ リンユエ バイオファーマ カンパニー リミテッド
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
C07K
16/28 20060101AFI20251028BHJP(有機化学)
要約
【課題】CD38に対する抗体、その製造方法及び用途の提供。
【解決手段】本発明は、CD38タンパク質に結合する抗体又はその抗原結合部分、ならびにその製造方法及び用途に関する。当該抗体は、ヒトCD38に高い親和性で結合でき、CD38酵素に対する阻害効果、種々の腫瘍細胞に対するCDC、ADCC及び/又はADCP殺傷活性、抗腫瘍機能を有する。また、当該抗体は、赤血球溶解を引き起さない。
【選択図】図4-1
特許請求の範囲
【請求項1】
アミノ酸配列SEQ ID NO:2-4、12-14、22-24、32-34、42-44、52-54、62-64、72-74、82-84、92-94、102-144、112-114、122-124、132-34、142-144、152-154、162-164、172-174、182-184、187-189、192-194、197-199、202-204、207-209、212-214、217-219、222-224、227-229、232-234又はその任意の変異体から選択される重鎖CDR、及び/又は、アミノ酸配列SEQ ID NO:7-9、17-19、27-29、37-39、47-49、57-59、67-69、77-79、87-89、97-99、107-109、117-119、127-129、137-139、147-149、157-159、167-169、177-179、237-239、242-244、247-249、252-254、257-259、262-264、267-269又はその任意の変異体から選択される軽鎖CDRを含む、CD38に結合する抗体又はその抗原結合部分。
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【請求項2】
アミノ酸配列SEQ ID NO: 2、12、22、32、42、52、62、72、82、92、102、112、122、132、142、152、162、172、182、187、192、197、202、207、212、217、222、227、232又はその任意の変異体から選択される重鎖CDR1、アミノ酸配列SEQ ID NO: 3、13、23、33、43、53、63、73、83、93、103、113、123、133、143、153、163、173、183、188、193、198、203、208、213、218、223、228、233又はその任意の変異体から選択される重鎖CDR2、アミノ酸配列SEQ ID NO: 4、14、24、34、44、54、64、74、84、94、104、114、124、134、144、154、164、174、184、189、194、199、204、209、214、219、224、229、234又はその任意の変異体から選択される重鎖CDR3、及び/又は、アミノ酸配列SEQ ID NO: 7、17、27、37、47、57、67、77、87、97、107、117、127、137、147、157、167、177、237、242、247、252、257、262、267又はその任意の変異体から選択される軽鎖CDR1、アミノ酸配列SEQ ID NO: 8、18、28、38、48、58、68、78、88、98、108、118、128、138、148、158、168、178、238、243、248、253、258、263、268又はその任意の変異体から選択される軽鎖CDR2、アミノ酸配列SEQ ID NO: 9、19、29、39、49、59、69、79、89、99、109、119、129、139、149、159、169、179、239、244、249、254、259、264、269又はその任意の変異体から選択される軽鎖CDR3を含む、請求項1に記載の抗体又はその抗原結合部分。
【請求項3】
以下からなる群から選択される重鎖及び軽鎖のCDRの組合せを含む、前記請求項のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合部分。
(1)それぞれSEQ ID NO:2-4を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO:7-9を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(2)それぞれSEQ ID NO: 12-14を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 17-19を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(3)それぞれSEQ ID NO: 22-24を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 27-29を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(4)それぞれSEQ ID NO: 32-34を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 37-39を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(5)それぞれSEQ ID NO: 42-44を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 47-49を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(6)それぞれSEQ ID NO: 52-54を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 57-59を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(7)それぞれSEQ ID NO: 62-64を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 67-69を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(8)それぞれSEQ ID NO: 72-74を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 77-79を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(9)それぞれSEQ ID NO: 82-84を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 87-89を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(10)それぞれSEQ ID NO: 92-94を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 97-99を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(11)それぞれSEQ ID NO: 102-104を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 107-109を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(12)それぞれSEQ ID NO: 112-114を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 117-119を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(13)それぞれSEQ ID NO: 122-124を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 127-129を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(14)それぞれSEQ ID NO: 132-134を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 137-139を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(15)それぞれSEQ ID NO: 142-144を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 147-149を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(16)それぞれSEQ ID NO: 152-154を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 157-159を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(17)それぞれSEQ ID NO: 162-164を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 167-169を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(18)それぞれSEQ ID NO: 172-174を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 177-179を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(19)それぞれSEQ ID NO: 182-184を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 237-239を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(20)それぞれSEQ ID NO: 182-184を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 242-244を含
む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(21)それぞれSEQ ID NO: 182-184を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 247-249を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(22)それぞれSEQ ID NO: 182-184を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 252-254を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(23)それぞれSEQ ID NO: 182-184を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 257-259を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(24)それぞれSEQ ID NO: 187-189を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 237-239を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(25)それぞれSEQ ID NO: 187-189を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 242-244を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(26)それぞれSEQ ID NO: 187-189を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 247-249を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(27)それぞれSEQ ID NO: 187-189を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 252-254を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(28)それぞれSEQ ID NO: 187-189を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 257-259を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(29)それぞれSEQ ID NO: 192-194を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 237-239を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(30)それぞれSEQ ID NO: 192-194を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 242-244を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(31)それぞれSEQ ID NO: 192-194を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 247-249を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(32)それぞれSEQ ID NO: 192-194を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 252-254を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(33)それぞれSEQ ID NO: 192-194を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 257-259を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(34)それぞれSEQ ID NO: 197-199を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 237-239を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(35)それぞれSEQ ID NO: 197-199を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 242-244を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(36)それぞれSEQ ID NO: 197-199を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 247-249を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(37)それぞれSEQ ID NO: 197-199を含む重鎖CDR1、CDR2
、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 252-254を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(38)それぞれSEQ ID NO: 197-199を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 257-259を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(39)それぞれSEQ ID NO: 202-204を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 237-239を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(40)それぞれSEQ ID NO: 202-204を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 242-244を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(41)それぞれSEQ ID NO: 202-204を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 247-249を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(42)それぞれSEQ ID NO: 202-204を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 252-254を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(43)それぞれSEQ ID NO: 202-204を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 257-259を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(44)それぞれSEQ ID NO: 207-209を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 237-239を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(45)それぞれSEQ ID NO: 207-209を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 242-244を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(46)それぞれSEQ ID NO: 207-209を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 247-249を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
(47)それぞれSEQ ID NO: 207-209を含む重鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列、及び/又は、それぞれSEQ ID NO: 252-254を含む軽鎖CDR1、CDR2、及びCDR3配列
【請求項4】
アミノ酸配列SEQ ID NO: 1、11、21、31、41、51、61、71、81、91、101、111、121、131、141、151、161、171、181、186、191、196、201、206、211、216、221、226、231又はその任意の変異体から選ばれる重鎖可変領域、及び/又は、アミノ酸配列SEQ
ID NO: 6、16、26、36、46、56、66、76、86、96、106、116、126、136、146、156、166、176、236、241、246、251、256、261、266又はその任意の変異体から選ばれる軽鎖可変領域を含む、抗体又はその抗原結合部分であって、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 1又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 6又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 11又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 16又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 21又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 26又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 31又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 36又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 41又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 46又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 51又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 56又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 61又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 66又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 71又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 76又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 81又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 86又はその任意の変異体の軽鎖可
変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 91又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 96又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 101又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 106又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 111又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 116又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 121又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 126又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 131又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 136又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 141又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 146又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 151又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 156又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 161又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 166又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 171又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 176又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 181又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 236又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 181又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 241又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 181又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 246又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 181又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 251又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 181又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 256又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 186又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 236又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 186又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 241又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 186又はその任意の変異体の重鎖
可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 246又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 186又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 251又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 186又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 256又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 191又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 236又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 191又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 241又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 191又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 246又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 191又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 251又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 191又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 256又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 196又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 236又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 196又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 241又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 196又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 246又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 196又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 251又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 196又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 256又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 201又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 236又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 201又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 241又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 201又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 246又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 201又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 251又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 201又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 256又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 206又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 236又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 206又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 241又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、アミノ酸配列SEQ ID NO: 206又はその任意の変異体の重鎖可変領域、及び、アミノ酸配列SEQ ID NO: 246又はその任意の変異体の軽鎖可変領域を含み、
【請求項5】
請求項1~4のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合部分を含む、二重特異性又は多重特異性分子。
【請求項6】
前記抗体又はその抗原結合部分は、ヒト化されたものである、請求項1~4のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合部分、又は、請求項5に記載の二重特異性又は多重特異性分子。
【請求項7】
請求項1~4のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合部分、又は、請求項5に記載の二重特異性又は多重特異性分子をコードする核酸分子であって、好ましくは、前記核酸分子がSEQ ID NO: 5、15、25、35、45、55、65、75、85、95、105、115、125、135、145、155、165、175、185、190、195、200、205、210、215、220、225、230、235又はその任意の変異体から選ばれる抗体重鎖核酸配列、及び/又は、SEQ ID NO:
10、20、30、40、50、60、70、80、90、100、110、120、130、140、150、160、170、180、240、245、250、255、260、265、270又はその任意の変異体から選ばれる抗体軽鎖核酸配列を含む、核酸分子。
【請求項8】
請求項7に記載の核酸を含む、ベクター。
【請求項9】
請求項7に記載の核酸又は請求項8に記載のベクターを含む、細胞。
【請求項10】
請求項1~4のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合部分、請求項5に記載の二重特異性又は多重特異性分子、請求項6に記載の抗体又はその抗原結合部分、或いは、二重特異性又は多重特異性分子、請求項7に記載の核酸、請求項8に記載のベクター、及び/又は、請求項9に記載の細胞、を含む組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、CD38に対する抗体、その製造方法及び用途に関する。
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【背景技術】
【0002】
CD38は、細胞内にある21個のアミノ酸残基が含まれるN-末端と、21個のアミノ酸が含まれる膜貫通ドメインと、258個のアミノ酸残基からなる細胞外ドメインであるC末端とを有する、46kDaのII型膜貫通糖タンパク質である。CD38は、CD31又はヒアルロン酸との相互作用により、遊走及び受容体を介した接着を調節する役割を果たす。また、CD38は、細胞外酵素活性を持ち、ヌクレオチド代謝物の生成に関与し、かつ細胞内カルシウム貯蔵の制御に役割を果たす。いくつかの正常組織、例えば、骨髄やリンパ系細胞、及びいくつかの非造血細胞では、CD38が比較的に低いレベルで発現する。逆に、形質細胞 (plasma cell)及び多発性骨髄腫(multiple myeloma、MM)や慢性リンパ性白血病(chronic lymphocytic leukemia、CLL)などを含むいくつかの悪性細胞では、CD38は、通常に高いレベルで発現し、その発現量の差により、多発性骨髄腫細胞を標的治療する標的分子になる。
【0003】
多発性骨髄腫は、骨髄に悪性細胞が蓄積し、モノクローナル免疫グロブリン(Mタンパク質)が産生することを特徴とする形質細胞癌である。近年、新たな治療法の導入により、患者の全生存率の中央値は大幅に向上するが、通常に1年以内に再発し、かつ薬剤耐性を発生する。CD38を標的する抗体であるダラツムマブ(daratumumab)は、再発/難治性多発性骨髄腫の治療に用いられることが承認されており、臨床試験中のその他のモノクローナル抗体には、イサツキシマブ(isatuximab)、MOR202、TAK-079などが含まれ、適応症として、再発/難治性多発性骨髄腫以外、新たに診断された多発性骨髄腫も含まれている。CD38に対する抗体は、他の悪性腫瘍、例えば、NK/T細胞リンパ腫、T細胞急性リンパ芽球性白血病、免疫グロブリン軽鎖アミロイドーシスに対しても、優れた治療効果を示している。
【0004】
関節リウマチ(rheumatoidarthritis、RA)は、自己免疫疾患であり、病変のある滑膜内で、多量のBリンパ球が増殖している。フローサイトメトリーの結果によれば、RA患者の末梢血におけるCD38+、CD3+CD38+、及びCD56+CD38+亜群の発現率は、有意に増加し、しかも、CD38+細胞の発現率は、RA患者のリウマチ因子(RF)のレベルと有意に関連することを示している。免疫組織化学の結果によれば、CD38がRA患者の滑膜で特異的に高く発現することを示している。ELISA実験において、CD38遺伝子に対してsiRNA干渉を行った後、RASF培地でのIL-1α及びIL-βの発現レベルは有意に低下し、CD38遺伝子の発現増加はRA患者の免疫活性化に関与している可能性があることが確認される(関節リウマチの末梢血及び滑膜組織におけるCD38の発現、岳龍濤など、「現代免疫学」、第89-93頁、No.2、2014)。CD38は、全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus、SLE)などの他の自己免疫疾患の末梢血で有意に向上し、SLEの発生と発症に重要な役割を果たす。インビトロ又は前臨床動物実験では、複数のCD38抗体が非常に有意な腫瘍抑制効果を示すが、臨床研究では、異なる抗体の治療効果と応答期間に有意な不均質性があることを見出し、この相違は、抗体の作用機序に由来すると考えられる。例えば、CD38抗体で治療された後、患者の血液におけるNK細胞が急速に疲弊し、エフェクター細胞が不足になるため、主に抗体依存性細胞傷害作用(ADCC)を利用する抗体の作用が制限される場合があり、また、別の作用機序を兼ねて持つ抗体(例えば、補体依存性細胞傷害作用を有するダラツムマブ(
daratumumab)、CDC)は、治療総有効率と生存期間という点で、臨床研究段階にある他のCD38抗体に比べて、優れていることが示されている。IgG1のFcに変異を導入するか、IgG1のヒンジ領域をIgG3のヒンジ領域に置換することにより、抗体のCDC有効性が向上される研究が報告されている。最近、IgG1のFc変異により、モノクローナル抗体が六量体を形成することで、CD38抗体による殺傷力を効果的に高める研究もあるが、生産と開発に困難性がある。
【発明の概要】
【0005】
本発明者らは、CD38組換えタンパク質でマウスを免疫することにより、同種類に最も強いCDC、ADCC及び抗体依存性細胞貪食作用(ADCP)活性を有するとともに、CD38細胞外酵素活性を阻害し、Fc架橋条件でアポトーシスを引き起こす機能を有する複数の新規な親和力の高いCD38抗体を得る。さらに、抗体のFcセグメントに新な変異を導入して得られた新規CD38抗体は、腫瘍殺傷効率が現在市販されている同種類の抗体よりもはるかに高い。一態様では、本開示は、CD38タンパク質に結合する抗体又はその抗原結合部分を提供する。
【0006】
一態様において、本開示は、前記態様に記載の抗体又はその抗原結合部分をコードする核酸分子を提供する。
【0007】
一態様において、本開示は、前記態様に記載の核酸を含むベクターを提供する。
【0008】
一態様において、本開示は、前記態様に記載のベクターを含む細胞を提供する。
【0009】
前記態様のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合部分において、前記抗体又はその抗原結合部分は、ヒト化されたものである。
【0010】
一態様において、本開示は、前記態様のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合部分、或いは、それをコードする核酸、及び薬学的に許容される担体を含む医薬組成物又はキットを提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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