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公開番号2025163793
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-30
出願番号2024067316
出願日2024-04-18
発明の名称電極体の製造方法
出願人プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社
代理人弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類H01M 4/04 20060101AFI20251023BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】活物質層の側縁部に隣接する保護層をスプレー塗工によって形成する際、幅の狭い保護層の厚さの均一化が可能な電極体の製造方法を提供すること。
【解決手段】電極箔1に対して活物質層2の側縁部2Sに隣接する保護層3を所定幅wで塗工する保護層塗工工程S3を備えた電極体10の製造方法である。保護層塗工工程では、電極箔から上方へ離間した位置に、保護層の所定幅で開口された開口部41を有する遮蔽部材4を配置した塗工液遮蔽機構4Kを備え、開口部の幅方向中央上方に配置したスプレーノズル5から保護層の塗工液31を電極箔に対して放射状に吐出する。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
電極箔1に対して活物質層の側縁部に隣接する保護層を所定幅で塗工する保護層塗工工程を備えた電極体の製造方法であって、
前記保護層塗工工程では、前記電極箔から上方へ離間した位置に、前記保護層の前記所定幅で開口された開口部を有する遮蔽部材を配置した塗工液遮蔽機構を備え、前記開口部の幅方向中央上方に配置したスプレーノズルから前記保護層の塗工液を前記電極箔に対して吐出する
電極体の製造方法。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
請求項1に記載された電極体の製造方法において、
前記塗工液遮蔽機構は、前記遮蔽部材を回転させて、前記遮蔽部材に付着された前記塗工液を前記開口部から離間する方向へ移動させる駆動部を備えた
電極体の製造方法。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載された電極体の製造方法において、
前記塗工液遮蔽機構は、前記遮蔽部材によって遮蔽された前記塗工液を回収し、再利用する塗工液回収・再利用システムを備えた
電極体の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示技術は、電極体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、リチウムイオン二次電池の電極体の正極板には、内部短絡の防止のため、正極活物質層の側縁部に隣接して幅の狭い保護層が形成されている(特許文献1参照)。上記保護層は、例えば、正極箔の活物質未塗工部に対して、絶縁性のセラミック粒子とバインダ等を溶媒に溶かして混錬した塗工液を、スプレー塗工し、活物質層と共に乾燥することで形成させることができる。
【0003】
しかし、塗工液をスプレー塗工する際、スプレーノズルから放射状に吐出された塗工液の微粒子が周辺に拡散されるため、保護層の厚さが、ノズル中央部とノズル周辺部とで不均一になりやすいという問題があった。
【0004】
スプレー塗工における、このような問題に対して、例えば、特許文献2には、ノズル周辺部に対してエアーを吹き付けることによって、塗工液の微粒子が周辺に拡散するのを抑制させる方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-116966号公報
特開2022-116582号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、上記特許文献2に開示された方法でも、幅の狭い保護層に対しては、ノズル周辺部に吹き付けるエアーが、ノズル中央部の塗工液の微粒子をも吹き飛ばして、保護層の厚さ不均一を助長させかねないという問題があった。
【0007】
本開示技術は、かかる問題に鑑みてなされたものであって、活物質層の側縁部に隣接する保護層をスプレー塗工によって形成する際、幅の狭い保護層の厚さの均一化が可能な電極体の製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)上記課題を解決するための本開示技術の一態様は、電極箔に対して活物質層の側縁部に隣接する保護層を所定幅で塗工する保護層塗工工程を備えた電極体の製造方法であって、前記保護層塗工工程では、前記電極箔から上方へ離間した位置に、前記保護層の前記所定幅で開口された開口部を有する遮蔽部材を配置した塗工液遮蔽機構を備え、前記開口部の幅方向中央上方に配置したスプレーノズルから前記保護層の塗工液を前記電極箔に対して吐出する電極体の製造方法である。
【0009】
(2)(1)に記載された電極体の製造方法において、前記塗工液遮蔽機構は、前記遮蔽部材を回転させて、前記遮蔽部材に付着された前記塗工液を前記開口部から離間する方向へ移動させる駆動部を備えたことが好ましい。
【0010】
(3)(1)又は(2)に記載された電極体の製造方法において、前記塗工液遮蔽機構は、前記遮蔽部材によって遮蔽された前記塗工液を回収し、再利用する塗工液回収・再利用システムを備えたことが好ましい。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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