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公開番号2025163646
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-29
出願番号2024076166
出願日2024-04-17
発明の名称植物育成用土壌
出願人株式会社三興,株式会社まる由
代理人個人
主分類A01G 24/25 20180101AFI20251022BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】 従来、椰子殻と軽石を適度に混合した植物育成用土壌は存在せず、椰子殻に軽石を配合することは保温性の観点から禁忌とする文献があった。
【解決手段】 本発明は、椰子殻チップと多孔質の粒体とが混合された植物育成用土壌である。
【作用効果】椰子殻チップと多孔質の粒体とが混合されていると、排水性がよくタンニンやリン酸の抽出量が少なく、椰子殻チップと多孔質の粒体との混合比を適切にすることにより、保温性も保持できる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
椰子殻チップと多孔質の粒体とが混合された植物育成用土壌。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
多孔質の粒体がプラスチックスである請求項1記載の植物育成用土壌。
【請求項3】
多孔質の粒体が軽石で、椰子殻チップと当該軽石との混合比は、椰子殻チップが50~80重量%である請求項1記載の植物育成用土壌。
【請求項4】
多孔質の粒体が軽石で、椰子殻チップと当該軽石との混合比は、椰子殻チップが60~70重量%である請求項1記載の植物育成用土壌。
【請求項5】
多孔質の粒体が軽石で、椰子殻チップは5~20メッシュである請求項1記載の植物育成用土壌。
【請求項6】
多孔質の粒体が軽石で、10~40メッシュである請求項1記載の植物育成用土壌。
【請求項7】
多孔質の粒体の多孔率は50~90%である請求項1記載の植物育成用土壌。
【請求項8】
多孔質の粒体が軽石で、当該軽石は九州産の日向土である請求項1記載の植物育成用土壌。
【請求項9】
多孔質の粒体が軽石で、軽石のpH値は6.0~7.5の範囲にある請求項1記載の植物育成用土壌。
【請求項10】
多孔質の粒体が軽石で、洗浄され目詰まりが除去されている請求項1記載の植物育成用土壌。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プランターや植木鉢などに投入し、各種の植物を植えるための植物育成用土壌に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来の植物育成用土壌では、椰子殻チップのみが使用されるか、その他の植物が混合されていたが、特に排水性に問題が生じ、更に有機物であるが故の腐食の問題さらにはpHなどの調整が困難であり、特定の植物の栽培にしか適さなかった。
即ち、従来の植物育成用土壌では、排水性、pH、保水量および保肥力などのパラメータを調整することが困難なため、多種類の植物の育成をするには適さなかった。
【0003】
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特公平6-23号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に記載の発明は、椰子の種子殻と椰子の実の果実と植物の物の炭化物からなる鉢植え用栽培土であるが、このような成分であると、前述のように各種のパラメータを調整できないだけではなく、椰子殻がメインであるために排水性が悪くリン酸やタンニンが抽出され、植物の育成に悪影響があるといわれている。
【0006】
また、上記特許文献1には、椰子殻チップに軽石を配合することが記載されており、この軽石を配合することにより保温性に劣り、特に冬季には植物の根の発育を停止される欠点が指摘されている。即ち、椰子殻に軽石を配合することについての欠点が記載されているわけである。
【0007】
しかしながら、ここでは単に椰子殻に軽石を配合することにより生じる欠点が記載されているだけである。本発明はこの欠点を逆手にとり、軽石にある条件を付すことによって前記欠点が除去されるのみならず、椰子殻のみの植物育成用土壌の欠点をも除去せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)本発明は、椰子殻チップと多孔質の粒体とが混合された植物育成用土壌である。
椰子殻チップと多孔質の粒体とが混合されていると、排水性がよくタンニンやリン酸の抽出量が少なく、椰子殻チップと多孔質の粒体との混合比を適切にすることにより、保温性も保持できる。
【0009】
(2)多孔質の粒体をプラスチックスで形成することも可能である。
多孔質の粒体をプラスチックスで形成すると、その材質、形状、比重および多孔率を自由にかつ均質に形成することができる。
【0010】
(3)多孔質の粒体が軽石で、椰子殻チップと当該軽石との混合比は、椰子殻チップが50~80重量%であることが望ましい。
多孔質の粒体が軽石で、椰子殻チップと当該軽石との混合比は、椰子殻チップが50~80重量%であると、排水性がよくタンニンやリン酸の抽出量が少なく、保温性も保持できる。
(【0011】以降は省略されています)

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