TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025161998
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-27
出願番号2024065057
出願日2024-04-15
発明の名称化粧料
出願人信越化学工業株式会社
代理人弁理士法人英明国際特許事務所
主分類A61K 8/898 20060101AFI20251020BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】シリコーン油をはじめとする幅広い油性成分が増粘・ゲル化され、塗布性に優れた化粧料を提供する。
【解決手段】下記(A)及び(B)を含有する化粧料。
(A)下記式(1)
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025161998000033.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">74</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">128</com:WidthMeasure> </com:Image>
で示されるイソシアヌレート骨格と、特定のオルガノポリシロキサン鎖とで構成されるイソシアヌレート骨格含有オルガノポリシロキサン、
(b)25℃で液体の油性成分
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
下記(a)及び(b)を含有する化粧料。
(a)下記式(1)
TIFF
2025161998000028.tif
74
128
(式中、Qは炭素数2~10の2価炭化水素基、Xは-NH-で表される2価のアミノ基を基の途中に含んでいてもよい炭素数2~8の2価の基であり、nは1~5の整数、*は下記式(2)、(3)、(4)又は(5)の*と結合する遊離基である。)
で示されるイソシアヌレート骨格と、下記式(2)、(3)、(4)及び(5)で示されるオルガノポリシロキサン鎖から選ばれる1種以上とで構成されるイソシアヌレート骨格含有オルガノポリシロキサン、
TIFF
2025161998000029.tif
23
88
(式中、Rは独立に炭素数1~10の1価炭化水素基、R
1
は炭素数1~4のアルキル基であり、pは1~100の整数である。なお、*は上記式(1)の*と結合する遊離基である。)
TIFF
2025161998000030.tif
26
98
(式中、Rは上記と同じであり、q=1~5、rは0~100の整数であり、qで括られたシロキサン単位の位置は、分子鎖途中のどこであってもよい。*は上記式(1)のそれぞれ異なる*と結合する遊離基である。)
TIFF
2025161998000031.tif
51
65
(式中、Rは上記と同じである。*は上記式(1)の*と結合する遊離基である。)
TIFF
2025161998000032.tif
23
88
(式中、Rは上記と同じであり、sは1~100の整数である。なお、*はそれぞれ異なる上記式(1)の*と結合する遊離基である。)
(b)25℃で液体の油性成分
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記(b)成分の25℃における動粘度が1~100,000mm2/sである請求項1記載の化粧料。
【請求項3】
前記(b)成分が、シリコーン油、エステル油及び炭化水素油から選ばれる1種以上である請求項1記載の化粧料。
【請求項4】
さらに、(c)粉体を含有する請求項1記載の化粧料。
【請求項5】
さらに、(d)界面活性剤を含有する請求項1記載の化粧料。
【請求項6】
前記(d)界面活性剤が、シリコーン系界面活性剤である請求項5記載の化粧料。
【請求項7】
さらに、(e)架橋型シリコーンを含有する請求項1記載の化粧料。
【請求項8】
さらに、(f)水性成分を含有する請求項1記載の化粧料。
【請求項9】
(f)水性成分が、水溶性高分子化合物を含む請求項8記載の化粧料。
【請求項10】
前記(a)成分の化粧料中の量が、0.1~40質量%である請求項1記載の化粧料。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、イソシアヌレート骨格含有オルガノポリシロキサンと油剤とを含有する化粧料に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
ポリイソシアネートは、反応性に富み、ポリオールやアミノ化合物と強靭な架橋ポリマーを生成するため、硬化剤や塗料分野等で多く用いられている。しかしながら、これまでにイソシアヌレート骨格を1官能性オルガノポリシロキサンや側鎖官能性オルガノポリシロキサンで変性した製造例は提案されておらず、さらにその一部をポリシロキサンで架橋したイソシアヌレート骨格含有オルガノポリシロキサンの製造例も提案されていない。また、化粧料への使用を検討した例もない。
【0003】
クリーム状やスティック状のスキンケア化粧料や、口紅やファンデーション等のメイクアップ化粧料には、使用性や安定性を向上させるために増粘・ゲル化剤が配合されていることが多い。増粘・ゲル化剤としては、油脂ワックスやアミノ酸系ゲル化剤、デキストリン脂肪酸エステル等が使用されている。しかしながら、これらの増粘・ゲル化剤はシリコーンとの相溶性が低く、ジメチコン等のシリコーン油をゲル化するのは困難であり、安定で使用感の良い化粧料が得られなかった。
【0004】
特許文献1には、様々な油性基剤をゲル化するアミノ酸系ゲル化剤が開示されている。しかしながら、ゲル化剤溶解時には高温を要するため、熱安定性に乏しい物質や揮発性成分を配合する場合には必ずしも好適なものではなかった。
【0005】
特許文献2には、脂肪酸ゲル化剤やアミノ酸ゲル化剤、多糖及びその誘導体、ウレタン骨格を有する高分子化合物と油分によるオイルゲル組成物が開示されている。しかしながら、シリコーン油の配合に制限があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2002-316971号公報
特開2021-091813号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、イソシアヌレート骨格含有オルガノポリシロキサンを含有する化粧料を提供し、特には、シリコーン油をはじめとする幅広い油性成分が増粘・ゲル化され、塗布性に優れた化粧料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、イソシアヌレート骨格含有オルガノポリシロキサンと、油性成分を含有する化粧料により、上記の課題が達成されることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
従って、本発明は下記化粧料を提供する。
1.下記(a)及び(b)を含有する化粧料。
(a)下記式(1)
TIFF
2025161998000002.tif
74
128
(式中、Qは炭素数2~10の2価炭化水素基、Xは-NH-で表される2価のアミノ基を基の途中に含んでいてもよい炭素数2~8の2価の基であり、nは1~5の整数、*は下記式(2)、(3)、(4)又は(5)の*と結合する遊離基である。)
で示されるイソシアヌレート骨格と、下記式(2)、(3)、(4)及び(5)で示されるオルガノポリシロキサン鎖から選ばれる1種以上とで構成されるイソシアヌレート骨格含有オルガノポリシロキサン、
TIFF
2025161998000003.tif
23
88
(式中、Rは独立に炭素数1~10の1価炭化水素基、R
1
は炭素数1~4のアルキル基であり、pは1~100の整数である。なお、*は上記式(1)の*と結合する遊離基である。)
TIFF
2025161998000004.tif
26
98
(式中、Rは上記と同じであり、q=1~5、rは0~100の整数であり、qで括られたシロキサン単位の位置は、分子鎖途中のどこであってもよい。*は上記式(1)のそれぞれ異なる*と結合する遊離基である。)
TIFF
2025161998000005.tif
51
65
(式中、Rは上記と同じである。*は上記式(1)の*と結合する遊離基である。)
TIFF
2025161998000006.tif
23
88
(式中、Rは上記と同じであり、sは1~100の整数である。なお、*はそれぞれ異なる上記式(1)の*と結合する遊離基である。)
(b)25℃で液体の油性成分
2.前記(b)成分の25℃における動粘度が1~100,000mm
2
/sである1記載の化粧料。
3.前記(b)成分が、シリコーン油、エステル油及び炭化水素油から選ばれる1種以上である1又は2記載の化粧料。
4.さらに、(c)粉体を含有する1~3のいずれかに記載の化粧料。
5.さらに、(d)界面活性剤を含有する1~4のいずれかに記載の化粧料。
6.前記(d)界面活性剤が、シリコーン系界面活性剤である5記載の化粧料。
7.さらに、(e)架橋型シリコーンを含有する1~6のいずれかに記載の化粧料。
8.さらに、(f)水性成分を含有する1~7のいずれかに記載の化粧料。
9.(f)水性成分が、水溶性高分子化合物を含む8記載の化粧料。
10.前記(a)成分の化粧料中の量が、0.1~40質量%である1~9のいずれかに記載の化粧料。
11.油中水型乳化化粧料、油中多価アルコール型乳化化粧料、水中油型乳化化粧料、W/O/W型乳化化粧料、O/W/O型乳化化粧料、又は油性化粧料である1~10のいずれかに記載の化粧料。
12.25℃における粘度が1~1,000,000mPa・sである1~11のいずれかに記載の化粧料。
13.ゲル状又は固形状である、1~11のいずれかに記載の化粧料。
14.25℃におけるレオメータ硬度が、1~400である13記載の化粧料。
15.スティック化粧料である14記載の化粧料。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、シリコーン油をはじめとする幅広い油性成分が増粘・ゲル化され、塗布性に優れた化粧料を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

信越化学工業株式会社
化粧料
4日前
信越化学工業株式会社
電磁波遮蔽部材
7日前
信越化学工業株式会社
光ファイバ母材の製造方法
1日前
信越化学工業株式会社
レジストパターン形成方法
15日前
信越化学工業株式会社
レジストパターン形成方法
15日前
信越化学工業株式会社
複合基板およびその製造方法
7日前
信越化学工業株式会社
非晶質固体分散体を含む複合物
4日前
信越化学工業株式会社
光ファイバ用多孔質母材の製造装置
1日前
信越化学工業株式会社
レジスト組成物及びパターン形成方法
15日前
信越化学工業株式会社
シリコーンゴム組成物及びその硬化物
23日前
信越化学工業株式会社
レジスト組成物及びパターン形成方法
15日前
信越化学工業株式会社
パターン形成方法およびレジスト材料
17日前
信越化学工業株式会社
レジスト組成物及びパターン形成方法
16日前
信越化学工業株式会社
レジスト組成物及びパターン形成方法
16日前
信越化学工業株式会社
熱伝導性シリコーン組成物及びその硬化物
1日前
信越化学工業株式会社
酸化物単結晶複合基板およびその製造方法
7日前
信越化学工業株式会社
室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
3日前
信越化学工業株式会社
熱伝導性シリコーン組成物、硬化物及び製造方法
14日前
信越化学工業株式会社
ファラデー回転子及び光アイソレータの製造方法
17日前
信越化学工業株式会社
シロキサン変性ポリエステル樹脂及びその硬化物
15日前
信越化学工業株式会社
熱伝導性シリコーン接着剤組成物及び熱伝導性複合体
9日前
信越化学工業株式会社
型取り用シリコーンゴム組成物およびシリコーンゴム型
14日前
信越化学工業株式会社
キーパッド作製用シリコーンゴム組成物及びキーパッド
2日前
信越化学工業株式会社
積層構造
9日前
信越化学工業株式会社
環状アミノオルガノキシシラン化合物およびその製造方法
4日前
信越化学工業株式会社
スタンパ
17日前
信越化学工業株式会社
ゴム皮膜形成性シリコーンエマルション組成物及びその製造方法
21日前
信越化学工業株式会社
反射型フォトマスクブランク、及び反射型フォトマスクの製造方法
2日前
信越化学工業株式会社
膜形成用組成物、有機膜形成方法、パターン形成方法、単量体、及び重合体
17日前
信越化学工業株式会社
有機膜形成用組成物、有機膜形成方法、パターン形成方法、単量体および重合体
24日前
信越化学工業株式会社
オニウム塩型モノマー、ポリマー、化学増幅レジスト組成物及びパターン形成方法
28日前
信越化学工業株式会社
感光性樹脂組成物、感光性樹脂皮膜、感光性ドライフィルム及びパターン形成方法
24日前
信越化学工業株式会社
オニウム塩型モノマー、ポリマー、化学増幅レジスト組成物及びパターン形成方法
14日前
信越化学工業株式会社
インプリントモールドおよびその製造方法
28日前
信越化学工業株式会社
第四級アンモニウム修飾シリカ分散液及び第四級アンモニウム修飾シリカ分散液の製造方法
8日前
信越化学工業株式会社
量子ドット、波長変換部材、バックライトユニット、画像表示装置及び量子ドットの製造方法
21日前
続きを見る