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公開番号2025157937
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-16
出願番号2024060307
出願日2024-04-03
発明の名称シロキサン変性ポリエステル樹脂及びその硬化物
出願人信越化学工業株式会社
代理人弁理士法人英明国際特許事務所
主分類C08G 63/695 20060101AFI20251008BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】耐熱性に加え、硬化物に十分な可撓性を付与することのできるシロキサン変性ポリエステル樹脂を提供する。
【解決手段】側鎖にカルボキシル基及び(メタ)アクリロイル基を有するシロキサン変性ポリエステル樹脂。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
側鎖にカルボキシル基及び(メタ)アクリロイル基を有するシロキサン変性ポリエステル樹脂。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
下記式(1)で表されるものである請求項1記載のシロキサン変性ポリエステル樹脂。
TIFF
2025157937000015.tif
75
168
(式中、R
1
は、それぞれ独立に、水素原子又はメチル基である。

2
は、それぞれ独立に、炭素数1~5のアルキル基、炭素数6~12のアリール基、又はハロゲン原子である。

3
は、それぞれ独立に、炭素数1~8のヒドロカルビルである。
Xは、それぞれ独立に、単結合又は2価の有機基である。
Yは、それぞれ独立に、3価の有機基である。
Zは、4価の有機基である。
mは、それぞれ独立に、0~4の整数である。nは、その平均が0~100の数である。pは、1~30の整数である。qは、0~30の整数である。)
【請求項3】
Yが、下記式のいずれかで表される基である請求項2記載のシロキサン変性ポリエステル樹脂。
TIFF
2025157937000016.tif
149
146
(式中、R
4
は、それぞれ独立に、水素原子又は炭素数1~8のヒドロカルビル基であるである。*は、結合手を表す。)
【請求項4】
Xが、単結合、メチレン基、プロパン-2,2-ジイル基、1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2,2-ジイル基又はフルオレン-9,9-ジイル基である請求項2記載のシロキサン変性ポリエステル樹脂。
【請求項5】
qが、1~30の整数であり、Zが、下記式のいずれかで表される基である請求項2記載のシロキサン変性ポリエステル樹脂。
TIFF
2025157937000017.tif
48
156
(式中、*は、結合手を表す。)
【請求項6】
重量平均分子量が、3000~500000である請求項1記載のシロキサン変性ポリエステル樹脂。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項記載のシロキサン変性ポリエステル樹脂を熱硬化させて得られる硬化物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シロキサン変性ポリエステル樹脂及びその硬化物に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
シロキサン変性ポリイミド樹脂は、耐熱性に優れるだけでなく、可撓性である硬化物を与え、半導体素子用保護絶縁膜、多層プリント基板用絶縁膜、はんだ保護膜、カバーレイフィルム等に好適であることが知られている(特許文献1)。
【0003】
しかし、近年では医療用途を初めとしてフレキシブルデバイスの開発が盛んにおこなわれており、このようなデバイスの適応に至っては硬化物の可撓性がまだまだ未達であり、更なる改善が求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-217490号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、前記事情に鑑みなされたもので、耐熱性に加え、硬化物に十分な可撓性を付与することのできるシロキサン変性ポリエステル樹脂を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、前記目的を達成するため検討を重ねた結果、側鎖にカルボキシル基及び(メタ)アクリロイル基を有するシロキサン変性ポリエステル樹脂が、高い耐熱性及び可撓性を有する硬化物を与えることを見出し、本発明を完成させた。
【0007】
すなわち、本発明は、下記シロキサン変性ポリエステル樹脂及びその熱硬化物を提供する。
1.側鎖にカルボキシル基及び(メタ)アクリロイル基を有するシロキサン変性ポリエステル樹脂。
2.下記式(1)で表されるものである1のシロキサン変性ポリエステル樹脂。
TIFF
2025157937000001.tif
75
168
(式中、R
1
は、それぞれ独立に、水素原子又はメチル基である。

2
は、それぞれ独立に、炭素数1~5のアルキル基、炭素数6~12のアリール基、又はハロゲン原子である。

3
は、それぞれ独立に、炭素数1~8のヒドロカルビルである。
Xは、それぞれ独立に、単結合又は2価の有機基である。
Yは、それぞれ独立に、3価の有機基である。
Zは、4価の有機基である。
mは、それぞれ独立に、0~4の整数である。nは、その平均が0~100の数である。pは、1~30の整数である。qは、0~30の整数である。)
3.Yが、下記式のいずれかで表される基である2のシロキサン変性ポリエステル樹脂。
TIFF
2025157937000002.tif
149
146
(式中、R
4
は、それぞれ独立に、水素原子又は炭素数1~8のヒドロカルビル基であるである。*は、結合手を表す。)
4.Xが、単結合、メチレン基、プロパン-2,2-ジイル基、1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2,2-ジイル基又はフルオレン-9,9-ジイル基である2又は3のシロキサン変性ポリエステル樹脂。
5.qが、1~30の整数であり、Zが、下記式のいずれかで表される基である2~4のいずれかのシロキサン変性ポリエステル樹脂。
TIFF
2025157937000003.tif
48
156
(式中、*は、結合手を表す。)
6.重量平均分子量が、3000~500000である1~5のいずれかのシロキサン変性ポリエステル樹脂。
7.1~6のいずれかのシロキサン変性ポリエステル樹脂を熱硬化させて得られる硬化物。
【発明の効果】
【0008】
本発明のシロキサン変性ポリエステル樹脂を用いることで、耐熱性、耐薬品性に加え、十分な可撓性を有する硬化物を得ることができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[シロキサン変性ポリエステル樹脂]
本発明のシロキサン変性ポリエステル樹脂は、側鎖にカルボキシル基及び(メタ)アクリロイル基を有するシロキサン変性ポリエステル樹脂である。
【0010】
このようなシロキサン変性ポリエステル樹脂としては、下記式(1)で表されるものが好ましい。
TIFF
2025157937000004.tif
75
168
(【0011】以降は省略されています)

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