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公開番号2025160436
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-22
出願番号2025129251,2023178610
出願日2025-08-01,2022-01-11
発明の名称マルチバレルドリルガイド
出願人コンメッド コーポレーション
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類A61B 17/17 20060101AFI20251015BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】外科手術修復部位にパイロット穴を穿孔し、ドリルガイドとパイロット穴の位置合わせを維持しながら、縫合アンカーをパイロット穴に挿入するためのマルチバレルドリルガイドを提供する。
【解決手段】近位端と遠位端を有する、長手方向軸に沿って延在する細長い本体と、細長い本体の遠位端に取り付けられ、延在する細長い遠位ガイドチューブと、近位端と遠位端の間で細長い本体から延在するハンドルとを含む、マルチバレルドリルガイド。細長い本体は、近位端から遠位端まで延在する第一のチャネルと、第一のチャネルに対してある角度で近位端から遠位端まで延在する第二のチャネルとを有する。第一のチャネルおよび第二のチャネルは、遠位端の収束領域で交差する。ドリルビットは、第二のチャネル内の摺動可能な様式で移動可能であり、縫合アンカーをロードされたドライバーは、第一のチャネル内の摺動可能な様式で移動可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
近位端および遠位端を有する長手方向軸に沿って延在する細長い本体であって、前記近位端と前記遠位端との間に前記細長い本体から延在するハンドルを有する細長い本体と、
前記細長い本体の前記遠位端に取り付けられ、遠位に延在する細長い遠位ガイドチューブであって、
前記細長い本体の外部部分上に可動部品がない、細長い遠位ガイドチューブと、
前記近位端から前記遠位端まで延在する第一のチャネルと、
前記第一のチャネルに対しある角度で前記近位端から前記遠位端まで延在する第二のチャネルと、
前記第一のチャネルおよび前記第二のチャネルが交差する前記遠位端の収束領域と、を含む、マルチバレルドリルガイド。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ハンドルから近位に延在するマレットセクションをさらに含む、請求項1に記載のマルチバレルドリルガイド。
【請求項3】
前記遠位ガイドチューブの遠位端に複数の歯をさらに含む、請求項1に記載のマルチバレルドリルガイド。
【請求項4】
前記収束領域が単一の出口点に延在する、請求項1に記載のマルチバレルドリルガイド。
【請求項5】
前記第二のチャネルの残りの部分とは異なる、前記長手方向軸に対してある角度で延在する前記第二のチャネルの一部をさらに含む、請求項1に記載のドリルガイド。
【請求項6】
前記第一のチャネルが、前記ハンドルに向かう方向に曲がる、請求項1に記載のマルチバレルドリルガイドシステム。
【請求項7】
前記第一のチャネル内に延在する前記細長い本体の外部にスリットをさらに含む、請求項1に記載のマルチバレルドリルガイド。
【請求項8】
近位端および遠位端を有する長手方向軸に沿って延在する細長い本体であって、前記近位端と前記遠位端との間に前記細長い本体から延在するハンドルを有する細長い本体と、
前記細長い本体の前記遠位端に取り付けられ、延在する細長い遠位ガイドチューブと、
前記近位端から前記遠位端まで遠位に延在する第一のチャネルと、
前記第一のチャネルに対しある角度で前記近位端から前記遠位端まで延在する第二のチャネルと、
前記第一のチャネルおよび前記第二のチャネルが交差する前記遠位端の収束領域と、
前記第一のチャネル内に完全に配置され、かつ摺動可能な様式で移動可能な縫合アンカーと、
前記第二のチャネル内の摺動可能な様式で移動可能なドリルビットと、を含む、マルチバレルドリルガイドシステム。
【請求項9】
前記縫合アンカーが、前記第一のチャネル内に摺動可能な様式で移動可能なドライバー上にロードされる、請求項8に記載のマルチバレルドリルガイドシステム。
【請求項10】
前記第一のチャネルに対して定位置にある前記ドライバーを選択的にロックするように構成されたロック機構をさらに含む、請求項9に記載のマルチバレルドリルガイドシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
本出願は、2017年8月17日出願の米国特許非仮出願番号第15/679641号、2017年6月5日出願の米国特許仮出願第62/515074号、の優先権および利益を主張する。
続きを表示(約 4,300 文字)【0002】
本発明は、外科手術修復部位にパイロット穴を穿孔し、縫合アンカーをパイロット穴に挿入するためのドリルガイドに関する。より具体的には、外科手術修復部位にパイロット穴を穿孔し、ドリルガイドとパイロット穴の位置合わせを維持しながら、縫合アンカーをパイロット穴に挿入するためのマルチバレルドリルガイドに関する。
【背景技術】
【0003】
関連技術の説明
多くの整形外科手術および医療手術は、一つの身体を別の身体へ固定することを必要とする。このような身体は、骨、軟組織、および義肢を含み得る。一つの身体は、ネジおよび縫合アンカー(例えば、カニューレ式の結び目無し縫合アンカー、および軟質全縫合アンカー)など、コネクター装置を使用して別の身体に対する位置に固定することができる。例えば、さまざまな整形外科手術には、縫合アンカーの骨内への挿入およびそれとの固定が必要である。このような手術では、縫合アンカーを挿入する前に、パイロット穴が骨の中へと穿孔される。従来、標準単一バレルドリルガイドは、骨上の望ましいパイロット穴位置に配置され、ドリルはドリルガイドを通して配置され、パイロット穴を作り出す。その後、ドリルを取り外し、縫合アンカーであらかじめロードされたドライバーと交換する。こうして、外科医はドリルガイドとパイロット穴の整列を一致させなければならない一方で、ドリルガイドからドリルを完全に取り外し、ドライバーを全て挿入しなければならない。パイロット穴の作成後にドリルガイド内のツールを交換することで、パイロット穴とのドリルガイドの整列が失われるリスクが増大する。整列が失われることによって、可能であるとしても、不整列を修正するための追加的な外科手術時間が必要となり、パイロット穴を囲む組織または骨への外傷が起こりうる。整列が失われることによって、アンカーインサータロッドの曲げまたはアンカーが完全にはパイロット穴に挿入できなくなることもあり、コストも外科手術時間もさらにかかりうる。標準的な単一バレルガイドとの不整列を回避するために、整列の維持または再整列の試みを行うのを助けるために、さらに補助者を必要とし得る。
【0004】
関連技術セクションの免責条項の説明:特定の特許/刊行物/製品がこの関連技術セクションの説明またはこの開示の他の場所で議論されている限り、これらの議論は議論された特許/刊行物/製品は特許法の目的のための先行技術であるという許可として受け取るべきではない。例えば、考察された特許/刊行物/製品の一部または全ては、時間的に十分早期でなくてもよく、時間的に十分初期に発展した主題を反映しなくてもよく、および/または特許法の目的のために先行技術なるように、十分に有効化されなくてもよい。特定の特許/刊行物/製品が、この関連技術セクションの説明および/または出願全体を通して上記で議論されている限り、その説明/開示は参照により全て本明細書に組み込まれる。
【発明の概要】
【0005】
本発明の実施形態は、(本明細書では上記で論じた)従来的な単一バレルドリルガイドでの潜在的な問題および/または欠点があることを認識する。例えば、ドリルガイドからドリルビットを取り外して縫合アンカーを挿入するためにドライバーと置き換えることは
、パイロット穴とドリルガイドの不整列のリスクを増加させ、これは追加の外科手術時間を要し、および周囲の組織および骨に対する外傷リスクとなる。従って、ドリルビットおよび縫合アンカーを有するドライバーの両方を同時に収容するように構成されたマルチバレルドリルガイドを使用するための必要性がある。このような構造的構成により、縫合アンカーが、ドリルガイド内の別個であるが収束する経路/チャネル内のアンカードライバーと所定の位置になり、縫合アンカードライバーをドリルガイドの収束後の領域に挿入する前に、ドリルビットをドリルガイドから引き出す必要なく、パイロット穴がドリルビットによって形成された直後に、パイロット穴に挿入できる状態になることを可能にする。本発明のさまざまな実施形態は、本明細書に記載される潜在的な問題および/または欠点のうちの一つまたは複数を解決または減少させうるという点で有利であり得る。
【0006】
本開示は、マルチバレルドリルガイドの発明の構成、構造、および結果的な機能を対象とする。マルチバレルドリルガイドは、ハンドルが、近位端と遠位端の間の位置で、長手方向軸からある角度(長手方向軸から鋭角または直交)で細長い本体から延在する状態で、近位端および遠位端を有する長手方向軸に沿って延在する細長い本体を含む。ドリルガイドはまた、細長い本体の遠位端に取り付けられ、延在する細長い遠位ガイドチューブを含む。好ましい実施形態によれば、細長い本体の外部部分または表面上に可動部品はない。ドリルガイドは、第一のチャネルおよび第二のチャネルを有し、それぞれが近位端から遠位端まで延在する。第二のチャネルは、第一のチャネルに対しある角度で延在する。第一のチャネルおよび第二のチャネルは、遠位端の収束領域で交差する。マルチバレルドリルガイドは、第一のチャネル内で摺動可能な様式で移動可能な縫合アンカーおよびドライバー、および第二のチャネル内で摺動可能な様式で移動可能なドリルビットを収容できるように構成され、または第一のチャネル内で摺動可能な様式で移動可能なドリルビット、および第二のチャネル内で摺動可能な様式で移動可能な縫合アンカーおよびドライバーを収容できるように構成される。好ましい実施形態によれば、細長い本体は、第一と第二のチャネルの近位入口、第一および第二のチャネルの収束後の領域の遠位単一出口、および細長い本体の外面を通して(そして、好ましくは、ドライバーと縫合アンカーを備えたチャネルに)配置されたアンカーに接続され細長い本体の近位端(アンカードライバーの近位端に戻る)から細長い本体の遠位端(およびアンカー)まで延伸する縫合糸用のオプションのスロット/スリットを除いて、完全に密封されている。
【0007】
別の態様によれば、パイロット穴を穿孔し、パイロット穴に縫合アンカーを挿入する方法は、以下のステップを含むが、これらに限定されない。(i)近位端と遠位端を備えた長手方向軸に沿って延在する細長い本体と、長手方向軸から角度(長手方向軸から鋭角または直交で)をなして細長い本体から伸びるハンドルと、近位端と遠位端の間の位置で、細長い本体の遠位端に取り付けられ、延在する細長い遠位ガイドチューブであって、細長い本体の外部部分または表面に可動部品はない、遠位ガイドチューブと、近位端から遠位端まで延在する第一のチャネルと、第一のチャネルに対してある角度で近位端から遠位端まで延在する第二のチャネルと、第一のチャネルと第二のチャネルが交差する遠位端の収束領域とを含む、マルチバレルドリルガイドを提供するステップ。(ii)縫合アンカーを有するドライバーを第一のチャネルに挿入し、ドリルビットを第二のチャネルに挿入するステップ。(iii)ドリルガイドの遠位端を骨に対して配置するステップ。(iv)収束領域にドリルビットを延在するステップ。(v)ドリルビットで骨にパイロット穴を穿孔するステップ。(vi)ドリルガイドの細長い本体の遠位端の収束領域を超えてドリルビットを引っ込めるステップ。(vii)縫合アンカーを有するドライバーを第一のチャネルと収束領域に延在させる(viii)縫合アンカーをパイロット穴に埋め込むステップ。(ix)細長い本体の外面を通って第一のチャネル内に配置されたスリットを通して、縫合アンカーに接続されたある長さの縫合糸を引っ張るステップ。(x)ドリルガイドを骨から取り外すステップ。上記参照された方法は、第一のチャネル内に位置付けられるドリルビットと、第二のチャネル内に位置付けられる縫合アンカーを有するドライバー
を用いて実施することができる。
【0008】
縫合材料または縫合糸は、その用語が使用され、本明細書に記載されるとき、単一フィラメントまたは多フィラメント縫合糸ならびに縫合糸の機能を実施するのに適した、その他任意の金属製または非金属のフィラメント材料またはワイヤ状材料を含む。この材料は、生体吸収性材料および非吸収性材料の両方を含み得る。
【0009】
縫合アンカーが、本明細書で使用される場合、軟質縫合アンカーおよび硬質縫合アンカーを含むことができる。軟質縫合アンカーは、直径が骨穴のサイズよりも大きくなるように変形することにより、事前に形成された骨穴内に保持される縫合材料のフィラメントから形成され、それにより、海綿状骨内および骨皮質下に存在する。一つのこうした縫合アンカーは、米国特許公開第2012/0290004号に開示され、本出願の譲受人に譲渡され、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。ソフトアンカーは通常、完全に縫合材料で作られているため、それらは「全縫合」アンカーと呼ばれることもあり、一般に繊維状構築物の固定身体部分(または、米国特許第9173652号に記載されているように、可撓性のウェブなどの繊維状、編組または織布タイプの構造)および、縫合糸またはフィラメント部分を含む。このような全縫合アンカーを挿入/配備するための方法および装置は公知であり、その例は、米国特許第9173652号に開示される。
【0010】
米国特許第8409252号に記述されるように、例えば、「非軟質」、「硬い」または「硬質」縫合アンカーは、一般に「硬い」アンカー本体部分(内側部材および外部部材を含んでもよいし、含まなくてもよい)および縫合糸/フィラメント部分を含む。こうした縫合アンカーの固定身体は、生体適合性および/または生体吸収性材料で形成され得る。これらの材料は、例えば、骨の治癒過程の間、身体によって再吸収されるこうした組成物のものであり得る。内側および外側部材での使用に適した例示的な材料には、ポリエーテルエーテルケトン(「PEEK」)、ポリ乳酸/β-リン酸三カルシウム(「PLA/ベータ-TCP」)複合材料、超高分子重量ポリエチレン(「UHMWPE」)、およびその他の金属、非金属、高分子材料が含まれるが、これらに限定されない。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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