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公開番号
2025160117
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-22
出願番号
2025047086
出願日
2025-03-21
発明の名称
電気機械のコイルの冷却
出願人
ゼネラル エレクトリック レノバブレス エスパーニャ, エセ.エレ.
代理人
個人
,
個人
主分類
H02K
9/02 20060101AFI20251015BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】本開示は、コイルを含む電気発電機、及び風力タービンの発電機のコイル(例えば、直結ドライブ型風力タービンの固定子のコイル)を冷却するための方法に関する。
【解決手段】本開示は、コイル121、コイル121を含む電気機械(例えば、風力タービン発電機)、及び電気機械のコイル121を冷却するための方法、ならびにコイル121を巻く及び/又は電気的に絶縁するための方法に関する。電気機械は、ロータ及びステータを含んでいる。ロータ及びステータの少なくとも一方は、複数の歯及び複数のコイル121を含み、コイル121は、歯の周りに層状130、131に巻かれたストランドを含む。複数のコイル121のうちの少なくとも1つのコイルの第1の層131の第1の軸方向端部は、コイル121の第2の層131の第1の軸方向端部に対して軸方向にずれている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
電気機械(100)であって、
ロータ(110)、及び
ステータ(120)
を含み、
前記ロータ(110)及び前記ステータ(120)の少なくとも一方は、複数の歯(119)及び複数のコイル(121)を含み、前記コイル(121)は、歯(119)の周りに層状に(130、131)に巻かれた1つ又は複数のストランド(150)を含み、
前記コイル(121)は、第1の軸方向端部(123)と、中央部(124)と、第1の軸方向端部(123)とは反対側の第2の軸方向端部(125)とを含み、
前記コイル(121)の層(130、131)は、第1の軸方向端部と、中央部と、第1の軸方向端部とは反対側の第2の軸方向端部とを含み、
前記複数のコイル(121)のうちの少なくとも1つのコイルの第1の層(130)の第1の軸方向端部は、前記コイル(121)の第2の層(131)の第1の軸方向端部に対して軸方向にずれている(117)、電気機械。
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【請求項2】
前記コイル(121)の第1の軸方向端部(123)は、前記コイル(121)の第2の軸方向端部(125)よりも、前記コイル(121)を冷却するための冷却流体を受け取るように構成された電気機械(100)の入口部から離れている、請求項1に記載の電気機械。
【請求項3】
前記第1の層(130)及び前記第2の層(131)は、隣り合う層である、請求項1又は2に記載の電気機械。
【請求項4】
前記第1の層(130)は前記コイル(121)の外側の層であり、前記第1の層(130)の第1の軸方向端部は、前記第2の層(131)の第1の軸方向端部よりも前記軸方向(142)に延びていない、請求項3に記載の電気機械。
【請求項5】
前記コイル(121)の第1の層(130)の第1の軸方向端部と前記コイル(121)の第2の層(131)の第1の軸方向端部との間に軸方向ギャップ(118)を含む、請求項3又は4に記載の電気機械。
【請求項6】
前記軸方向ギャップ(118)に配置され、前記軸方向ギャップ(118)に対して少なくとも部分的に橋渡しをする支持インサート(145)を更に含む、請求項5に記載の電気機械。
【請求項7】
前記支持インサート(145)は、前記コイル(121)の対応する歯(119)の軸方向突出部(147)に直接的又は間接的に接続されている、請求項6に記載の電気機械。
【請求項8】
前記コイル(121)において、前記支持インサート(145)を含む第1の軸方向端部(123)は、前記軸方向突出部(147)に結合されている(146)、請求項7に記載の電気機械。
【請求項9】
前記コイル(121)の第1の軸方向端部(123)において、前記層(130、131)の軸方向端部の軸方向位置が、最上層から最下層まで交互に変化する、請求項1~8のうちのいずれか一項に記載の電気機械。
【請求項10】
前記コイル(121)の第1の軸方向端部(123)において、前記層(130、131)の軸方向端部の軸方向位置が、最上層から中央領域に向かうにつれて増加していき、前記中央領域から最下層に向かうにつれて減少していく、請求項1~8のうちのいずれか一項に記載の電気機械。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コイルを含む電気機械及び電気機械のコイルを冷却する方法に関する。より詳細には、本開示は、コイルを含む電気発電機、及び風力タービンの発電機のコイル(例えば、直結ドライブ型風力タービンの固定子のコイル)を冷却するための方法に関する。本開示は、更に、コイル、及びコイルに巻き付ける及び/又はコイルを電気的に絶縁する方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
電気機械(モータや発電機など)は、一般にロータ構造及びステータ構造を含んでいる。大型の発電機は、例えば、電気的に励磁される発電機又は永久磁石で励磁される発電機(PMG)である。電気機械のロータはステータに対して回転する。ロータが内側構造で、ステータが外側構造とすることができる。この場合、ステータは、ロータを、例えば半径方向に取り囲む。あるいは、逆の構成、すなわち、ロータがステータを例えば半径方向に取り囲む構成であってもよい。
【0003】
このような発電機は、例えば風力タービンに使用することができる。風力タービンは、一般に、ロータハブと複数のブレードとを有するロータを含んでいる。ロータは、ブレードへの風の影響を受けて回転する。ロータシャフトが回転すると、発電機のロータが直接に駆動される(「直結ドライブ式」)、又はギアボックスを使用して駆動される。
【0004】
直結ドライブ型風力タービン発電機は、例えば直径6メートル~10メートル(236インチ~394インチ)、長さ2メートル~3メートル(79インチ~118インチ)とすることができ、例えば2rpm~20rpm(毎分回転数)の範囲の低速で回転することができる。あるいは、発電機は、発電機の回転速度を例えば50rpm~500rpmの間の回転速度、又はそれよりも速い回転速度に増加させるギアボックスに結合することもできる。
【0005】
電気機械(直結ドライブ方式の風力タービンの発電機など)では、一般に冷却が重要である。特に、発電機の電磁要素又は「アクティブ」要素は、例えば、永久磁石やロータのコイル及びステータのコイルを加熱する恐れがある。コイルの温度が上昇すると、コイルの故障につながり、発電機の効率を低下させる恐れがある。コイル温度は、発電機の公称出力を実質的に制限する恐れがある、すなわち、実際には、発電機によって生成される電力量は、最大許容温度しきい値によって制限される恐れがある。
【0006】
アクティブ要素の温度を下げるため、ロータのコイルとアクティブ要素を隔てるエアギャップに冷却流体(空気など)を流すことができる。冷却流体はアクティブ要素と接触し、アクティブ要素から熱を奪う。冷却流体がエアギャップに向かって流れてエアギャップから離れるように冷却流体を導く冷却システムを備え、したがって、発電機のアクティブ要素から熱を除去することができる。実際には、一般に、コイルの加熱は永久磁石の加熱よりも非常に重大なことである。
【0007】
風力タービンの運転中、アクティブ要素の加熱は必ずしも均一ではない。例えば、コイルは、コイルの軸方向端部(具体的には、冷却流体入口部から遠く、冷却流体出口部に近い軸方向端部)が更に加熱される場合がある。複数の入口部から発電機の軸方向に沿ってエアギャップに空気を供給し、発電機から複数の出口部を通じて空気を除去することが知られている。この場合、冷却空気がエアギャップを軸方向に通過する際に加熱されるため、コイルの入口に近い軸方向端部は、コイルの出口に近い軸方向端部よりも冷却される。
【0008】
冷却空気がコイルの出口に近い軸方向端部に到達したときに冷却空気の温度が上昇していることに加えて、冷却空気は、これらの軸方向端部におけるコイルの曲率に追従しない恐れがある。すなわち、冷却空気とこれらのコイルの端部との間の接触(したがって、熱交換についても)あまり良好ではない恐れがある。また、1つ又は複数のコイル支持要素(歯(teeth)や、任意で他の追加要素(コイルは追加要素の周りに配置される)など)は、一般にコイルの冷却には役に立たない。
【0009】
本開示は、電気機械のコイルの冷却を改善することを目的とする。
【発明の概要】
【0010】
本開示の一態様では、電気機械が提供される。電気機械は、ロータ及びステータを含んでいる。前記ロータ及び前記ステータの少なくとも一方は、複数の歯及び複数のコイルを含み、前記コイルは、歯の周りに層状に巻かれた1つ又は複数のストランドを含んでいる。前記コイルは、第1の軸方向端部と、中央部と、第1の軸方向端部とは反対側の第2の軸方向端部とを含んでいる。前記コイルの層は、第1の軸方向端部と、中央部と、第1の軸方向端部とは反対側の第2の軸方向端部とを含んでいる。前記複数のコイルのうちの少なくとも1つのコイルの第1の層の第1の軸方向端部は、前記コイルの第2の層の第1の軸方向端部に対して軸方向にずれている。
(【0011】以降は省略されています)
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