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公開番号2025159814
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-22
出願番号2024062594
出願日2024-04-09
発明の名称転がり軸受装置
出願人株式会社ジェイテクト
代理人弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類F16C 33/66 20060101AFI20251015BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】軌道面に潤滑材を確実に供給することができる転がり軸受装置を提供する。
【解決手段】転がり軸受装置10は、外輪軌道面25を有する外輪21、内輪軌道面26を有する内輪22、及び外輪軌道面25および内輪軌道面26を転動する玉23、を有する転がり軸受20と、潤滑材Gを保持する潤滑材保持部材40と、を備え、潤滑材保持部材40は、外輪21および内輪22の軸方向端部側に配置され、径方向について玉23の中心Pと重複する位置に配置される第1部分41と、軸方向について第1部分41より玉23に近接する位置に配置され、かつ、玉23の中心Pよりも径方向内方側又は径方向外方側に配置される第2部分42と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
外輪軌道面を有する外輪、内輪軌道面を有する内輪、及び前記外輪軌道面および前記内輪軌道面を転動する転動体、を有する転がり軸受と、
潤滑油を保持する潤滑材保持部材と、
を備え、
前記潤滑材保持部材は、前記外輪および前記内輪の軸方向端部側に配置され、
径方向について前記転動体の中心と重複する位置に配置される第1部分と、
軸方向について前記第1部分より前記転動体に近接する位置に配置され、かつ、前記転動体の中心よりも径方向内方側又は径方向外方側に配置される第2部分と、を有する、転がり軸受装置。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記転がり軸受は、前記転動体を保持する保持器をさらに有し、
前記第2部分は、径方向において前記保持器と重複しない位置に配置される、請求項1記載の転がり軸受装置。
【請求項3】
前記潤滑材保持部材は、
潤滑油を保持する複数の潤滑材保持体を径方向に積層して構成される、請求項1または2記載の転がり軸受装置。
【請求項4】
前記潤滑材保持部材は、径方向に積層された前記複数の潤滑材保持体を径方向に刺し通すピンをさらに有する、請求項3記載の転がり軸受装置。
【請求項5】
前記潤滑材保持体は、短冊状の形態を有する元部材により構成され、当該元部材の長さ方向の端部同士を突き合せるように曲げて略円環状に構成される、請求項3記載の転がり軸受装置。
【請求項6】
前記潤滑材保持体は、突き合せられた前記端部同士の間に隙間を有する、請求項5記載の転がり軸受装置。
【請求項7】
前記潤滑材保持部材は、径方向に積層された前記複数の潤滑材保持体の径方向内側に配置された弾性部材をさらに有する、請求項3記載の転がり軸受装置。
【請求項8】
前記潤滑材保持部材は、径方向に積層された前記複数の潤滑材保持体の径方向内側に配置された円筒部材をさらに有する、請求項3記載の転がり軸受装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、転がり軸受装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、工作機械の主軸用軸受として、アンギュラ玉軸受が広く使用されている。アンギュラ玉軸受を高速回転する主軸用軸受に用いる場合、軸受の潤滑方式は、信頼性確保の観点からオイルエアー潤滑が広く採用されている。しかしながら近年、カーボンニュートラルの観点から、エアーを使わないグリース潤滑を採用することが増えている(特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に開示されたアンギュラ玉軸受を備える転がり軸受装置は、グリース潤滑を採用しており、2つのアンギュラ玉軸受の間に配置した間座に潤滑材の貯留室を設けると共に、貯留室の内部に多孔質体で形成された潤滑材保持部材(浸透部材)を設けている。前記転がり軸受装置は、潤滑材保持部材により、内輪軌道面および外輪軌道面に潤滑材を供給する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6757932号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された前記転がり軸受装置は、潤滑材保持部材が転動体及び保持器と干渉しやすい構造を有しているため、潤滑材保持部材を軌道面に接近させ難い。このため、前記転がり軸受装置において、潤滑材保持部材は、軌道面から離れた位置から潤滑材を供給する構成となり、軌道面に対する潤滑材の確実な供給が困難となっている。
本開示は、軌道面に潤滑材を確実に供給することができる転がり軸受装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の転がり軸受装置は、外輪軌道面を有する外輪、内輪軌道面を有する内輪、及び前記外輪軌道面および前記内輪軌道面を転動する転動体、を有する転がり軸受と、潤滑油を保持する潤滑材保持部材と、を備え、前記潤滑材保持部材は、前記外輪および前記内輪の軸方向端部側に配置され、径方向について前記転動体の中心と重複する位置に配置される第1部分と、軸方向について前記第1部分より前記転動体に近接する位置に配置され、かつ、前記転動体の中心よりも径方向内方側又は径方向外方側に配置される第2部分と、を有する。
【0007】
本開示によれば、軌道面に潤滑材を確実に供給することができる転がり軸受装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の第1の実施形態に係る転がり軸受装置を示す断面図である。
図2は、本開示の転がり軸受装置の第1の変形例を示す断面図である。
図3は、本開示の転がり軸受装置の第2の変形例を示す断面図である。
図4は、本開示の第2の実施形態に係る転がり軸受装置を示す断面図である。
図5は、本開示の第2の実施形態に係る転がり軸受装置を構成する潤滑材保持部材を示す模式図である。
図6は、潤滑材保持部材を構成する元部材を示す模式図である。
図7は、潤滑材保持部材の変形例を示す模式図である。
図8Aは、潤滑材保持部材を構成する弾性部材の第1の形態を示す模式図である。
図8Bは、潤滑材保持部材を構成する弾性部材の第2の形態を示す模式図である。
図8Cは、潤滑材保持部材を構成する円筒部材を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<本開示の実施形態の概要>
以下、本開示の発明の実施形態の概要を列記して説明する。
【0010】
(1)本開示の転がり軸受装置は、外輪軌道面を有する外輪、内輪軌道面を有する内輪、及び前記外輪軌道面および前記内輪軌道面を転動する転動体、を有する転がり軸受と、潤滑油を保持する潤滑材保持部材と、を備え、前記潤滑材保持部材は、前記外輪および前記内輪の軸方向端部側に配置され、径方向について前記転動体の中心と重複する位置に配置される第1部分と、軸方向について前記第1部分より前記転動体に近接する位置に配置され、かつ、前記転動体の中心よりも径方向内方側又は径方向外方側に配置される第2部分と、を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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