TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025158619
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-17
出願番号2024061337
出願日2024-04-05
発明の名称筆記具用水性インク組成物及び筆記具
出願人ゼブラ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C09D 11/18 20060101AFI20251009BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】防腐剤を配合していなくとも高い防腐性能を有する筆記具用水性インク組成物を提供すること。
【解決手段】水、水溶性有機溶剤、及び着色剤を含有する筆記具用水性インク組成物であって、筆記具用水性インク組成物の水分活性が0.80以下である、筆記具用水性インク組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
水、水溶性有機溶剤、及び着色剤を含有する筆記具用水性インク組成物であって、前記筆記具用水性インク組成物の水分活性が0.80以下である、筆記具用水性インク組成物。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記水分活性が0.35以上0.72以下である、請求項1に記載の筆記具用水性インク組成物。
【請求項3】
前記水溶性有機溶剤が、一価アルコール、多価アルコール、グリコールエーテル及びポリエチレングリコールからなる群より選択される少なくとも一種を含む、請求項1に記載の筆記具用水性インク組成物。
【請求項4】
前記一価アルコール、前記多価アルコール及び前記グリコールエーテルの分子量が400以下である、請求項3に記載の筆記具用水性インク組成物。
【請求項5】
前記ポリエチレングリコールの数平均分子量が400以下である、請求項3に記載の筆記具用水性インク組成物。
【請求項6】
前記一価アルコール、前記多価アルコール、前記グリコールエーテル及び前記ポリエチレングリコールの含有量の合計が、前記筆記具用水性インク組成物全量を基準として20~90質量%である、請求項3に記載の筆記具用水性インク組成物。
【請求項7】
前記水の含有量が、前記筆記具用水性インク組成物全量を基準として10~56質量%である、請求項1に記載の筆記具用水性インク組成物。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載の筆記具用水性インク組成物を備える筆記具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、筆記具用水性インク組成物及び筆記具に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
筆記具用水性インク組成物(以下、単に「インク組成物」ともいう)は、溶剤として水を多量に含んでいるため、細菌、カビ等の微生物が繁殖しやすい。特に、インク組成物を収容した筆記具では、筆記時に紙面等にインクの吐出部が接触するため、使用するたびに紙面等から微生物がインク吐出部を通じてインク組成物へ混入し、インク組成物中で微生物が繁殖しやすい。筆記具に収容されたインク組成物中で微生物が繁殖した場合、インク組成物から異臭が発生したり、インク組成物の物性等が変化してインク漏れが発生したりといった不具合が生じやすい。そのため、インク組成物には高い防腐性能が求められている。
【0003】
従来、インク組成物の防腐性能を高めるために、インク組成物には防腐剤が配合されている。例えば、下記特許文献1では、微生物の繁殖を防ぐために、防腐剤としてイソチアゾリン系抗菌性物質が配合されたインキ組成物が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-98811号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、安全性の向上や環境負荷低減等の観点から、防腐剤を含まないインク組成物が求められている。
【0006】
そこで、本発明は、防腐剤を配合していなくとも高い防腐性能を有する筆記具用水性インク組成物、及び、それを用いた筆記具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は、以下の筆記具用水性インク組成物及び筆記具を提供する。
[1]水、水溶性有機溶剤、及び着色剤を含有する筆記具用水性インク組成物であって、上記筆記具用水性インク組成物の水分活性が0.80以下である、筆記具用水性インク組成物。
[2]上記水分活性が0.35以上0.72以下である、[1]に記載の筆記具用水性インク組成物。
[3]上記水溶性有機溶剤が、一価アルコール、多価アルコール、グリコールエーテル及びポリエチレングリコールからなる群より選択される少なくとも一種を含む、[1]又は[2]に記載の筆記具用水性インク組成物。
[4]上記一価アルコール、上記多価アルコール及び上記グリコールエーテルの分子量が400以下である、[3]に記載の筆記具用水性インク組成物。
[5]上記ポリエチレングリコールの数平均分子量が400以下である、[3]に記載の筆記具用水性インク組成物。
[6]上記一価アルコール、上記多価アルコール、上記グリコールエーテル及び上記ポリエチレングリコールの含有量の合計が、上記筆記具用水性インク組成物全量を基準として20~90質量%である、[3]~[5]のいずれかに記載の筆記具用水性インク組成物。
[7]上記水の含有量が、上記筆記具用水性インク組成物全量を基準として10~56質量%である、[1]~[6]のいずれかに記載の筆記具用水性インク組成物。
[8][1]~[7]のいずれかに記載の筆記具用水性インク組成物を備える筆記具。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、防腐剤を配合していなくとも高い防腐性能を有する筆記具用水性インク組成物、及び、それを用いた筆記具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係るボールペンの一実施形態を示す模式断面図である。
実施例1、4及び比較例1のインク組成物におけるカビの生育状態を示す写真である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、必要に応じて図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

ゼブラ株式会社
電子ペン
2か月前
ゼブラ株式会社
筆記具セット及びその使用方法
4か月前
ゼブラ株式会社
筆記具用水性インク組成物及び筆記具
6日前
ベック株式会社
被覆材
3か月前
日本化薬株式会社
インク
27日前
ベック株式会社
水性被覆材
15日前
ベック株式会社
被膜形成方法
16日前
ベック株式会社
被膜形成方法
2か月前
日本化薬株式会社
前処理組成物
13日前
株式会社日本触媒
インクセット
1か月前
日本製紙株式会社
圧着紙
13日前
日本化薬株式会社
インク組成物
27日前
個人
絵具及び絵具セット
今日
東ソー株式会社
印刷インキ組成物
6日前
メック株式会社
表面処理剤
8日前
関西ペイント株式会社
塗料組成物
2か月前
株式会社KRI
潜熱蓄熱材組成物
13日前
東ソー株式会社
ゴム用接着性改質剤
4か月前
ぺんてる株式会社
水性インキ組成物
3か月前
シヤチハタ株式会社
油性インキ組成物
2か月前
日澱化學株式会社
ホットメルト接着剤
15日前
東ソー株式会社
土木用注入薬液組成物
28日前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
16日前
AGC株式会社
液状組成物
2か月前
アイカ工業株式会社
光硬化型圧着組成物
2か月前
大日精化工業株式会社
顔料分散液
1か月前
東ソー株式会社
土質安定化注入薬液組成物
1か月前
マクセル株式会社
粘着テープ
2か月前
東ソー株式会社
土質安定化注入薬液組成物
1か月前
デンカ株式会社
蛍光体
15日前
大日本印刷株式会社
積層シート
13日前
日本化薬株式会社
インク組成物及び捺染方法
13日前
リンテック株式会社
粘着シート
14日前
artience株式会社
水性フレキソインキ
14日前
ダイキン工業株式会社
撥剤
13日前
ハニー化成株式会社
防反射処理剤
3か月前
続きを見る