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公開番号
2025156015
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-14
出願番号
2025040892
出願日
2025-03-14
発明の名称
メタクリル樹脂組成物及び樹脂フィルム
出願人
株式会社カネカ
代理人
個人
,
個人
主分類
C08L
33/10 20060101AFI20251002BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】光学用途で要求される透明性、色調等の光学特性を有し、且つ、成形加工時の熱分解が抑制されたメタクリル樹脂組成物、及び該メタクリル樹脂組成物を含む樹脂フィルムを提供する。
【解決手段】本発明に係るメタクリル樹脂組成物は、メタクリル樹脂と、ジエン系架橋粒子とを含有するメタクリル樹脂組成物であって、メタクリル樹脂及びジエン系架橋粒子の合計100質量部に占めるジエン系架橋粒子の割合が0.01~3質量部であり、該メタクリル樹脂組成物を窒素ガス雰囲気にて280℃に15分間さらしたときの熱重量減少率が1.0%未満である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
メタクリル樹脂と、ジエン系架橋粒子とを含有するメタクリル樹脂組成物であって、
前記メタクリル樹脂及び前記ジエン系架橋粒子の合計100質量部に占める前記ジエン系架橋粒子の割合が0.01~3質量部であり、
前記メタクリル樹脂組成物を窒素ガス雰囲気にて280℃に15分間さらしたときの熱重量減少率が1.0%未満である、メタクリル樹脂組成物。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記ジエン系架橋粒子が、ジエン系ゴム状重合体から構成されるコア層と、該コア層にグラフトするシェル層とを有するコア-シェル型のゴムグラフト共重合体粒子である、請求項1に記載のメタクリル樹脂組成物。
【請求項3】
前記ジエン系ゴム状重合体がブタジエン系ゴム状重合体である、請求項2に記載のメタクリル樹脂組成物。
【請求項4】
前記メタクリル樹脂の重量平均分子量が70000~250000である、請求項1に記載のメタクリル樹脂組成物。
【請求項5】
前記メタクリル樹脂の分子量分布(Mw/Mn)が1.5を超える、請求項1に記載のメタクリル樹脂組成物。
【請求項6】
紫外線吸収剤をさらに含有する、請求項1に記載のメタクリル樹脂組成物。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載のメタクリル樹脂組成物を含む樹脂フィルム。
【請求項8】
前記樹脂フィルムが偏光子保護フィルムである、請求項7に記載の樹脂フィルム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、メタクリル樹脂組成物及び樹脂フィルムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
メタクリル樹脂は、優れた透明性、耐候性、加工性等を有することから、様々な分野で広く使用されている。特に、メタクリル樹脂を成形して得られる樹脂フィルムは、その優れた光学特性から、ディスプレイ装置等の光学用途にも使用されている。樹脂フィルムの製造方法としては、溶融したメタクリル樹脂をフィルム状に押し出しながら巻き取る方法等が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-229901号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、メタクリル樹脂は成形加工時に熱分解による発泡等が生じる場合があり、熱安定性の点で改善の余地があった。
【0005】
本発明は、光学用途で要求される透明性、色調等の光学特性を有し、且つ、成形加工時の熱分解が抑制されたメタクリル樹脂組成物、及び該メタクリル樹脂組成物を含む樹脂フィルムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための具体的な手段には、以下の実施態様が含まれる。
<1>
メタクリル樹脂と、ジエン系架橋粒子とを含有するメタクリル樹脂組成物であって、
前記メタクリル樹脂及び前記ジエン系架橋粒子の合計100質量部に占める前記ジエン系架橋粒子の割合が0.01~3質量部であり、
前記メタクリル樹脂組成物を窒素ガス雰囲気にて280℃に15分間さらしたときの熱重量減少率が1.0%未満である、メタクリル樹脂組成物。
<2>
前記ジエン系架橋粒子が、ジエン系ゴム状重合体から構成されるコア層と、該コア層にグラフトするシェル層とを有するコア-シェル型のゴムグラフト共重合体粒子である、<1>に記載のメタクリル樹脂組成物。
<3>
前記ジエン系ゴム状重合体がブタジエン系ゴム状重合体である、<2>に記載のメタクリル樹脂組成物。
<4>
前記メタクリル樹脂の重量平均分子量が70000~250000である、<1>~<3>のいずれか1項に記載のメタクリル樹脂組成物。
<5>
前記メタクリル樹脂の分子量分布(Mw/Mn)が1.5を超える、<1>~<4>のいずれか1項に記載のメタクリル樹脂組成物。
<6>
紫外線吸収剤をさらに含有する、<1>~<5>のいずれか1項に記載のメタクリル樹脂組成物。
<7>
<1>~<6>のいずれか1項に記載のメタクリル樹脂組成物を含む樹脂フィルム。
<8>
前記樹脂フィルムが偏光子保護フィルムである、<7>に記載の樹脂フィルム。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、光学用途で要求される透明性、色調等の光学特性を有し、且つ、成形加工時の熱分解が抑制されたメタクリル樹脂組成物、及び該メタクリル樹脂組成物を含む樹脂フィルムを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の一実施形態について説明するが、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。本明細書において、数値A及びBを用いた「A~B」という表記は、特に断らない限り、「A以上B以下」を意味する。かかる表記において数値Bのみに単位を付した場合には、当該単位が数値Aにも適用されるものとする。また、本明細書において、「(メタ)アクリル酸」との用語は、「アクリル酸」及び「メタクリル酸」の両者を意味し、「(メタ)アクリレート」との用語は、「アクリレート」及び「メタクリレート」の両者を意味する。
【0009】
≪メタクリル樹脂組成物≫
本実施形態に係るメタクリル樹脂組成物は、メタクリル樹脂と、ジエン系架橋粒子とを含有するメタクリル樹脂組成物であって、メタクリル樹脂及びジエン系架橋粒子の合計100質量部に占めるジエン系架橋粒子の割合が0.01~3質量部であり、該メタクリル樹脂組成物を窒素ガス雰囲気にて280℃に15分間さらしたときの熱重量減少率が1.0%未満である。
【0010】
以下、本実施形態に係るメタクリル樹脂組成物に含有される各成分について詳細に説明する。なお、以下の各成分は、いずれも1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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