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公開番号
2025153406
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024055881
出願日
2024-03-29
発明の名称
建材用太陽電池モジュール
出願人
株式会社カネカ
代理人
個人
主分類
E04F
11/18 20060101AFI20251002BHJP(建築物)
要約
【課題】薄型の太陽電池パネルを採用した場合であっても長期使用時の耐久性を向上させることが可能な建材用太陽電池モジュールを提供する。
【解決手段】建材用太陽電池モジュールにおいて、受光側基板と裏面側基板の間に太陽電池が配される太陽電池パネルと、太陽電池パネルの端面に設けられ、太陽電池パネルの厚みよりも厚い端子ボックスと、凹部を有する笠木部を有し、太陽電池パネルは、太陽電池に電気的に接続された取出配線部を有し、端子ボックスは、厚み方向において、太陽電池パネルの受光側基板又は裏面側基板から張り出しており、端子ボックスは、取出配線部を挿入可能な挿入孔を有し、取出配線部は、受光側基板と裏面側基板の間から挿入孔を通過して端子ボックスの内部に直線状に延びており、端子ボックスと太陽電池パネルの境界部分は、笠木部の凹部に収容されている、構成とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
受光側基板と裏面側基板の間に太陽電池が配される太陽電池パネルと、
前記太陽電池パネルの端面に設けられ、前記太陽電池パネルの厚みよりも厚い端子ボックスと、
凹部を有する笠木部を有し、
前記太陽電池パネルは、前記太陽電池に電気的に接続された取出配線部を有し、
前記端子ボックスは、厚み方向において、前記太陽電池パネルの前記受光側基板又は前記裏面側基板から張り出しており、
前記端子ボックスは、前記取出配線部を挿入可能な挿入孔を有し、
前記取出配線部は、前記受光側基板と前記裏面側基板の間から前記挿入孔を通過して前記端子ボックスの内部に直線状に延びており、
前記端子ボックスと前記太陽電池パネルの境界部分は、前記笠木部の凹部に収容されている、建材用太陽電池モジュール。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
前記端子ボックスの厚み方向の中心位置は、前記太陽電池パネルの厚み方向の中心位置に対してずれている、請求項1に記載の建材用太陽電池モジュール。
【請求項3】
前記受光側基板の厚みは、前記裏面側基板の厚みと相違する、請求項2に記載の建材用太陽電池モジュール。
【請求項4】
前記太陽電池パネルの端面は、前記端子ボックスの張出方向とは反対側に前記端子ボックスから露出する露出部を有する、請求項2に記載の建材用太陽電池モジュール。
【請求項5】
平面視したときに前記端子ボックスと前記太陽電池パネルの境界部分を跨る補強板を有し、
前記補強板と前記太陽電池パネルの間又は前記補強板と前記端子ボックスの間を埋める厚み調整部を有する、請求項1~4のいずれか1項に記載の建材用太陽電池モジュール。
【請求項6】
前記補強板は、本体板部と、前記本体板部に対して突出した凸部を有しており、
前記補強板は、前記凸部が前記端子ボックスに当接し、前記本体板部と前記端子ボックスとの間に隙間が形成されており、
前記隙間には、接着材が充填されている、請求項5に記載の建材用太陽電池モジュール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建材として使用可能な建材用太陽電池モジュールに関するものであり、特に、ベランダやバルコニーの手摺として好適に使用可能な建材用太陽電池モジュールに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
壁材等の建材として、又は、建材の一部として、太陽電池モジュールが広く使用されている。例えば、特許文献1には、建物のベランダ、バルコニー、ビルの屋上、外付け通路等に設けることが可能な太陽電池付き手摺が開示されている。
【0003】
特許文献1の太陽電池付き手摺は、笠木部と、太陽電池パネルを有しており、笠木部の嵌合溝に太陽電池パネルの上縁部を嵌入させている。ここで、太陽電池パネルは、上縁部分に端子ボックスが取り付けられており、端子ボックスは、嵌合溝の溝底に設けた開口部から笠木部の内部に挿入され、笠木部内に配されている。特許文献1の端子ボックスは、太陽電池パネルの厚さ方向における長さが、太陽電池パネルの厚さと比べて十分に短く、下面の全域が太陽電池パネルの上縁部分と接触する接着面となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-211020号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、薄型の太陽電池パネルが求められており、建材用太陽電池モジュールにおいてもパネル部分を薄く形成することが求められている。しかしながら、太陽電池パネルを薄く形成すると、太陽電池パネルの厚さ方向における端面の長さが短くなり、端子ボックスと太陽電池パネルの接着面が小さくなることから、端子ボックスを太陽電池パネルに強固に取り付けることが困難になってしまうという問題があった。
【0006】
そこで本発明は、薄型の太陽電池パネルを採用した場合であっても長期使用時の耐久性を向上させることが可能な建材用太陽電池モジュールを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決すべく本発明者が鋭意研究した結果、手摺として使用可能な建材用太陽電池モジュールを薄型の太陽電池パネルを採用して形成した場合、太陽電池パネル内から端子ボックス内に至るまでの間で一部が曲がった状態で延びた配線の応力に起因して、太陽電池パネルから端子ボックスが外れ易くなってしまっていることを見出した。
上記課題を解決するための本発明の一つの様相は、受光側基板と裏面側基板の間に太陽電池が配される太陽電池パネルと、前記太陽電池パネルの端面に設けられ、前記太陽電池パネルの厚みよりも厚い端子ボックスと、凹部を有する笠木部を有し、前記太陽電池パネルは、前記太陽電池に電気的に接続された取出配線部を有し、前記端子ボックスは、厚み方向において、前記太陽電池パネルの前記受光側基板又は前記裏面側基板から張り出しており、前記端子ボックスは、前記取出配線部を挿入可能な挿入孔を有し、前記取出配線部は、前記受光側基板と前記裏面側基板の間から前記挿入孔を通過して前記端子ボックスの内部に直線状に延びており、前記端子ボックスと前記太陽電池パネルの境界部分は、前記笠木部の凹部に収容されている、建材用太陽電池モジュールである。
【0008】
本様相によると、薄型の太陽電池パネルを採用した場合であっても端子ボックスを外れ難くすることができる。また、取出配線部として、高効率送電の低抵抗化の為に大径化した配線を採用した場合であっても、配線に大きな負荷をかけて配線を無理に曲げる曲げ加工をする必要がない。このため、製造時の作業容易性を図ることが可能となり、また、配線そのものの長期使用時の耐久性を向上させることが可能となる。さらには、太陽電池パネルの端面から端子ボックスが外れかかった状態となり、これらの間の隙間から水等が侵入するといった問題の発生を抑制できる。
【0009】
好ましくは、前記端子ボックスの厚み方向の中心位置は、前記太陽電池パネルの厚み方向の中心位置に対してずれている。
【0010】
かかる様相によると、太陽電池パネルの厚み方向の中心からずれた位置から取出配線部が外部に延びているような場合であっても、端子ボックスの取り付けが容易である。すなわち、端子ボックスをあえて厚み方向の中心位置がずれたバランスの悪い状態で取り付けることで、製造の容易化が可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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