TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025154872
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024058120
出願日2024-03-29
発明の名称化合物、組成物、インク、光電変換素子、及び光センサー
出願人住友化学株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類C07D 495/04 20060101AFI20251002BHJP(有機化学)
要約【課題】長波長の光を吸収する化合物、組成物、インク、光電変換素子、及び光センサーを提供する。
【解決手段】下記式(1)で表される化合物。式(1)中、Dは、縮環又は連結した2つ以上の芳香環を含み、Dとp1との結合手及びDとp2との結合手を最短で結ぶ共役構造に含まれる2重結合が4つ以上である二価の基を表し、p1及びp2は二価の基を表し、p1及びp2の少なくとも一方が下記式(TZ)で表されるユニットを少なくとも1つ含む二価の基であり、Aはそれぞれ独立に電子求引性の1価の基を表す。式(TZ)中、*は式(1)中のD側との結合手であり、**は式(1)中のA側との結合手であり、X1は電子供与基を表す。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025154872000088.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">13</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">115</com:WidthMeasure> </com:Image>
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025154872000089.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">16</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">41</com:WidthMeasure> </com:Image>
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
下記式(1)で表される化合物。
JPEG
2025154872000080.jpg
13
115
(式(1)中、
Dは、縮環又は連結した2つ以上の芳香環を含み、Dとp1との結合手及びDとp2との結合手を最短で結ぶ共役構造に含まれる2重結合が4つ以上である二価の基を表し、
p1及びp2は二価の基を表し、p1及びp2の少なくとも一方が、下記式(TZ)で表されるユニットを少なくとも1つ含む二価の基であり、p1及びp2は同一でも異なっていてもよく、
Aは、それぞれ独立に電子求引性の1価の基を表す。
JPEG
2025154872000081.jpg
16
41
式(TZ)中、
*は式(1)中のD側との結合手であり、**は式(1)中のA側との結合手であり、


は電子供与基を表す。)
続きを表示(約 3,600 文字)【請求項2】
p1又はp2が、前記式(TZ)で表されるユニットを少なくとも1つ含む二価の基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
下記式(2)で表される、請求項1に記載の化合物。
JPEG
2025154872000082.jpg
18
112
(式(2)中、
Dと2つのAとは、電子供与基X

で置換されたチアゾール環を介してそれぞれ連結し、
Dは、縮環又は連結した2つ以上の芳香環を含み、Dと2つの前記チアゾール環との2つの結合手を最短で結ぶ共役構造に含まれる2重結合が4つ以上である二価の基を表し、
Aは、それぞれ独立に電子求引性の1価の基を表す。)
【請求項4】


は、それぞれ独立して、-R
TZ
、-OR
TZ
、-NR
TZ

、及び-SR
TZ
からなる群より選ばれるいずれかの電子供与基であり、

TZ
は、それぞれ独立して、炭素数1~30のアルキル基、炭素数2~30のアルケニル基、炭素数2~30のアルキニル基、炭素数5~30の芳香族アルキル基、炭素数5~30の芳香族アルケニル基、又は炭素数5~30の芳香族アルキニル基であり、前記アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族アルキル基、芳香族アルケニル基及び芳香族アルキニル基は、置換基を有していてもよく、直鎖状、分岐鎖状又は環状のいずれであってもよい、
請求項1又は請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
Dは、下記式(D-1)~(D-4)からなる群より選ばれるいずれかの構造である、請求項1又は請求項3に記載の化合物。
JPEG
2025154872000083.jpg
30
153
(式(D-1)及び式(D-2)中、Xは、下記式(X-1)~式(X-6)で表されるいずれかの基である。
JPEG
2025154872000084.jpg
27
145
式(D-3)及び式(D-4)並びに式(X-1)~式(X-6)中、R

は、それぞれ独立して、
水素原子、
ハロゲン原子、
置換基を有していてもよいアルキル基、
置換基を有していてもよいシクロアルキル基、
置換基を有していてもよいアリール基、
置換基を有していてもよいアルキルオキシ基、
置換基を有していてもよいシクロアルキルオキシ基、
置換基を有していてもよいアリールオキシ基、
置換基を有していてもよいアルキルチオ基、
置換基を有していてもよいシクロアルキルチオ基、
置換基を有していてもよいアリールチオ基、
置換基を有していてもよい1価の複素環基、
置換基を有していてもよい置換アミノ基、
置換基を有していてもよいアシル基、
置換基を有していてもよいイミン残基、
置換基を有していてもよいアミド基、
置換基を有していてもよい酸イミド基、
置換基を有していてもよい置換オキシカルボニル基、
置換基を有していてもよいアルケニル基、
置換基を有していてもよいシクロアルケニル基、
置換基を有していてもよいアルキニル基、
置換基を有していてもよいシクロアルキニル基、
置換基を有していてもよいアルキルスルホニル基、
置換基を有していてもよいアリールスルホニル基、
シアノ基、又は
ニトロ基を表し、
式(D-2)中、Ar

及びAr

は、それぞれ独立して、置換基を有していてもよく複数の環構造がさらに縮環していてもよい芳香族炭素環、又は、置換基を有していてもよく複数の環構造がさらに縮環していてもよい芳香族複素環である。)
【請求項6】
Aは、それぞれ独立して、下記式(a-1)~式(a-5)で表される基のいずれかである、請求項1又は請求項3に記載の化合物。
JPEG
2025154872000085.jpg
48
160
(上記式(a-1)~式(a-5)中、
Tは、置換基を有していてもよい炭素環、又は置換基を有していてもよい複素環を表す。炭素環及び複素環は、単環であってもよく、縮合環であってもよい。これらの環が置換基を複数有する場合、複数ある置換基は、同一であっても異なっていてもよい。


、X

、及びX

は、それぞれ独立して、酸素原子、硫黄原子、アルキリデン基、=C(-CN)

又は=C(-CN)-CR

で表される基を表し、


は、炭素数1~30のアルキル基、炭素数2~30のアルケニル基、炭素数2~30のアルキニル基、炭素数5~30の芳香族アルキル基、炭素数5~30の芳香族アルケニル基、又は炭素数5~30の芳香族アルキニル基であり、前記アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族アルキル基、芳香族アルケニル基及び芳香族アルキニル基は、置換基を有していてもよく、直鎖状、分岐鎖状又は環状のいずれであってもよい。)
【請求項7】
p型半導体材料と、n型半導体材料とを含み、前記n型半導体材料として、請求項1又は請求項3に記載の化合物を含む、組成物。
【請求項8】
前記p型半導体材料が、下記式(3)で表される構成単位及び下記式(4)で表される構成単位からなる群より選択される少なくとも1種を含む高分子化合物である、請求項7に記載の組成物。
JPEG
2025154872000086.jpg
34
61
(式(3)中、Ar

及びAr

は、それぞれ独立して、置換基を有していてもよい3価の芳香族複素環基を表し、Zは下記式(Z-1)~式(Z-7)で表されるいずれかの基を表す。
JPEG
2025154872000087.jpg
22
149
式(Z-1)~(Z-7)中、
Rは、それぞれ独立して、
水素原子、
ハロゲン原子、
置換基を有していてもよいアルキル基、
置換基を有していてもよいシクロアルキル基、
置換基を有していてもよいアリール基、
置換基を有していてもよいアルキルオキシ基、
置換基を有していてもよいシクロアルキルオキシ基、
置換基を有していてもよいアリールオキシ基、
置換基を有していてもよいアルキルチオ基、
置換基を有していてもよいシクロアルキルチオ基、
置換基を有していてもよいアリールチオ基、
置換基を有していてもよい1価の複素環基、
置換基を有していてもよい置換アミノ基、
置換基を有していてもよいアシル基、
置換基を有していてもよいイミン残基、
置換基を有していてもよいアミド基、
置換基を有していてもよい酸イミド基、
置換基を有していてもよい置換オキシカルボニル基、
置換基を有していてもよいアルケニル基、
置換基を有していてもよいシクロアルケニル基、
置換基を有していてもよいアルキニル基、
置換基を有していてもよいシクロアルキニル基、
置換基を有していてもよいアルキルスルホニル基、
置換基を有していてもよいアリールスルホニル基、
シアノ基、又は
ニトロ基を表し、
式(Z-1)~式(Z-7)のそれぞれにおいて、Rが2つある場合、2つのRは互いに同一であっても異なっていてもよく、
式(4)中、Ar

は2価の芳香族複素環基を表す。)
【請求項9】
請求項1又は請求項3に記載の化合物と、溶媒と、を含むインク。
【請求項10】
陽極と、陰極と、前記陽極と前記陰極との間に設けられており、p型半導体材料及びn型半導体材料を含む活性層とを含み、
前記n型半導体材料として、請求項1又は請求項3に記載の化合物を含む、光電変換素子。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、化合物、組成物、インク、光電変換素子、及び光センサーに関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
光電変換素子とは、陽極及び陰極からなる一対の電極と、該一対の電極間に設けられる活性層とを少なくとも備える素子である。光電変換素子は、例えば、省エネルギー、二酸化炭素の排出量の低減の観点から極めて有用なデバイスであり、注目されている。
【0003】
光電変換素子に用いられる化合物としては、例えば、特許文献1に記載されたような、特定の構造を有するNFA(Non-Fullerene Acceptor;非フラーレンアクセプター)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2023/038064号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、SWIR(Short Wavelength Infrared;短波赤外線)領域の中でも特に長波長である1300nm~1400nmのアイセーフ帯の波長において光電変換を可能とする化合物に関する知見は、現在のところ限られている。
【0006】
本開示は上記に鑑みてなされたものであり、本開示は、長波長の光を吸収する化合物、組成物、インク、光電変換素子、及び光センサーの提供に関する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための具体的な手段には、以下の態様が含まれる。
<1> 下記式(1)で表される化合物。
【0008】
JPEG
2025154872000002.jpg
12
115
【0009】
(式(1)中、
Dは、縮環又は連結した2つ以上の芳香環を含み、Dとp1との結合手及びDとp2との結合手を最短で結ぶ共役構造に含まれる2重結合が4つ以上である二価の基を表し、
p1及びp2は二価の基を表し、p1及びp2の少なくとも一方が、下記式(TZ)で表されるユニットを少なくとも1つ含む二価の基であり、p1及びp2は同一でも異なっていてもよく、
Aは、それぞれ独立に電子求引性の1価の基を表す。
【0010】
JPEG
2025154872000003.jpg
16
40
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

住友化学株式会社
着色剤
23日前
住友化学株式会社
積層体
2日前
住友化学株式会社
化合物
23日前
住友化学株式会社
樹脂組成物
9日前
住友化学株式会社
体液に由来する試料
13日前
住友化学株式会社
芳香族ポリスルホン
23日前
住友化学株式会社
成形原料及びフィルム
1か月前
住友化学株式会社
積層体および表示装置
2日前
住友化学株式会社
偏光板及び画像表示装置
4日前
住友化学株式会社
膜エレメントの製造方法
3日前
住友化学株式会社
装置、方法及びプログラム
3日前
住友化学株式会社
光学積層体及びその製造方法
25日前
住友化学株式会社
複合偏光板及び画像表示装置
11日前
住友化学株式会社
粘着剤組成物および粘着剤層
3日前
住友化学株式会社
粘着剤付き偏光板及び表示装置
1か月前
住友化学株式会社
リサイクル正極活物質の製造方法
3日前
住友化学株式会社
着色剤及び着色硬化性樹脂組成物
10日前
住友化学株式会社
リサイクル正極活物質の製造方法
3日前
住友化学株式会社
偏光板およびこれを含む円偏光板
4日前
住友化学株式会社
リサイクル正極活物質の製造方法
3日前
住友化学株式会社
リサイクル正極活物質の製造方法
3日前
住友化学株式会社
リサイクル正極活物質の製造方法
3日前
住友化学株式会社
リサイクル正極活物質の製造方法
3日前
住友化学株式会社
リサイクル正極活物質の製造方法
2日前
住友化学株式会社
リサイクル正極活物質の製造方法
3日前
住友化学株式会社
リサイクル正極活物質の製造方法
3日前
住友化学株式会社
リサイクル正極活物質の製造方法
3日前
住友化学株式会社
リサイクル正極活物質の製造方法
3日前
住友化学株式会社
リサイクル正極活物質の製造方法
3日前
住友化学株式会社
リサイクル正極活物質の製造方法
3日前
住友化学株式会社
リサイクル正極活物質の製造方法
3日前
住友化学株式会社
液晶性高分子膜及びその製造方法
2日前
住友化学株式会社
接着剤組成物及び偏光板の製造方法
1か月前
住友化学株式会社
非水電解液二次電池用積層セパレータ
13日前
住友化学株式会社
液晶ポリエステル組成物及びフィルム
5日前
住友化学株式会社
芳香族ポリスルホン及び耐熱フィルム
23日前
続きを見る