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公開番号2025153368
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024055816
出願日2024-03-29
発明の名称生体情報の異常検知システム
出願人中国電力株式会社
代理人弁理士法人ライトハウス国際特許事務所
主分類G16H 10/00 20180101AFI20251002BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】
本発明の目的は、利用者の生体情報が所定の条件を満たす場合に、管理者端末において、利用者の生体情報が所定の条件を満たしていることを示す情報、及び、特定した利用者端末の位置を出力するシステム及び方法を提供することである。
【解決手段】
利用者が装着し、利用者の生体情報の取得が可能な利用者端末と、管理者が操作する管理者端末とを備えるシステムである。システムは、利用者端末にて利用者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、利用者端末の位置を特定する位置特定手段と、利用者の生体情報が所定の条件を満たす場合に、管理者端末において、利用者の生体情報が所定の条件を満たしていることを示す情報、及び、特定した利用者端末の位置を出力する第1出力手段を備える。
【選択図】 図8
特許請求の範囲【請求項1】
利用者が装着し、利用者の生体情報の取得が可能な利用者端末と、
管理者が操作する管理者端末と
を備えるシステムであって、
利用者端末にて利用者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
利用者端末の位置を特定する位置特定手段と、
利用者の生体情報が所定の条件を満たす場合に、管理者端末において、利用者の生体情報が所定の条件を満たしていることを示す情報、及び、特定した利用者端末の位置を出力する第1出力手段
を備える、システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
利用者の生体情報が所定の条件を満たす場合に、利用者端末において、利用者の生体情報が所定の条件を満たしていることを示す情報を出力する第2出力手段
を備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
所定の条件が、生体情報として得られる数値が閾値より小さいこと、若しくは、閾値より大きいことである、又は、生体情報として得られる数値の経時的な変化が閾値より小さいこと、又は、閾値より大きいことである、請求項1又は2に記載のシステム。
【請求項4】
第1出力手段が、特定した利用者端末の位置を、表示画面の地図上に表示する、請求項1又は2に記載のシステム。
【請求項5】
生体情報が、心拍数、血圧、血糖値、血中酸素飽和度、体温、及び/又は、歩数である、請求項1又は2に記載のシステム。
【請求項6】
複数の無線装置を備え、
複数の無線装置のそれぞれと利用者端末との情報又は信号の伝搬時間を基に、複数の無線装置のそれぞれと利用者端末の距離を算定する距離算定手段を備え、
位置特定手段が、算定された複数の無線装置のそれぞれと利用者端末の距離を基に、利用者端末の位置を特定する、請求項1又は2に記載のシステム。
【請求項7】
距離算定手段が、1の無線装置の内部時計と、利用者端末の内部時計との時刻のずれを基に距離を算定するものである、請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
1の無線装置と利用者端末との間で通信を行うことにより、1の無線装置と利用者端末との間の時刻のずれを算定する時刻ずれ算定手段と、
算定された時刻ずれに基づいて、利用者端末における時刻を補正する時刻補正手段と
を備える、請求項6に記載のシステム。
【請求項9】
1の無線装置と利用者端末との間で通信を行うことにより、1の無線装置と利用者端末との間の時計の位相のずれを算定する位相ずれ算定手段と、
算定された位相ずれに基づいて、利用者端末における位相を補正する位相補正手段と
を備える、請求項6に記載のシステム。
【請求項10】
利用者が装着し、利用者の生体情報の取得が可能な利用者端末と、
管理者が操作する管理者端末と
を備えるシステムにおいて実行される方法であって、
利用者端末にて利用者の生体情報を取得する生体情報取得ステップと、
利用者端末の位置を特定する位置特定ステップと、
利用者の生体情報が所定の条件を満たす場合に、管理者端末において、利用者の生体情報が所定の条件を満たしていることを示す情報、及び、特定した利用者端末の位置を出力する第1出力ステップと
を有する、方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、システム及び方法に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、適切に高齢者の健康管理をすることを目的として、家族や病院等の高齢者と関わる人、組織は、高齢者に、生体情報を収集するためのウェアラブル端末を提供することも多い。また、健康への意識が向上し、個人が自身の生体情報を把握するためにウェアラブル端末を所持することも多い。
【0003】
生体情報を収集するためのウェアラブル端末に関して、特許文献1には、指輪、リストバンドといったウェアラブル端末により、心拍を測定し、計測した生体データが、設定された正常な範囲を逸脱した場合、警告アラートを送信する技術が開示されている。しかしながら、特許文献1の技術は、ウェアラブル端末の装着者の身体に異常が発生したことを検出することはできるものの、装着者の位置情報については考慮されていなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-091076号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、利用者の生体情報が所定の条件を満たす場合に、管理者端末において、利用者の生体情報が所定の条件を満たしていることを示す情報、及び、特定した利用者端末の位置を出力するシステム及び方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の課題は、
[1]利用者が装着し、利用者の生体情報の取得が可能な利用者端末と、管理者が操作する管理者端末とを備えるシステムであって、利用者端末にて利用者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、利用者端末の位置を特定する位置特定手段と、利用者の生体情報が所定の条件を満たす場合に、管理者端末において、利用者の生体情報が所定の条件を満たしていることを示す情報、及び、特定した利用者端末の位置を出力する第1出力手段を備える、システム;
[2]利用者の生体情報が所定の条件を満たす場合に、利用者端末において、利用者の生体情報が所定の条件を満たしていることを示す情報を出力する第2出力手段を備える、前記[1]に記載のシステム;
[3]所定の条件が、生体情報として得られる数値が閾値より小さいこと、若しくは、閾値より大きいことである、又は、生体情報として得られる数値の経時的な変化が閾値より小さいこと、又は、閾値より大きいことである、前記[1]又は[2]に記載のシステム;
[4]第1出力手段が、特定した利用者端末の位置を、表示画面の地図上に表示する、前記[1]~[3]のいずれかに記載のシステム;
[5]生体情報が、心拍数、血圧、血糖値、血中酸素飽和度、体温、及び/又は、歩数である、前記[1]~[4]のいずれかに記載のシステム;
[6]複数の無線装置を備え、複数の無線装置のそれぞれと利用者端末との情報又は信号の伝搬時間を基に、複数の無線装置のそれぞれと利用者端末の距離を算定する距離算定手段を備え、位置特定手段が、算定された複数の無線装置のそれぞれと利用者端末の距離を基に、利用者端末の位置を特定する、前記[1]~[5]のいずれかに記載のシステム;
[7]距離算定手段が、1の無線装置の内部時計と、利用者端末の内部時計との時刻のずれを基に距離を算定するものである、前記[6]に記載のシステム;
[8]1の無線装置と利用者端末との間で通信を行うことにより、1の無線装置と利用者端末との間の時刻のずれを算定する時刻ずれ算定手段と、算定された時刻ずれに基づいて、利用者端末における時刻を補正する時刻補正手段とを備える、前記[6]又は[7]に記載のシステム;
[9]1の無線装置と利用者端末との間で通信を行うことにより、1の無線装置と利用者端末との間の時計の位相のずれを算定する位相ずれ算定手段と、算定された位相ずれに基づいて、利用者端末における位相を補正する位相補正手段とを備える、前記[6]~[8]のいずれかに記載のシステム;
[10]利用者が装着し、利用者の生体情報の取得が可能な利用者端末と、管理者が操作する管理者端末とを備えるシステムにおいて実行される方法であって、利用者端末にて利用者の生体情報を取得する生体情報取得ステップと、利用者端末の位置を特定する位置特定ステップと、利用者の生体情報が所定の条件を満たす場合に、管理者端末において、利用者の生体情報が所定の条件を満たしていることを示す情報、及び、特定した利用者端末の位置を出力する第1出力ステップとを有する、方法;
により達成することができる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、利用者の生体情報が所定の条件を満たす場合に、管理者端末において、利用者の生体情報が所定の条件を満たしていることを示す情報、及び、特定した利用者端末の位置を出力するシステム及び方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態にかかるシステムの構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態にかかる無線装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態にかかる利用者端末のハードウェア構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態にかかるサーバ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態にかかる管理者端末のハードウェア構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態にかかる距離算定処理のフローチャートを示す図である。
本発明の実施の形態にかかる位置特定処理のフローチャートを示す図である。
本発明の実施の形態にかかる警報出力処理のフローチャートを示す図である。
本発明の実施の形態にかかる利用者管理テーブルの一例を示す図である。
本発明の実施の形態にかかる位置管理テーブルの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について説明をするが、本発明の趣旨に反しない限り、本発明は、以下の実施の形態に限定されない。以下の効果に関する記載は、本発明の実施の形態の効果の一側面であり、ここに記載するものに限定されない。以下で説明するフローチャートを構成する各処理の順序は、処理内容に矛盾や不整合が生じない範囲で順不同であり、また、処理内容に矛盾や不整合が生じない範囲で、フローチャートを構成する各処理の一部を省略することや、フローチャートを構成する各処理に新たな処理を追加することも可能である。また、フローチャートを構成する各処理を実行する主体となる装置は、本発明の趣旨に反しない限り、他の装置へ変更することが可能である。その際、処理内容に矛盾や不整合が生じないように、処理内容を変更することが可能である。
【0010】
図1は、本発明の実施の形態にかかるシステムの構成を示すブロック図である。図示するように、本発明のシステム10は、少なくとも1のコンピュータ装置を備える。具体的には、システム10は、利用者端末2と、管理者端末4とを備える。システム10は、複数の無線装置1(1a~1z)と、サーバ装置3とを備えていてもよい。システム10は、複数の利用者端末2(不図示)、複数のサーバ装置3(不図示)、又は、複数の管理者端末4(不図示)を備えていてもよい。無線装置1と利用者端末2は、直接的に通信接続することが可能である。無線装置1、利用者端末2、管理者端末4は、サーバ装置3と通信ネットワーク5を介して、それぞれ通信接続することが可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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