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公開番号
2025152411
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024054290
出願日
2024-03-28
発明の名称
需要及び電源想定システム
出願人
中国電力株式会社
代理人
弁理士法人維新国際特許事務所
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個人
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個人
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個人
主分類
G06Q
50/06 20240101AFI20251002BHJP(計算;計数)
要約
【課題】土地の地理的な要素の変化等に伴う、将来の需要と電源の推移を精度良く想定する需要及び電源想定システムを提供する。
【解決手段】需要及び電源想定システム1は、電気所の供給エリアの画像を第1の入力データとし、画像に含まれる地物の特徴要素を第1の出力データとして用い、第1のモデルを生成する第1のモデル生成部5と、第1の時点での画像の特徴要素と、第1の時点での電力の実績と、第1の時点から第2の時点までの経過時間を第2の入力データとし、第2の時点での画像の特徴要素と、第2の時点でのポテンシャルを第2の出力データとして用い、第2のモデルを生成する第2のモデル生成部6と、第1及び第2のモデルに基づいて、最新の画像と、最新の実績と、現時点から所定の将来時点までの所定経過時間から、将来時点での特徴要素と、将来時点でのポテンシャルを推定する推定部7を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電気所が電力を供給する供給エリアを、上空から撮影した画像を第1の入力データとし、前記画像に含まれる地物の特徴を抽出した特徴要素を第1の出力データとして用い、第1のモデルを生成する第1のモデル生成部と、
第1の時点での前記画像における前記特徴要素と、前記第1の時点での前記電力の実績と、前記第1の時点から、この第1の時点後の第2の時点までの経過時間を第2の入力データとし、前記第2の時点での前記画像における前記特徴要素と、前記第2の時点でのポテンシャルを第2の出力データとして用い、第2のモデルを生成する第2のモデル生成部と、
前記第1及び第2のモデルに基づいて、最新の前記画像と、最新の前記実績と、現時点から所定の将来時点までの所定経過時間を含む第3の入力データに対応する、前記将来時点での前記特徴要素と、前記将来時点での前記ポテンシャルを含む第3の出力データを推定する推定部を備え、
前記実績は、需要実績及び電源実績の少なくとも一方であり、
前記ポテンシャルは、需要ポテンシャル及び電源ポテンシャルの少なくとも一方であることを特徴とする需要及び電源想定システム。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記実績は、前記需要実績及び前記電源実績であり、
前記ポテンシャルは、前記需要ポテンシャル及び前記電源ポテンシャルであり、
前記将来時点での前記需要ポテンシャルと、前記電気所毎の想定需要を加算して需要想定結果を演算するとともに、前記将来時点での前記電源ポテンシャルと、前記電気所毎の受給最大電力を加算して電源想定結果を演算する演算部を備えることを特徴とする請求項1に記載の需要及び電源想定システム。
【請求項3】
前記演算部は、少なくとも前記需要ポテンシャルと、前記所定経過時間に基づいて、需要トレンドを演算するとともに、少なくとも前記電源ポテンシャルと、前記所定経過時間に基づいて、電源トレンドを演算することを特徴とする請求項2に記載の需要及び電源想定システム。
【請求項4】
前記特徴要素は、前記地物の、種類、位置、面積を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の需要及び電源想定システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気所が供給する電力に対する将来の需要と、電気所が受電する電力を供給する将来の電源を想定する需要及び電源想定システムに係り、特に、電気所が電力を供給する供給エリアの地理的な要素を考慮した需要及び電源想定システムに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、将来の電力需要は、至近年における電気所(発電所や変電所)の需要実績や、所定電力以上の電力を契約電力とする需要者の動向調査結果に加えて、企業立地や都市開発情報等を考慮して想定される。また、電源については、再生可能エネルギー発電設備を備える発電者からの、至近年における申込や連系実績から想定される。
このように、将来の需要と、電源は、主に至近年の傾向から想定されている。
しかし、需要と、電源の想定に影響を与える因子には、このような傾向以外にも、土地用途や、発電設備を設置する面積といった地理的な要素や、天候や営業日、工場の生産状況等といった需要家毎に特徴的な業務形態がある。そのため、主に至近年の傾向に基づいて需要と、電源を想定すると、想定結果の精度が良好でないおそれがある。
そこで、近年、想定結果の精度を向上させるための技術が開発されており、それに関して既に発明が開示されている。
【0003】
特許文献1には「電力需要予測システム及び電力需要予測方法」という名称で、電力需要の予測精度を向上させる電力需要予測システム等に関する発明が開示されている。
以下、特許文献1に開示された発明について説明する。特許文献1に開示された発明は、売電事業者の複数の顧客グループ毎に、電力需要の変動因子の実績データと、電力需要の実績データとを含む教師データをデータベースに蓄積させるデータ蓄積部と、複数の顧客グループ毎に、データベースに蓄積された複数の教師データに基づいて、変動因子データと電力需要データとの関係を表す需要予測モデルを生成するモデル生成部と、複数の顧客グループ毎に変動因子の予測データを取得する入力情報取得部と、複数の顧客グループ毎に、変動因子の予測データと、需要予測モデルに基づいて電力需要の予測データを算出する個別需要予測部と、複数の顧客グループ毎に算出された電力需要の予測データに基づいて、売電事業者に対する総電力需要の予測データを算出する総需要予測部と、を備えることを特徴とする。
このような構成の発明によれば、電力需要に影響を及ぼす因子の違いに応じて顧客をグループ分けし、グループ毎の電力需要を高い精度で予測し、予測結果を集計して総電力需要を高い精度で予測することができる。したがって、電力需要の予測精度向上に有効である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-84328号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に開示された発明においては、複数の顧客グループは、例えばオフィスにおいて電力を消費する第1グループと、生産工場において電力を消費する第2グループのように、需要家毎に特徴的な業務形態に基づいて分けられている。
すなわち、特許文献1に開示された発明では、電気所の供給エリアにおいて、土地の地理的な要素の変化や、需要者の設備と発電者の設備の各変化に伴い、将来の需要がどのように推移するか、といった点は考慮されていない。
そのため、特許文献1に開示された発明は、需要に関する想定結果の精度を向上させるという課題を十分に解決できていない可能性がある。また、電源に関する想定結果の精度を向上させるという課題については、何ら検討されていない。
【0006】
本発明は、このような従来の事情に対処してなされたものであり、土地の地理的な要素の変化や、需要者の設備と発電者の設備の各変化に伴う、将来の需要と電源の推移を精度良く想定することができる需要及び電源想定システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、第1の発明は、電気所が電力を供給する供給エリアを、上空から撮影した画像を第1の入力データとし、画像に含まれる地物の特徴を抽出した特徴要素を第1の出力データとして用い、第1のモデルを生成する第1のモデル生成部と、第1の時点での画像における特徴要素と、第1の時点での電力の実績と、第1の時点から、この第1の時点後の第2の時点までの経過時間を第2の入力データとし、第2の時点での画像における特徴要素と、第2の時点でのポテンシャルを第2の出力データとして用い、第2のモデルを生成する第2のモデル生成部と、第1及び第2のモデルに基づいて、最新の画像と、最新の実績と、現時点から所定の将来時点までの所定経過時間を含む第3の入力データに対応する、将来時点での特徴要素と、将来時点でのポテンシャルを含む第3の出力データを推定する推定部を備え、実績は、需要実績及び電源実績の少なくとも一方であり、ポテンシャルは、需要ポテンシャル及び電源ポテンシャルの少なくとも一方であることを特徴とする。
【0008】
このような構成の発明において、上空から撮影した画像とは、衛星画像や、飛行機、ヘリコプター、ドローン等の飛行体から撮影した航空画像である。
また、地物(ちぶつ)とは、地上にある、自然物や人工物のすべての物をいう。そして、地物の特徴を抽出した特徴要素として、地物の用途毎に分けた種類、地物の種類毎の位置、地物の種類毎の面積が考えられる。このうち、種類は、例えば、田畑、空地、工場、商業施設、ビル、住宅、太陽光パネル、林等が挙げられる。
【0009】
さらに、需要ポテンシャル、電源ポテンシャルとは、それぞれ電力需要の可能性と、電源供給の可能性を表す概念である。需要ポテンシャルは、例えば、将来的に、工場、商業施設、住宅の数が増すと増加し、田畑、空地の面積が増すと減少する可能性がある。また、電源ポテンシャルは、例えば、将来的に、太陽光パネルの敷設面積が増すと増加する可能性がある。
よって、需要ポテンシャルと、電源ポテンシャルは、いずれも地物の特徴要素との関連性が深いと考えられる。
【0010】
上記構成の発明においては、第1のモデルによって、画像から特徴要素が抽出された後、第2のモデルによって、第1のモデルが抽出した画像における特徴要素と、電力の実績から、経過時間後のポテンシャル等が出力される。よって、第1のモデルと、第2のモデルを組み合わせることにより、地物の特徴要素を介して、画像に対応するポテンシャルが出力される。
したがって、推定部により、第1及び第2のモデルに基づいて、最新の画像と、最新の実績と、所定経過時間から、将来時点での特徴要素と、将来時点での需要ポテンシャル及び電源ポテンシャルの少なくとも一方が推定される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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