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公開番号
2025151418
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024052827
出願日
2024-03-28
発明の名称
屋根構造
出願人
積水ハウス株式会社
,
株式会社カナメ
,
株式会社カネカ
代理人
弁理士法人三協国際特許事務所
主分類
H02S
20/23 20140101AFI20251002BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】良好な外観を有するとともに、パネル本体同士を接続する接続部材の劣化を抑制することが可能な屋根構造を提供する。
【解決手段】屋根構造2は、屋根10と、屋根10上に設けられた第1パネル本体31と、第1パネル本体31に対して所定の第1方向D1に隣接する第2パネル本体32と、これらのパネル本体31、32を接続する接続部材40と、を備え、第1パネル本体31は、第1方向D1と直交する第2方向D2における第2パネル本体32の第2端部32aを基準として第2方向D2において第2パネル本体32から離れる方向に突出する突出部31Pを有し、屋根10は、突出部31Pの第2パネル本体32に近い側の領域であって、第2端部32aに対して第2方向D2に隣接して上方に露出する露出面10Pを有し、屋根構造2は、接続部材40の露出面10P上に配置された露出部分40Pを覆うように設けられた被覆部材50をさらに備えている。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
屋根構造であって、
屋根と、
前記屋根上に設けられ、太陽光を受けることにより発電する第1パネル本体と、
前記屋根上に設けられ、前記第1パネル本体に対して所定の第1方向に隣接するとともに太陽光を受けることにより発電する第2パネル本体と、
前記第1パネル本体と前記第2パネル本体とを接続する接続部材と、を備え、
前記第1パネル本体は、前記第2パネル本体に対して前記第1方向と直交する第2方向にシフトして配置されることにより、前記第2方向における前記第2パネル本体の第2端部を基準として前記第2方向において前記第2パネル本体から離れる方向に突出する突出部を有し、
前記屋根は、前記第1方向における前記突出部の前記第2パネル本体に近い側の領域であって、前記第2端部に対して前記第2方向に隣接して上方に露出する露出面を有し、
前記接続部材は、前記第1パネル本体から前記露出面上を経由して前記第2パネル本体まで延びており、
前記屋根構造は、前記接続部材の前記露出面上に配置された露出部分を覆うように前記屋根上に設けられた被覆部材をさらに備えている、屋根構造。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記屋根構造は、前記屋根に固定された固定部と、前記被覆部材が取り付けられた被取付部と、前記被取付部に取り付けられた前記被覆部材と前記屋根との間で前記接続部材を保持する保持部と、を有する取付部材をさらに備えている、請求項1に記載の屋根構造。
【請求項3】
前記保持部は、前記接続部材の一部が前記第2方向に沿って配置された状態で前記接続部材の一部を保持するための形状を有する、請求項2に記載の屋根構造。
【請求項4】
前記屋根は、前記第1方向に間隔を空けて並ぶとともに前記第2方向に延びる複数の目地が形成されるように前記第1方向に並ぶ複数の屋根材を有し、
前記被覆部材は、前記第1方向及び前記第2方向と直交する方向に見る平面視において前記複数の目地のうちの2本の目地の間隔に相当する前記第1方向の範囲と、前記平面視において前記第2端部から前記第1パネル本体の突出部と同等の寸法を有する前記第2方向の範囲と、によって定義される領域のみが露出された状態で前記屋根に取り付けられている、請求項1~3の何れか1項に記載の屋根構造。
【請求項5】
前記第1方向において前記第1パネル本体の前記第2パネル本体から遠い端部は、前記2本の目地のうちの前記第1パネル本体に近い近位目地から前記2本の目地の間隔と同じ間隔を空けて前記被覆部材から離れて配置された遠位目地に沿って配置され、
前記第1パネル本体は、前記近位目地から前記第1方向で前記第2パネル本体側に延びる第1延出部を有し、
前記被覆部材は、前記平面視において前記第1パネル本体における前記近位目地と前記遠位目地との間隔に相当する前記第1方向の領域のみが露出されるように前記第1延出部を被覆する、請求項4に記載の屋根構造。
【請求項6】
前記第2パネル本体の前記第1パネル本体に近い端部は、前記2本の目地のうちの前記第1パネル本体に近い近位目地に沿って配置され、
前記第2パネル本体は、前記2本の目地のうち前記近位目地以外の目地から前記第1方向において前記第1パネル本体から離れる方向に突出する第2延出部を有し、
前記屋根構造は、前記平面視において前記2本の目地の間隔に相当する領域のみが露出されるように前記第2延出部を被覆する第2被覆部材をさらに備えている、請求項4に記載の屋根構造。
【請求項7】
前記複数の屋根材は、前記第1方向における第1屋根端部を有する第1屋根材と、前記第1屋根材に前記第1方向に隣接するとともに前記第1屋根端部に上から重なる第2屋根端部を有する第2屋根材と、を含み、
前記被覆部材は、前記第1屋根端部と前記第2屋根端部との間に挿入された被挿入部と、前記被挿入部から前記第2屋根材から離れる方向に延びるとともに前記平面視において前記2本の目地の間隔に相当する領域を有する露出部と、を有している、請求項4に記載の屋根構造。
【請求項8】
前記露出部は、前記被挿入部から前記第1屋根材の上面に沿って延びる延長部と、前記屋根材との間に前記接続部材を収容する収容室が形成されるように前記被挿入部及び前記屋根材から離れる方向に向けて前記延長部から延びる収容室形成部と、を有する、請求項7に記載の屋根構造。
【請求項9】
前記延長部は、前記第1方向において前記第1屋根材の上面の全体を覆うことが可能な大きさを有し、
前記延長部と前記収容室形成部との境界線は、前記延長部が前記第1屋根材の上面に沿って配置された状態において、前記第1屋根材の端部により形成される目地に沿って設けられている、請求項8に記載の屋根構造。
【請求項10】
前記収容室形成部は、前記被挿入部から離れる方向に向かうに従い前記屋根材から離れるように前記延長部から傾斜して延びる、請求項8に記載の屋根構造。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ソーラーパネルを有する屋根構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、屋根と、屋根上に設けられた複数のソーラーパネルと、を有する建築物の屋根構造が知られている。複数のソーラーパネルは、太陽光を受けることにより発電するパネル本体と、互いに隣接するパネル本体同士を接続する接続部材(例えば、電線)と、を備えている。一般的に、接続部材は、パネル本体と屋根との間(パネル本体の下方)に配置されている。
【0003】
また、複数のソーラーパネルの配置として、例えば特許文献1に記載のものが知られている。具体的に、特許文献1に記載の建物は、勾配屋根の流れ方向に隣接するとともに流れ方向と直交する直交方向に端部の位置が異なるように配置された2つのソーラーパネル(太陽電池モジュール)を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-161666号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の2つのソーラーパネルのパネル本体同士を接続する場合、接続部材を当該2つのパネル本体と屋根との間(パネル本体の下)に配置することが考えられる。
【0006】
しかし、特許文献1に記載の2つのソーラーパネルのパネル本体の端部の位置が直交方向に異なる位置に配置されているため、直交方向において同じ位置に端部が配置される場合と比較して、2つの太陽電池モジュールにおいて流れ方向に隣接する領域が狭い。そのため、2つのパネル本体と屋根との間に接続部材を配置するために十分なスペースを確保することが難しく、一方のパネル本体から流れ方向に離れ、かつ、他方のパネル本体から直交方向に離れた領域、つまり、屋根上における2つのパネル本体の外側の領域に接続部材を配置せざるを得ない場合がある。この場合、接続部材が露出するため屋根構造の見栄えが悪く、さらに、接続部材が風雨や太陽の直射光に曝されるため接続部材が劣化し易い。
【0007】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、良好な外観を有するとともに、パネル本体同士を接続する接続部材の劣化を抑制することが可能な屋根構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、第一の発明は、屋根構造であって、屋根と、前記屋根上に設けられ、太陽光を受けることにより発電する第1パネル本体と、前記屋根上に設けられ、前記第1パネル本体に対して所定の第1方向に隣接するとともに太陽光を受けることにより発電する第2パネル本体と、前記第1パネル本体と前記第2パネル本体とを接続する接続部材と、を備え、前記第1パネル本体は、前記第2パネル本体に対して前記第1方向と直交する第2方向にシフトして配置されることにより、前記第2方向における前記第2パネル本体の第2端部を基準として前記第2方向において前記第2パネル本体から離れる方向に突出する突出部を有し、前記屋根は、前記第1方向における前記突出部の前記第2パネル本体に近い側の領域であって、前記第2端部に対して前記第2方向に隣接して上方に露出する露出面を有し、前記接続部材は、前記第1パネル本体から前記露出面上を経由して前記第2パネル本体まで延びており、前記屋根構造は、前記接続部材の前記露出面上に配置された露出部分を覆うように前記屋根上に設けられた被覆部材をさらに備えている、屋根構造である。
【0009】
第一の発明に係る屋根構造においては、第1パネル本体が第2パネル本体に対して第2方向にシフトして配置されている。そのため、第2端部と第1パネル本体の第2方向の端部とが同位置に配置される場合と比較して第1パネル本体と第2パネル本体とが第1方向に隣接する領域が狭い。このように両パネル本体の下の領域が制限される状況において、接続部材を屋根の露出面上を介して配置することにより、第1パネル本体と第2パネル本体とを確実に接続することができる。
【0010】
さらに、接続部材の露出面上に配置された露出部分を覆うように屋根上に設けられた被覆部材が設けられている。そのため、接続部材を覆うことにより良好な美観を得つつ、風雨及び太陽の直射光等の外部環境から接続部材を保護することにより接続部材の劣化を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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