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公開番号2025149626
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-08
出願番号2024050378
出願日2024-03-26
発明の名称車体後部構造
出願人株式会社SUBARU
代理人インフォート弁理士法人,弁理士法人イトーシン国際特許事務所
主分類B62D 25/08 20060101AFI20251001BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】パネル部材の剛性を低下させるとなく、等価放射パワーを低減させることができるようにする。
【解決手段】車体後部構造は、車体後部に設けられて車室内と車室外とを区画すると共に振動エネルギが伝搬するパネル部材を有し、前記パネル部材に車体外方へ凸変形された滑らかな曲面部が形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車体後部に設けられて車室内と車室外とを区画すると共に振動エネルギが伝搬するパネル部材を有する車体後部構造において、
前記パネル部材に車体外方へ凸変形された滑らかな曲面部が形成されている
ことを特徴とする車体後部構造。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記パネル部材は前記車体の後部に設けられたリヤスカートパネルであり、
前記リヤスカートパネルに車体後方へ指向する縦壁部が設けられており、
前記縦壁部に前記曲面部が形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の車体後部構造。
【請求項3】
前記曲面部は前記縦壁部の車幅方向中央に形成されている
ことを特徴とする請求項2記載の車体後部構造。
【請求項4】
前記曲面部は前記縦壁部に対し、車幅方向に沿って複数形成されている
ことを特徴とする請求項2記載の車体後部構造。
【請求項5】
前記車体の後部にタイヤ収納凹部が形成され、
前記タイヤ収納凹部の後壁の少なくとも一部が前記縦壁部で構成されている
ことを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載の車体後部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車体後部構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
最近の車両は、エンジンのみを駆動源とする車両(ガソリン車やディーゼル車)に代えて、エンジンと電動モータとを動力源とするハイブリッド車(HEV)や主に電動モータを駆動源とする電気自動車(EV)が普及している。
【0003】
車両の電動化が進むと、電気自動車においてはエンジン伝達音(エンジンの回転成分によって発生する騒音)の成分がなくなる。又、ハイブリッド車においても電動モータのみによる走行領域が拡大することで、主に低中負荷運転領域では電気自動車と同等の走行となり、エンジンを含むパワートレインからの伝達音の成分が消失する。その結果、車両の電動化に伴い、電動モータ駆動による走行領域では車室内の静粛性が高くなる。相対的に、ロードノイズ等による室内騒音が顕在化する。
【0004】
ロードノイズは、走行時において路面の凹凸を起震源とする振動によって発生する。例えば、図6に示すように、走行時の車両1において、後輪側のタイヤ2が凹凸路面を通過すると、その振動エネルギは、タイヤ2からサスペンション3、車体骨格4、比較的薄板のパネル部材5(例えば、リヤスカートパネル)へと伝達し、車室内音響へ放射する。ロードノイズによる室内音は、室内騒音であり搭乗者に不快感を与える。
【0005】
例えば、特許文献1(特開2016-117346号公報)には、パネル部材であるリヤスカートパネルの基部側前部に、クォータインナロアとショックアブソーバリンフォースとで閉断面を形成した技術が開示されている。この文献に開示されている技術では、三種類の部材を用いて閉断面を形成することで、ショックアブソーバリンフォースやリヤスカートパネルの剛性を高めて、車室内騒音を低減するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-117346号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、リヤスカートパネルは、車室内と車室外とを区画するパネル部材である。このリヤスカートパネルの前方には、ラゲージルームに形成したスペアタイヤ収納部を区画する縦壁が設けられている。又、リヤスカートパネルの後方はリヤバンパビームが設けられている。従って、充分に広い閉断面を形成することが困難である。又、引用文献1では、三種の部材を用いて剛性を高める構造としている。そのため成形が複雑である。
【0008】
これに対し、パネル部材5自体の断面係数を大きくして剛性を高めるようにした技術も知られている。例えば、図7に示すように、パネル部材5に対して縦方向に所定幅のビード(リブ)5aを車体幅方向に対し、所定間隔ごとに複数形成したものがある。パネル部材5に複数のビード5aを形成することで断面係数が大きくなり、形状剛性を高めることができる。
【0009】
しかし、パネル部材5にビード5aを形成した場合、このビード5aの折れ部分が変曲点となり易い。ビード5aが変曲点となった場合、面外方向の振動量が励起され易くなる。
【0010】
図7の一点鎖線は、パネル部材5のパネル変形量を、ひずみゲージ等を用いて計測したものである。同図の示すように、従来のパネル部材5は、ビード5aが変形点となった場合、このビード5aを起点に面外方向へ大きく凹凸変形する。特に、パネル部材5の中央が最も高い面外方向へのパネル変形量λaを示している。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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