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公開番号
2025153471
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024055969
出願日
2024-03-29
発明の名称
車両用レジスタ装置
出願人
しげる工業株式会社
,
株式会社SUBARU
代理人
弁理士法人湧泉特許事務所
主分類
B60H
1/34 20060101AFI20251002BHJP(車両一般)
要約
【課題】異音の発生を低減させた車両用レジスタ装置を提供する。
【解決手段】レジスタ装置1は、周壁11~14の内部が通風路15をなすレジスタ本体10と、周壁の内部に回動可能に配置され通風路15を開閉するフィン31a~31eとを備える。上壁13及び下壁14には、フィン31a~31eの閉じ状態で上記フィンの延長部70と当接する段差面60が形成されている。段差面60における、通風路15の中心軸線側の縁部には、鋸歯状の切込み91が形成されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
周壁の内部が通風路をなすレジスタ本体と、上記周壁の内部に回動可能に配置され上記通風路を開閉する開閉板部とを備えた車両用レジスタ装置であって、
上記周壁には、上記開閉板部の閉じ状態で上記開閉板部の縁部と当接する段差面が形成されており、
上記段差面における、上記通風路の中心軸線側の縁部には、鋸歯状の切込みが形成されていることを特徴とする車両用レジスタ装置。
続きを表示(約 150 文字)
【請求項2】
上記周壁の内面には、上記段差面の縁部の各切込みから上記通風路の延び方向に延びる縦溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用レジスタ装置。
【請求項3】
上記縦溝の断面が台形状をなしていることを特徴とする請求項2に記載の車両用レジスタ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、通風路を開閉する開閉板部を備えた車両用レジスタ装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
車両のインストルメントパネル等に設置される一般的なレジスタ装置は、通風路を有するレジスタ本体と、通風路の吹出口に配置された吹出側フィンアッセンブリと、通風路の上流側に配置された上流側フィンアッセンブリとを備えている。吹出側フィンアッセンブリと上流側フィンアッセンブリの一方は、上下方向に間隔をおいて配置されるとともに左右方向に延びる複数のフィンを有しており、これらフィンの傾きを調節することにより吹き出し方向を上下に調節することができる。他方のフィンアッセンブリは、左右方向に間隔をおいて配置されるとともに上下方向に延びる複数のフィンを有し、これらフィンの傾きを調節することにより吹き出し方向を左右に調節することができる。
【0003】
上記レジスタ装置は、乗員の操作により通風路を開いたり遮断したりし、選択的に送風を停止できるようになっている。このようなレジスタ装置のなかには、下記特許文献1に記載されているような、フィンアッセンブリに通風路の遮断機能をもたせたレジスタ装置がある。
【0004】
特許文献1のレジスタ装置では、フィンが最大限に傾いた時に、フィン同士が互いに重なり合うようにして接するとともに、これらフィンの縁部が、レジスタ本体の周壁の内側に設けられた段差面に当たることにより、通風路を遮断するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-144551号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
レジスタ装置内の通風路を流れる空気は、流速が速くなると、粘性のために周壁の表面で流速が相対的に遅くなり、下流側において大きな渦が形成されやすくなる。特許文献1のレジスタ装置では、空気が段差面を通過する際、大きな渦が周壁の表面から剥離等することにより、急激な圧力変動が生じて異音が発生する恐れがあった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、本発明の一態様に係る車両用レジスタ装置は、
周壁の内部が通風路をなすレジスタ本体と、上記周壁の内部に回動可能に配置され上記通風路を開閉する開閉板部とを備えた車両用レジスタ装置であって、
上記周壁には、上記開閉板部の閉じ状態で上記開閉板部の縁部と当接する段差面が形成されており、
上記段差面における、上記通風路の中心軸線側の縁部には、鋸歯状の切込みが形成されていることを特徴としている。
【0008】
上記構成によれば、段差面における通風路の中心軸線側の縁部に形成された、鋸歯状の切込みにより、段差面の縁部を通過する空気の渦が細分化され、大きな渦の剥離が抑制される。これにより、急激な圧力変動が低減されるため、異音の発生を低減させることができる。
【0009】
好ましくは、上記周壁の内面には、上記段差面の縁部の各切込みから上記通風路の延び方向に延びる縦溝が形成されている。
上記構成によれば、周壁の内面に形成された、段差面の縁部の切込みから延びる縦溝により、周壁に流速の速い空気が当たる面積が少なくなることで渦による抵抗を和らげ、接触摩擦抵抗を低減させることができる。ひいては圧力損失を低減させることができる。
【0010】
好ましくは、上記縦溝の断面が台形状をなしている。
上記構成によれば、断面が台形状であることにより、縦溝が流速方向に対して平行な場合から角度を付けた場合にも、接触摩擦抵抗を低減させることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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