TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025149557
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-08
出願番号
2024050283
出願日
2024-03-26
発明の名称
壁用下地部材及び壁パネル
出願人
日本製鉄株式会社
代理人
アクシス国際弁理士法人
主分類
E04B
2/74 20060101AFI20251001BHJP(建築物)
要約
【課題】遮音性能、断熱性能及び構造性能を良好なバランスで満たすことができる壁用下地部材を提供する。
【解決手段】本発明による壁用下地部材2は、ウェブ部20と、ウェブ部20の両端部から延びる第1フランジ部21及び第2フランジ部22とを有する長手状の形鋼からなり、第1フランジ部21及び第2フランジ部22の少なくとも一方の外面に面材が接合される壁用下地部材であって、ウェブ部20には、材軸方向2Aに延びる複数の長孔26が千鳥状に設けられており、材軸方向2Aに係る長孔26の幅W1と、材軸方向に係る長孔の間の幅W2との比W1:W2が10:1であり、降伏点が400N/mm
2
以上の鋼材により形鋼が構成されており、鋼材の板厚が1.2mm以上かつ1.6mm以下である。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ウェブ部と、前記ウェブ部の両端部から延びる第1フランジ部及び第2フランジ部とを有する長手状の形鋼からなり、前記第1フランジ部及び第2フランジ部の少なくとも一方の外面に面材が接合される壁用下地部材であって、
前記ウェブ部には、材軸方向に延びる複数の長孔が千鳥状に設けられており、前記材軸方向に係る前記長孔の幅W1と、前記材軸方向に係る前記長孔の間の幅W2との比W1:W2が10:1であり、
降伏点が400N/mm
2
以上の鋼材により前記形鋼が構成されており、
前記鋼材の板厚が1.2mm以上かつ1.6mm以下である、
壁用下地部材。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
前記鋼材の降伏点が780N/mm
2
以下である、
請求項1に記載の壁用下地部材。
【請求項3】
前記複数の長孔の列のうち前記第1フランジ部に最も近い前記長孔の列を第1列としたとき、高さ方向に係る前記ウェブ部の中心位置と前記高さ方向に係る前記第1列の中心位置との間の距離をhs(mm)とし、前記形鋼の高さをH0(mm)とし、前記材軸方向に係る前記長孔の幅をW1(mm)とし、前記材軸方向に係る前記長孔の間の幅をW2(mm)としたとき、2hs/H0×{(W1+W2)/W2}から算出される値が5以上7以下である、
請求項1に記載の壁用下地部材。
【請求項4】
それぞれが請求項1から3までのいずれか1項に記載の壁用下地部材からなり、材軸方向に直交する幅方向に互いに間隔を置いて配置された複数の壁用下地部材と、
前記複数の壁用下地部材の前記第1フランジ部及び第2フランジ部の少なくとも一方の外面に接合された少なくとも1枚の面材と
を備える、壁パネル。
【請求項5】
前記複数の壁用下地部材の間隔は、300mm以上500mm以下である、
請求項4に記載の壁パネル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、面材が接合される壁用下地部材及び壁パネルに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば下記の特許文献1,2等に示されているように、壁用の下地材として形鋼が用いられている。
【0003】
特許文献1には、「上階側及び下階側に固定された上部ランナー及び下部ランナーと、上部ランナー及び下部ランナーに上端部及び下端部が挿入されたスタッドと、スタッドに固定された石膏ボードと、それらで囲まれた中空部に充填されたグラスウールとを備え、スタッドと上部ランナーが面内方向に相対変位することにより建物の層間変位を吸収するようにした軽量鉄骨間仕切り壁であって、スタッドの両側面と石膏ボードとの間に敷目板を千鳥配置の状態に介在させ、上部ランナーとして、横幅がスタッドの横幅よりも大きく且つスタッドの横幅とスタッドの両側に配置される敷目板の厚さとの和より小さいものを使用し、スタッドの上端部両側面と上部ランナーの内側面との間には敷目板の上端より高い位置においてスタッドに貼着した弾性緩衝材を介在させ、ボードと上部ランナーの外側面との間に隙間を形成したことを特徴とする軽量鉄骨間仕切り壁」が開示されている。特許文献1の「スタッド」が下地材に相当する。
【0004】
特許文献2には、「フランジ部とウェブ部を有する形鋼からなり、前記ウェブ部に長さ方向に長孔がn列で不連続に多数設けられたフレーム材であって、前記長孔の長さをL、孔間距離をa、αを定数として熱経路差XをX=(n-α)(L-a)/2で表すとき、15mm≦X≦150mmの関係を満たすように前記長孔が設けられていることを特徴とする低熱伝導性フレーム材」が開示されている。また、特許文献2には、板厚2.3mmの形鋼を用いることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-242298号公報
特開2008-106562号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のように下地材(スタッド)の両側に面材(敷目板及び石膏ボード)を配置したとき、一方の側の音及び熱を下地材が他方の側に伝え、遮音性能及び断熱性能が下がる傾向にある。
【0007】
特許文献2では、低熱伝導性フレーム材を提案しているが、部材単体の性能についての検討がされているのみで、面材が接合された壁パネルとしての性能については検討されていない。また、遮音性能に関する記述もない。また、特許文献2の低熱伝導性フレーム材のようにウェブ部に長孔を設けた場合、構造性能が低下する虞がある。
【0008】
遮音性能、断熱性能及び構造性能をすべて満たすC形鋼の壁パネルの実現は困難である。すなわち、遮音性能を高めるためには板厚を減少させることが考えられ、断熱性能を高めるためには特許文献2のような低伝熱形鋼化(孔空き形鋼化)を採ることが考えられるが、板厚の減少及び低伝熱形鋼化のどちらも構造性能を低下させる。また、特許文献2では、板厚2.3mmの形鋼を用いているが、耐風圧性能としてオーバースペックであった。
【0009】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的の一つは、遮音性能、断熱性能及び構造性能を良好なバランスで満たすことができる壁用下地部材及び壁パネルを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る壁用下地部材は、一実施形態において、ウェブ部と、ウェブ部の両端部から延びる第1フランジ部及び第2フランジ部とを有する長手状の形鋼からなり、第1フランジ部及び第2フランジ部の少なくとも一方の外面に面材が接合される壁用下地部材であって、ウェブ部には、材軸方向に延びる複数の長孔が千鳥状に設けられており、材軸方向に係る長孔の幅W1と、材軸方向に係る長孔の間の幅W2との比W1:W2が10:1であり、降伏点が400N/mm
2
以上の鋼材により形鋼が構成されており、鋼材の板厚が1.2mm以上かつ1.6mm以下である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
日本製鉄株式会社
線材
25日前
日本製鉄株式会社
鋼部品
1か月前
日本製鉄株式会社
鋼部品
1か月前
日本製鉄株式会社
溶接継手
23日前
日本製鉄株式会社
橋脚構造
29日前
日本製鉄株式会社
鍛鋼ロール
1か月前
日本製鉄株式会社
腐食センサ
29日前
日本製鉄株式会社
鍛鋼ロール
1か月前
日本製鉄株式会社
高Ni合金鋼
29日前
日本製鉄株式会社
高Ni合金鋼
29日前
日本製鉄株式会社
管理システム
29日前
日本製鉄株式会社
学習システム
1か月前
日本製鉄株式会社
溶鉄の製造方法
1か月前
日本製鉄株式会社
溶鉄の製造方法
10日前
日本製鉄株式会社
溶鉄の製造方法
10日前
日本製鉄株式会社
原油油槽用鋼材
25日前
日本製鉄株式会社
高炉の操業方法
1か月前
日本製鉄株式会社
スラグの処理方法
1か月前
日本製鉄株式会社
金属材の製造方法
1か月前
日本製鉄株式会社
モールドパウダー
1か月前
日本製鉄株式会社
焼結鉱の製造方法
1か月前
日本製鉄株式会社
焼結鉱の製造方法
1日前
日本製鉄株式会社
鉄鉱石の選別方法
22日前
日本製鉄株式会社
鉄道車両用の台車
1か月前
日本製鉄株式会社
鉄道車両用の車軸
23日前
日本製鉄株式会社
鋼矢板の製造方法
1か月前
日本製鉄株式会社
金属材の製造方法
1か月前
日本製鉄株式会社
鋼の連続鋳造方法
1か月前
日本製鉄株式会社
焼結鉱の製造方法
1日前
日本製鉄株式会社
鉄鉱石の選別方法
29日前
日本製鉄株式会社
鋼の連続鋳造方法
1か月前
日本製鉄株式会社
鉄道車両用の台車枠
24日前
日本製鉄株式会社
金属部品の製造方法
29日前
日本製鉄株式会社
溶鋼の脱窒処理方法
29日前
日本製鉄株式会社
LF装置の操業方法
1日前
日本製鉄株式会社
腐食モニタリング装置
15日前
続きを見る
他の特許を見る