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公開番号2025148038
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-07
出願番号2024048608
出願日2024-03-25
発明の名称テープ送り装置及びテーピング機
出願人株式会社 東京ウエルズ,株式会社村田製作所
代理人個人,個人
主分類B65B 15/04 20060101AFI20250930BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】各収容部を所望位置に精度良く位置づけるようにキャリアテープを搬送するのに有利なテープ送り装置及びテーピング機を提供する。
【解決手段】ワーク用の収容部を複数有するキャリアテープを送るテープ送り装置は、補正処理を行って、キャリアテープの搬送基準量に対する搬送補正量を決めて、搬送基準量及び搬送補正量に基づいてテープ搬送量を決定する制御装置と、テープ搬送量に応じて、キャリアテープを搬送経路に沿って搬送する搬送デバイスと、搬送経路において、各収容部の位置ずれ量を取得するずれ量取得デバイスと、を備える。補正処理において、搬送補正量は、各収容部の位置ずれ量に基づいて決められ、位置ずれ量が許容範囲内にある場合(S16のY)、搬送補正量の値はゼロであり(S12)、位置ずれ量が許容範囲を超える場合(S16のN)、搬送補正量の値はゼロ以外の値である(S13)。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
ワーク用の収容部を複数有するキャリアテープを送るテープ送り装置であって、
補正処理を行って、前記キャリアテープの搬送基準量に対する搬送補正量を決めて、前記搬送基準量及び前記搬送補正量に基づいてテープ搬送量を決定する制御装置と、
前記テープ搬送量に基づいて、前記キャリアテープを搬送経路に沿って搬送する搬送デバイスと、
前記搬送経路において、各収容部の位置ずれ量を取得するずれ量取得デバイスと、を備え、
前記補正処理において、前記搬送補正量は、各収容部の前記位置ずれ量に基づいて決められ、
前記位置ずれ量が許容範囲内にある場合、前記搬送補正量の値はゼロであり、
前記位置ずれ量が前記許容範囲を超える場合、前記搬送補正量の値はゼロ以外の値である、
テープ送り装置。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記キャリアテープは、等間隔に設けられる複数の位置基準部を有し、
前記ずれ量取得デバイスは、前記複数の位置基準部の位置と複数の収容部の位置とを比較することで、各収容部の前記位置ずれ量を取得する、
請求項1に記載のテープ送り装置。
【請求項3】
前記キャリアテープは、複数の搬送孔を有し、
前記搬送デバイスは搬送体を有し、当該搬送体が1つ以上の搬送孔に挿入されている状態で当該搬送体から前記キャリアテープに搬送力を作用させることで前記キャリアテープを搬送し、
前記ずれ量取得デバイスは、前記複数の搬送孔を前記複数の位置基準部として用いる、
請求項2に記載のテープ送り装置。
【請求項4】
前記搬送デバイスは、前記制御装置の制御下で入力される駆動信号に基づいて作動する搬送モーターを有し、
前記搬送モーターから出力される動力による前記キャリアテープの搬送量は、前記駆動信号のパルス数に基づいて定められ、
前記制御装置は、前記搬送基準量に対応する基準パルス数と、前記搬送補正量に対応する補正パルス数とに基づいて、前記駆動信号のパルス数を決定する、
請求項1に記載のテープ送り装置。
【請求項5】
前記制御装置は、前記基準パルス数及び前記補正パルス数に応じたパルスレートで前記搬送モーターが作動するように、前記補正パルス数に基づいて前記駆動信号のパルスを決定する、
請求項4に記載のテープ送り装置。
【請求項6】
ワーク用の収容部を複数有するキャリアテープを送る請求項1~5のいずれか一項に記載のテープ送り装置と、
トップテープを、前記複数の収容部を覆うように前記キャリアテープに接合するテープ接合装置と、
を備えるテーピング機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、テープ送り装置及びテーピング機に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
トップテープをキャリアテープに熱圧着することで、キャリアテープに設けられる多数の凹部のそれぞれに収容されているワーク(電子部品など)を、キャリアテープ及びトップテープによって封止するテーピング機が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-41083号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
キャリアテープに設けられる多数の凹部(収容部)の各々にワークを収容するため、凹部を所定の挿入位置に順次位置づけるようにキャリアテープが送られつつ、挿入位置に次々に位置づけられる凹部の各々にワークが挿入される。
【0005】
しかしながらキャリアテープに設けられる多数の凹部は、製造誤差などの様々な要因に起因して、必ずしもすべてがキャリアテープの所望位置に正確に形成されているとは限らず、本来の位置からずれた位置に形成されている凹部を含みうる。
【0006】
そのようなずれた位置に形成される凹部は、ワークが挿入される際に、実際には挿入位置からずれた位置に配置されることになり、ワークが適切に挿入(収容)されないことがある。また場合によっては、キャリアテープ(例えば凹部を区画するエッジ部分)及びワークが意図しない状態で互いに衝突して大きな力を受け、その結果、キャリアテープ及び/又はワークが損傷する懸念もある。
【0007】
本開示は上述の事情に鑑みてなされたものであり、各収容部を所望位置に精度良く位置づけるようにキャリアテープを搬送するのに有利なテープ送り装置及びテーピング機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様は、ワーク用の収容部を複数有するキャリアテープを送るテープ送り装置であって、補正処理を行って、キャリアテープの搬送基準量に対する搬送補正量を決めて、搬送基準量及び搬送補正量に基づいてテープ搬送量を決定する制御装置と、テープ搬送量に応じて、キャリアテープを搬送経路に沿って搬送する搬送デバイスと、搬送経路において、各収容部の位置ずれ量を取得するずれ量取得デバイスと、を備え、補正処理において、搬送補正量は、各収容部の位置ずれ量に基づいて決められ、位置ずれ量が許容範囲内にある場合、搬送補正量の値はゼロであり、位置ずれ量が許容範囲を超える場合、搬送補正量の値はゼロ以外の値である、テープ送り装置に関する。
【0009】
キャリアテープは、等間隔に設けられる複数の位置基準部を有してもよく、ずれ量取得デバイスは、複数の位置基準部の位置と複数の収容部の位置とを比較することで、各収容部の位置ずれ量を取得してもよい。
【0010】
キャリアテープは、複数の搬送孔を有してもよく、搬送デバイスは搬送体を有してもよく、当該搬送体が1つ以上の搬送孔に挿入されている状態で当該搬送体からキャリアテープに搬送力を作用させることでキャリアテープを搬送してもよく、ずれ量取得デバイスは、複数の搬送孔を複数の位置基準部として用いてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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