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公開番号2025146982
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2025127282,2024128191
出願日2025-07-30,2020-05-27
発明の名称ベーパーチャンバおよび電子機器
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F28D 15/02 20060101AFI20250926BHJP(熱交換一般)
要約【課題】熱輸送効率を向上させる。
【解決手段】本発明によるベーパーチャンバは、作動流体が封入されたベーパーチャンバである。ベーパーチャンバは、第1シートと、第1シートに積層された第2シートと、第1シートと第2シートとの間に介在された第3シートと、作動流体の蒸気が通る蒸気流路部と、液状の作動流体が通る液流路部と、を備えている。蒸気流路部は、第1シートに設けられることなく、第2シートの第3シートの側の面に設けられている。液流路部は、第1シートと第3シートとの間に設けられている。また、第3シートに、第3シートを貫通し、蒸気流路部と液流路部とを連通する複数の貫通孔が設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
作動流体が封入されたベーパーチャンバであって、
第1シートと、
前記第1シートに積層された第2シートと、
前記第1シートと前記第2シートとの間に介在された第3シートと、
前記作動流体の蒸気が通る蒸気流路部と、
液状の前記作動流体が通る液流路部と、を備え、
前記蒸気流路部は、前記第2シートの前記第3シートの側の面に設けられ、
前記液流路部は、前記第1シートと前記第3シートとの間に設けられ、
前記第3シートに、前記第3シートを貫通し、前記蒸気流路部と前記液流路部とを連通する複数の貫通孔が設けられ、
前記蒸気流路部に、前記第3シートに向かって突出した突出部が設けられ、
前記突出部は、前記第3シートの前記第2シートの側の面に当接している、ベーパーチャンバ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ベーパーチャンバおよび電子機器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
携帯端末やタブレット端末といったモバイル端末等で使用される中央演算処理装置(CPU)や発光ダイオード(LED)、パワー半導体等の発熱を伴うデバイスは、ヒートパイプ等の放熱用部材によって冷却されている(例えば、特許文献1参照)。近年では、モバイル端末等の薄型化のために、放熱用部材の薄型化も求められており、ヒートパイプより薄型化を図ることができるベーパーチャンバの開発が進められている。ベーパーチャンバ内には、作動流体が封入されており、この作動流体がデバイスの熱を吸収、拡散することで、デバイスの冷却を行っている。
【0003】
より具体的には、ベーパーチャンバ内の作動流体は、デバイスに近接した部分(蒸発領域)でデバイスから熱を受けて蒸発して蒸気(作動蒸気)になる。その作動蒸気は、蒸気流路部内で蒸発領域から離れる方向に拡散して冷却され、凝縮して液状になる。ベーパーチャンバ内には、毛細管構造(ウィック)としての液流路部が設けられており、凝縮して液状になった作動流体(作動液)は、蒸気流路部から液流路部に入り込み、液流路部を流れて蒸発領域に向かって輸送される。そして、作動液は、再び蒸発領域で熱を受けて蒸発する。このようにして、作動流体が、相変化、すなわち蒸発と凝縮とを繰り返しながらベーパーチャンバ内を還流することによりデバイスの熱を移動させ、放熱効率を高めている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-143960号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、液流路部の毛細管作用が十分でない場合、作動液の輸送量が低減し、熱輸送効率が低下するおそれがある。
【0006】
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、熱輸送効率を向上させることができるベーパーチャンバおよび電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、
作動流体が封入されたベーパーチャンバであって、
第1シートと、
前記第1シートに積層された第2シートと、
前記第1シートと前記第2シートとの間に介在された第3シートと、
前記作動流体の蒸気が通る蒸気流路部と、
液状の前記作動流体が通る液流路部と、を備え、
前記蒸気流路部は、前記第1シートに設けられることなく、前記第2シートの前記第3シートの側の面に設けられ、
前記液流路部は、前記第1シートと前記第3シートとの間に設けられ、
前記第3シートに、前記第3シートを貫通し、前記蒸気流路部と前記液流路部とを連通する複数の貫通孔が設けられている、ベーパーチャンバ、
を提供する。
【0008】
上述したベーパーチャンバにおいて、
前記液流路部は、前記第1シートの前記第3シートの側の面に設けられている、
ようにしてもよい。
【0009】
また、上述したベーパーチャンバにおいて、
前記液流路部は、前記第3シートの前記第1シートの側の面に設けられている、
ようにしてもよい。
【0010】
また、上述したベーパーチャンバにおいて、
前記第3シートにおける前記貫通孔の開口率は、20%以上60%以下である、
ようにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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