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公開番号
2025146924
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2025125012,2023207448
出願日
2025-07-25,2023-12-08
発明の名称
塩分除去工法及び塗装塗替え工法
出願人
国立大学法人神戸大学
,
株式会社横河ブリッジ
代理人
個人
,
個人
主分類
C23F
11/00 20060101AFI20250926BHJP(金属質材料への被覆;金属質材料による材料への被覆;化学的表面処理;金属質材料の拡散処理;真空蒸着,スパッタリング,イオン注入法,または化学蒸着による被覆一般;金属質材料の防食または鉱皮の抑制一般)
要約
【課題】 従来工法とは異なる新たな塩分除去工法と、塩分除去後の鋼材表面に塗料を塗る塗装塗替え工法を提供する。
【解決手段】 本発明の塩分除去工法は、鋼材表面から塩分を除去する工法であって、鋼材表面をブラストする工程と、鋼材表面に亜硝酸イオンを含む脱塩シートを貼付する工程と、脱塩シートを養生する工程と、脱塩シートを鋼材表面から剥離する工程を含む工法である。本発明の塩分除去工法では、鋼材表面に亜硝酸イオンを含む脱塩シートを貼付する工程に代えて、鋼材表面に亜硝酸イオンを含む溶液を塗布する工程と、鋼材表面に亜硝酸イオンを含まない脱塩シートを貼付する工程を行うようにしても良い。本発明の塗装塗替え工法は、鋼材表面の塗装を塗り替える工法であって、本発明の塩分除去工法で鋼材表面の塩分を除去する工程と、脱塩後の鋼材表面に塗料を塗る工程を含む工法である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
鋼材表面から塩分を除去する塩分除去工法であって、
前記鋼材表面をブラストする工程と、
前記鋼材表面に亜硝酸イオンを含む脱塩シートを貼付する工程と、
前記脱塩シートを養生する工程と、
前記脱塩シートを鋼材表面から剥離する工程を含む、
ことを特徴とする塩分除去工法。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
請求項1記載の塩分除去工法において、
ブラストされた鋼材表面に亜硝酸イオンを含む溶液を塗布する工程を含む、
ことを特徴とする塩分除去工法。
【請求項3】
請求項1記載の塩分除去工法において、
脱塩シートとして、層状複水酸化物を含む脱塩シートを用いる、
ことを特徴とする塩分除去工法。
【請求項4】
請求項1記載の塩分除去工法において、
脱塩シート剥離後の鋼材表面を再ブラストする工程を含む、
ことを特徴とする塩分除去工法。
【請求項5】
鋼材表面から塩分を除去する塩分除去工法であって、
前記鋼材表面をブラストする工程と、
前記鋼材表面に亜硝酸イオンを含む溶液を塗布する工程と、
前記鋼材表面に亜硝酸イオンを含まない脱塩シートを貼付する工程と、
前記脱塩シートを養生する工程と、
前記脱塩シートを鋼材表面から剥離する工程を含む、
ことを特徴とする塩分除去工法。
【請求項6】
鋼材表面の塗装を塗り替える塗装塗替え工法において、
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の塩分除去工法で鋼材表面の塩分を除去する工程と、
脱塩後の鋼材表面に塗料を塗る工程を含む、
ことを特徴とする塗装塗替え工法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鋼材表面に付着した鋼材の腐食の原因となる塩化物イオンを含む塩分を除去する塩分除去工法と、塩分除去後の鋼材表面に塗料を塗る塗装塗替え工法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
鋼橋等で使用される鋼材は、自然界にある鉄鉱石を還元して製造されるため、元に戻ろうとする際に酸化(腐食)する。鋼材は、腐食すると本来保有している機能を満たさなくなることから、腐食を防止するため、塗装やメッキを鋼材表面に施して酸素や水分の供給を断つことによる防錆処理を行うのが一般的である。
【0003】
ところが、そのような防錆処理を施しても、塩分(たとえば、飛来塩分や凍結防止剤に含まれる塩分等)の多い環境下では塗装が劣化し腐食が発生し易い。
【0004】
塗装が劣化した鋼構造物は、再塗装することによって健全な状態へ戻すことができる。一般的に再塗装を行う際には鋼材表面をブラスト処理するため、ある程度塩分の除去が期待できる。しかし、塩分は孔食に深く潜り込んでいることもあり、機械的に取り出すのが難しいことも多い。
【0005】
塩分の影響を少なくするため、従来、陰イオン吸着剤(たとえば、亜硝酸イオン)やそれを含む複合水酸化物を含有する塗膜の下地材が開発されている(特許文献1)。近年では、塩害に強い塗装が販売されるほか、高圧水(ウォータージェット)を利用した塩分除去工法も試されている。ところが、橋梁の架設状況や排水の問題などから、十分な作業を行うことが難しい場合も多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第4343570号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その解決課題は、従来の各種工法とは異なる新たな塩分除去工法と、塩分除去後の鋼材表面に塗料を塗る塗装塗替え工法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
[塩分除去工法]
本発明の塩分除去工法は、鋼材表面から塩分を除去する工法であって、鋼材表面をブラストする工程と、鋼材表面に亜硝酸イオンを含む脱塩シートを貼付する工程と、脱塩シートを養生する工程と、脱塩シートを鋼材表面から剥離する工程を含む工法である。
【0009】
前記塩分除去工法では、ブラストされた鋼材表面に亜硝酸イオンを含む溶液を塗布する工程を含むこともできる。前記塩分除去工法では、脱塩シートとして層状複水酸化物を含む脱塩シートを用いることができる。前記塩分除去工法では、脱塩シート剥離後の鋼材表面を再ブラストする工程を含むこともできる。
【0010】
[塗装塗替え工法]
本発明の塗装塗替え工法は、鋼材表面の塗装を塗り替える工法であって、本発明の塩分除去工法で鋼材表面の塩分を除去する工程と、脱塩後の鋼材表面に塗料を塗る工程を含む工法である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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