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公開番号2025133593
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2024031631
出願日2024-03-01
発明の名称抗アレルギー用経口組成物
出願人国立大学法人神戸大学
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類A61K 31/737 20060101AFI20250904BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】抗アレルギーのための技術の提供。
【解決手段】スイゼンジノリ由来硫酸化多糖類を含有する、抗アレルギー用経口組成物。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
スイゼンジノリ由来硫酸化多糖類を含有する、抗アレルギー用経口組成物。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記アレルギーが、I型アレルギーである、請求項1に記載の経口組成物。
【請求項3】
前記I型アレルギーが、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、花粉症、じんましん、アレルギー性結膜炎、アレルギー性皮膚炎、又はアナフィラキシーショックである、請求項2に記載の経口組成物。
【請求項4】
スイゼンジノリ由来硫酸化多糖類を含有する、IgE産生抑制用経口組成物。
【請求項5】
スイゼンジノリ由来硫酸化多糖類を含有する、直腸温低下抑制用経口組成物。
【請求項6】
スイゼンジノリ由来硫酸化多糖類を含有する、ケミカルメディエーター放出抑制用経口組成物。
【請求項7】
前記ケミカルメディエーターが、ヒスタミン、β-ヘキソサミニダーゼ、又はロイコトリエンである、請求項6に記載の経口組成物。
【請求項8】
医薬組成物である、請求項1~7のいずれか一項に記載の経口組成物。
【請求項9】
食品組成物である、請求項1~7のいずれか一項に記載の経口組成物。
【請求項10】
飼料組成物である、請求項1~7のいずれか一項に記載の経口組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、抗アレルギー用経口組成物に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
アレルギーは、典型的には、I型アレルギー、II型アレルギー、III型アレルギー、及びIV型アレルギーに大別される。
I型アレルギーは、マスト細胞又は好塩基性細胞からヒスタミン等のケミカルメディエーターが放出されること(脱顆粒)によって引き起こされるアレルギーである。
II型アレルギーは、抗原又はハプテンと抗体とが反応し、そこに補体が結合することによって引き起こされるアレルギーである。
III型アレルギーは、抗原と抗体との結合物(いわゆる、免疫複合体)によって引き起こされるアレルギーである。
IV型アレルギーは、感作T細胞と抗原との反応により感作T細胞からサイトカインが放出されることによって引き起こされるアレルギーである。
【0003】
I型アレルギーは、例えば、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、花粉症、じんましん、アレルギー性結膜炎、アレルギー性皮膚炎、アナフィラキシーショック等に関連する(特許文献1)。
II型アレルギーは、例えば、橋本病(慢性甲状腺炎)、グッドパスチャー症候群、臓器移植拒絶反応等に関連する(特許文献2)。
III型アレルギーは、例えば、全身性血管炎、クリオグロブリン血症、糸球体腎炎等に関連する(特許文献2)。
IV型アレルギー疾患は、例えば、接触性皮膚炎、臓器移植拒絶反応等に関連する(特許文献2)。
【0004】
このうち、I型アレルギーについては、抗I型アレルギー用経口組成物の有効成分として、例えば、温州みかんの果皮及びポンカンの果皮からなる群から選択される少なくとも1種及びβ-ラクトグロブリンや(特許文献3)、バガスの分解抽出物(特許文献4)等が知られている。
【0005】
一方で、淡水性藍藻類スイゼンジノリ(Aphanothece sacrum)やそれに由来する多糖類(糖誘導体)が知られている。そして、当該多糖類(糖誘導体)の用途として、角結膜障害の治療や予防が知られている(特許文献5)。また、水、当該糖誘導体、グリセリン及びリン脂質ポリマーを含有する皮膚用組成物が開発されている(特許文献6)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第7372112号公報
特許第5885154号公報
特許第6000206号公報
特許第7208735号公報
特許第6779599号公報
特許第6336355号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本開示の課題は、抗アレルギーのための技術の提供である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討したところ、特定の多糖類を経口摂取することで上記課題が解決できることを見出した。本開示は下記を提供することができる。
【0009】
<1>
スイゼンジノリ由来硫酸化多糖類を含有する、抗アレルギー用経口組成物。
<2>
前記アレルギーが、I型アレルギーである、<1>に記載の経口組成物。
<3>
前記I型アレルギーが、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、花粉症、じんましん、アレルギー性結膜炎、アレルギー性皮膚炎、又はアナフィラキシーショックである、<2>に記載の経口組成物。
<4>
スイゼンジノリ由来硫酸化多糖類を含有する、IgE産生抑制用経口組成物。
<5>
スイゼンジノリ由来硫酸化多糖類を含有する、直腸温低下抑制用経口組成物。
<6>
スイゼンジノリ由来硫酸化多糖類を含有する、ケミカルメディエーター放出抑制用経口組成物。
<7>
前記ケミカルメディエーターが、ヒスタミン、β-ヘキソサミニダーゼ、又はロイコトリエンである、<6>に記載の経口組成物。
<8>
医薬組成物である、<1>~<7>のいずれかに記載の経口組成物。
<9>
食品組成物である、<1>~<7>のいずれかに記載の経口組成物。
<10>
飼料組成物である、<1>~<7>のいずれかに記載の経口組成物。
【発明の効果】
【0010】
本開示により、抗アレルギーのための技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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