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公開番号
2025145172
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2024045218
出願日
2024-03-21
発明の名称
情報処理プログラム及び情報処理装置
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
弁理士法人第一テクニカル国際特許事務所
主分類
G06F
3/12 20060101AFI20250926BHJP(計算;計数)
要約
【課題】実印刷装置が接続されていない状態でも先行して仮想印刷装置を登録して初期設定等を実行可能とし、後から実印刷装置が接続されたときに印刷動作を実行可能とする。
【解決手段】プリンタアプリケーション170は、端末装置100にプリンタ200が未だ接続されていないとき、CUPS160によるプリンタ200の検索に応答することで、CUPS160にプリンタアプリケーション170をプリンタ200に対応する仮想プリンタとして登録させるステップS30と、CUPS160からの能力情報の要求に対し、プリンタ200の能力情報を出力するステップS60と、を実行させ、端末装置100にプリンタ200が接続された後、出力した能力情報に対応したCUPS160からの印刷データを取得するステップS120と、取得した印刷データを変換した印刷データを当該接続されたプリンタ200へ向けて送信するステップS170と、を実行させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
情報処理装置の演算部によって実行可能であり、前記情報処理装置に対し接続予定である印刷装置と通信して前記印刷装置を用いた印刷制御を実行可能な情報処理プログラムであって、前記情報処理装置にはOS標準印刷ソフトウェアを有するオペレーティングシステムが搭載されており、
前記情報処理プログラムは、前記情報処理装置に前記印刷装置が未だ接続されていないとき、前記情報処理装置の演算部に対し、
前記OS標準印刷ソフトウェアによるプリンタの検索に応答することで、前記OS標準印刷ソフトウェアに前記情報処理プログラムを前記印刷装置に対応する仮想プリンタとして登録させる登録処理と、
前記OS標準印刷ソフトウェアからの能力情報の要求に対し、前記印刷装置の前記能力情報を出力する能力情報出力処理と、
を実行させ、
前記情報処理プログラムは、前記情報処理装置に前記印刷装置が接続された後、前記情報処理装置の演算部に対し、
前記能力情報出力処理で出力した前記能力情報に対応した前記OS標準印刷ソフトウェアからの第1印刷データを取得する印刷データ取得処理と、
前記第1印刷データに基づく第2印刷データを当該接続された印刷装置へ向けて送信する印刷データ送信処理と、
を実行させるよう構成されている、情報処理プログラム。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記情報処理プログラムは、前記情報処理装置に前記印刷装置が未だ接続されていないとき、前記情報処理装置の演算部に対し、
前記登録処理の前に、前記印刷装置の前記能力情報を取得する能力情報取得処理と、
前記能力情報取得処理で取得した前記能力情報を記憶保持する能力情報記憶処理と、
を実行させる、
よう構成されている請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項3】
前記能力情報取得処理では、
前記情報処理装置に備えられた操作部を介した前記能力情報の入力を受け付けて取得する、
よう構成されている請求項2記載の情報処理プログラム。
【請求項4】
前記能力情報取得処理では、
外部機器から送信された前記能力情報を受信して取得する、
よう構成されている請求項2記載の情報処理プログラム。
【請求項5】
前記演算部に対し、さらに、
前記情報処理装置に前記印刷装置が未だ接続されていないとき、前記能力情報出力処理で出力した前記能力情報に対応した前記OS標準印刷ソフトウェアからの第3印刷データに基づく印刷実行指示を受信する指示受信処理と、
を実行させ、
前記印刷データ送信処理では、
前記第3印刷データに基づく第4印刷データを当該接続された前記印刷装置へ向けて送信する
よう構成されている請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項6】
前記情報処理装置に前記印刷装置が未だ接続されていないとき、前記演算部に対し、さらに、
前記能力情報出力処理で出力した前記能力情報に対応した前記OS標準印刷ソフトウェアからの第3印刷データに基づく印刷実行指示を受けた場合に、対応する第1エラー報知を行うための第1報知信号を出力する第1報知信号出力処理を実行させる、
よう構成されている請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項7】
前記情報処理装置に前記印刷装置が未だ接続されていないとき、前記演算部に対し、さらに、
対応する第2エラー報知を行うための第2報知信号を出力する第2報知信号出力処理を実行させる、
よう構成されている請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項8】
前記能力情報取得処理では、前記能力情報に加え、前記接続予定である印刷装置のアクセス情報及び識別情報が取得される、請求項2乃至請求項4のいずれか1項記載の情報処理プログラム。
【請求項9】
接続予定である印刷装置に対し通信可能な通信I/Fと、OS標準印刷ソフトウェアを有するオペレーティングシステム及び情報処理プログラムを備えた制御部と、を有する情報処理装置であって、
前記制御部は、
前記情報処理装置に前記印刷装置が未だ接続されていないとき、前記OS標準印刷ソフトウェアによるプリンタの検索に応答することで、前記OS標準印刷ソフトウェアに前記情報処理プログラムを前記印刷装置に対応する仮想プリンタとして登録させる登録処理と、
前記OS標準印刷ソフトウェアからの能力情報の要求に対し、前記印刷装置の前記能力情報を出力する能力情報出力処理と、
前記情報処理装置に前記印刷装置が接続された後、前記能力情報出力処理で出力した前記能力情報に対応した前記OS標準印刷ソフトウェアからの第1印刷データを取得する印刷データ取得処理と、
前記第1印刷データに基づく第2印刷データを当該接続された印刷装置へ向けて送信する印刷データ送信処理と、
を実行するよう構成されている、情報処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置に接続可能な情報処理装置で実行される情報処理プログラム及び当該情報処理装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、所定の印刷規格に従ってプリンタのベンダが提供するプリンタドライバを用いることなく印刷を行う、いわゆるドライバレスの印刷機能を有するオペレーティングシステム(OS)が一般的になりつつある。この場合、プリンタドライバのインストールを行うことなく印刷を行うことができる。
【0003】
このようなドライバレスのOS標準印刷ソフトウェアの機能を利用し、かつドライバレス未対応のプリンタへの対応あるいは通常のドライバレス印刷の機能を拡張するものとして、例えば特許文献1に記載のように、OS標準印刷ソフトウェアから印刷ジョブを受信し、受信した印刷ジョブをプリンタに送信する仮想の印刷装置を情報処理装置内に作成したものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-175313号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来技術においては、仮想印刷装置がOS標準印刷ソフトウェアに登録されることで、OS標準印刷ソフトウェアからの印刷データが仮想印刷装置へと出力され、その印刷データに基づく印刷が実行される。その仮想印刷装置の登録の際は、仮想ではない現実の印刷装置(以下適宜、「実印刷装置」という)から能力情報を取得し、その能力情報に基づいて登録が行われる。そのため、実印刷装置が接続されるまでは情報処理装置側における初期設定等を行えず、不便である。
【0006】
本発明の目的は、実印刷装置が接続されていない状態でも先行して仮想印刷装置を登録して初期設定等を実行可能とし、後から実印刷装置が接続されたときに印刷動作を実行することができる、情報処理プログラム及び情報処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本願発明の情報処理プログラムは、情報処理装置の演算部によって実行可能であり、前記情報処理装置に対し接続予定である印刷装置と通信して前記印刷装置を用いた印刷制御を実行可能な情報処理プログラムであって、前記情報処理装置にはOS標準印刷ソフトウェアを有するオペレーティングシステムが搭載されており、前記情報処理プログラムは、前記情報処理装置に前記印刷装置が未だ接続されていないとき、前記情報処理装置の演算部に対し、前記OS標準印刷ソフトウェアによるプリンタの検索に応答することで、前記OS標準印刷ソフトウェアに前記情報処理プログラムを前記印刷装置に対応する仮想プリンタとして登録させる登録処理と、前記OS標準印刷ソフトウェアからの能力情報の要求に対し、前記印刷装置の前記能力情報を出力する能力情報出力処理と、を実行させ、前記情報処理プログラムは、前記情報処理装置に前記印刷装置が接続された後、前記情報処理装置の演算部に対し、前記能力情報出力処理で出力した前記能力情報に対応した前記OS標準印刷ソフトウェアからの第1印刷データを取得する印刷データ取得処理と、前記第1印刷データに基づく第2印刷データを当該接続された印刷装置へ向けて送信する印刷データ送信処理と、を実行させるよう構成されている。
【0008】
本願発明の情報処理プログラムは、情報処理装置に印刷装置が未だ接続されていない場合には、情報処理装置の演算部に対し、登録処理と、能力情報出力処理とを実行させる。登録処理では、OS標準印刷ソフトウェアによるプリンタの検索に応答することで、情報処理プログラムがOS標準印刷ソフトウェアに印刷装置に対応する仮想プリンタとして登録される。能力情報出力処理では、OS標準印刷ソフトウェアからの能力情報の要求に対し、印刷装置の能力情報が出力される。このようにして、本願発明によれば、実際に印刷装置が接続されていない状態でも、先行して仮想印刷装置を登録して接続予定の印刷装置の能力情報を出力できるので、情報処理装置における各種初期設定、セットアップ等を実行することが可能となる。したがって、利便性を向上することができる。
また、本願発明の情報処理プログラムは、情報処理装置に印刷装置が接続された後には、情報処理装置の演算部に対し、印刷データ取得処理と、印刷データ送信処理とを実行させる。印刷データ取得処理では、能力情報出力処理で出力した能力情報に対応したOS標準印刷ソフトウェアからの第1印刷データが取得される。印刷データ送信処理では、第1印刷データに基づく第2印刷データが当該接続された印刷装置へ向けて送信され、印刷が実行される。このようにして、本願発明によれば、もともと接続されていなかった印刷装置が後から接続された場合には、印刷動作を実行することができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、実印刷装置が接続されていない状態でも先行して仮想印刷装置を登録して初期設定等を実行可能とし、後から実印刷装置が接続されたときに印刷動作を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る印刷システムのシステム構成及び端末装置の機能構成の一例を表すブロック図である。
プリンタの設定値情報の一例を表す図である。
プリンタアプリケーションのインストール後、端末装置にプリンタが接続されていない状態でプリンタアプリケーションがCUPSに登録される制御手順の一例を表すフローチャートである。
CUPSがプリンタアプリケーションを仮想プリンタとして登録した後、ユーザにより印刷実行指示がなされた場合の制御手順の一例を表すフローチャートである。
インストール後に能力情報、設定値情報を取得する変形例における、印刷システムのシステム構成及び端末装置の機能構成の一例を表すブロック図である。
インストール後に能力情報、設定値情報を取得する変形例における制御手順の一例を表すフローチャートである。
端末装置及びプリンタのハードウェア構成の一例を表すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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