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公開番号
2025141349
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024041243
出願日
2024-03-15
発明の名称
コネクタ組立体
出願人
日本航空電子工業株式会社
代理人
個人
主分類
H01R
24/38 20110101AFI20250919BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】コネクタ組立体の同軸コネクタの外側端子を基板のグランド層に安定して接続することができるコネクタ組立体を提供すること。
【解決手段】コネクタ組立体12は、同軸コネクタ20と、被固定部材40とを備えている。同軸コネクタ20の外側端子24は、第1受部252を有するフランジ部25と、第2受部272が設けられている2つの突出部27とを有している。被固定部材40は、ばね部43と、第1接触部432と、2つの第2接触部434を有している。第1接触部432と2つの第2接触部434の夫々との間の前後方向における距離は、ばね部43の弾性変形により可変となっている。コネクタ組立体12が基板16に接続された接続状態において、ばね部43の弾性変形により、第1接触部432は、第1受部252に押し付けられており、且つ、2つの第2接触部272は、2つの突出部27の第2受部272に夫々押し当てられている。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
基板に接続されるコネクタ組立体であって、
前記基板には、2つの通過孔が形成されており、前記通過孔の夫々は、上下方向において前記基板を貫通しており、前記基板は、前記上下方向において上面及び下面を有しており、前記基板の前記上面には、信号線が形成されており、前記信号線は、前記上下方向と直交する横方向において、前記2つの通過孔の間に位置しており、前記基板の前記下面にはグランド層が形成されており、
前記コネクタ組立体は、同軸コネクタと、被固定部材と、2つのネジとを備えており、
前記同軸コネクタは、同軸ケーブルの先端に取り付けられるものであり、
前記同軸コネクタは、外側端子と、中心端子とを備えており、
前記外側端子は、フランジ部と、2つの突出部とを有しており、
前記フランジ部は、第1受部を有しており、
前記第1受部は、前記上下方向及び前記横方向の双方と直交する前後方向において前方に面しており、
前記2つの突出部は、前記横方向において互いに離れて位置しており、
前記突出部の夫々は、前記前後方向において前記フランジ部から前方に延びており、
前記突出部の夫々には、ネジ穴が形成されており、
前記突出部の夫々には、第2受部が設けられており、
前記第2受部は、前記前後方向において少なくとも後方に面しており、
前記被固定部材は、金属からなるものであり、
前記コネクタ組立体が前記基板に接続された接続状態において、前記被固定部材の一部は、前記基板の前記上下方向における下方に位置しており、
前記接続状態において、前記基板の前記グランド層は、前記被固定部材を介して前記フランジ部の前記第1受部に電気的に接続され、
前記被固定部材には、2つの固定孔が設けられており、
前記固定孔の夫々は、前記上下方向において前記被固定部材を貫通しており、
前記被固定部材は、ばね部と、第1接触部と、2つの第2接触部を有しており、
前記ばね部は、弾性変形可能であり、前記第1接触部と前記2つの第2接触部とを支持しており、
前記第1接触部は、前記前後方向において、前記2つの第2接触部のいずれよりも後方に位置しており、
前記2つの第2接触部は、前記横方向において互いに離れて位置しており、
前記第1接触部と前記2つの第2接触部の夫々との間の前記前後方向における距離は、前記ばね部の弾性変形により可変となっており、
前記接続状態において、前記ばね部の弾性変形により、前記第1接触部は、前記第1受部に押し付けられており、且つ、前記2つの第2接触部は、前記2つの突出部の前記第2受部に夫々押し当てられており、
前記ネジは、前記接続状態において、前記固定孔及び前記通過孔を通過して、前記突出部の前記ネジ穴に夫々ねじ込まれており、それによって、前記ネジは、前記被固定部材を前記基板の前記グランド層に押し付けつつ、前記突出部に夫々固定されている
コネクタ組立体。
続きを表示(約 340 文字)
【請求項2】
請求項1記載のコネクタ組立体であって、
前記ばね部は、主部と、2つのばね片とを有しており、
前記ばね片には、前記第2接触部が夫々設けられており、
前記2つのばね片は、前記主部の前記横方向の両端から夫々上方に向かって延びており、
前記ばね片の夫々には、前記上下方向に延びるスリットが設けられており、
前記スリットは、前記ばね片を弾性変形可能とする
コネクタ組立体。
【請求項3】
請求項1又は請求項2記載のコネクタ組立体であって、
前記第1接触部は、少なくとも1つの凸部からなり、
前記凸部は、前記前後方向において後方に突出するように前記ばね部に支持されている
コネクタ組立体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、基板に接続されるコネクタ組立体に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、基板に接続されるコネクタ組立体が開示されている。
【0003】
図26及び図27を参照すると、特許文献1の基板-コネクタ接続構造900は、基板950と、基板950に接続されるコネクタ(コネクタ組立体)910とを有している。基板950は、信号パターン(信号線)952と、第1のグランド層954と、信号線952の直下に位置し、第1のグランド層954の端面を含む領域に形成されためっき膜956とを有している。コネクタ組立体910は、同軸コネクタ920と、2つのねじ(固定部材)930とを備えている。同軸コネクタ920は、中心導体(中心端子)922と、外部導体(外側端子)924とを有している。コネクタ組立体910を基板950に接続すると、外側端子924は、第1のグランド層954と電気的に接続されためっき膜956と接触する。これにより、特許文献1の基板-コネクタ接続構造900においては、基板950とコネクタ組立体910との間の信号の反射特性を高めようとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6853655号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の基板-コネクタ接続構造900においては、コネクタ組立体910を基板950に接続した際に、同軸コネクタ920の外側端子924を基板950のめっき膜956に安定して接触させることが困難であり、外側端子924と第1のグランド層954との電気的接続の信頼性に欠ける虞がある。
【0006】
そこで、本発明は、コネクタ組立体の同軸コネクタの外側端子を基板のグランド層に安定して接続することができるコネクタ組立体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、第1のコネクタ組立体として、
基板に接続されるコネクタ組立体であって、
前記基板には、2つの通過孔が形成されており、前記通過孔の夫々は、上下方向において前記基板を貫通しており、前記基板は、前記上下方向において上面及び下面を有しており、前記基板の前記上面には、信号線が形成されており、前記信号線は、前記上下方向と直交する横方向において、前記2つの通過孔の間に位置しており、前記基板の前記下面にはグランド層が形成されており、
前記コネクタ組立体は、同軸コネクタと、被固定部材と、2つのネジとを備えており、
前記同軸コネクタは、同軸ケーブルの先端に取り付けられるものであり、
前記同軸コネクタは、外側端子と、中心端子とを備えており、
前記外側端子は、フランジ部と、2つの突出部とを有しており、
前記フランジ部は、第1受部を有しており、
前記第1受部は、前記上下方向及び前記横方向の双方と直交する前後方向において前方に面しており、
前記2つの突出部は、前記横方向において互いに離れて位置しており、
前記突出部の夫々は、前記前後方向において前記フランジ部から前方に延びており、
前記突出部の夫々には、ネジ穴が形成されており、
前記突出部の夫々には、第2受部が設けられており、
前記第2受部は、前記前後方向において少なくとも後方に面しており、
前記被固定部材は、金属からなるものであり、
前記コネクタ組立体が前記基板に接続された接続状態において、前記被固定部材の一部は、前記基板の前記上下方向における下方に位置しており、
前記接続状態において、前記基板の前記グランド層は、前記被固定部材を介して前記フランジ部の前記第1受部に電気的に接続され、
前記被固定部材には、2つの固定孔が設けられており、
前記固定孔の夫々は、前記上下方向において前記被固定部材を貫通しており、
前記被固定部材は、ばね部と、第1接触部と、2つの第2接触部を有しており、
前記ばね部は、弾性変形可能であり、前記第1接触部と前記2つの第2接触部とを支持しており、
前記第1接触部は、前記前後方向において、前記2つの第2接触部のいずれよりも後方に位置しており、
前記2つの第2接触部は、前記横方向において互いに離れて位置しており、
前記第1接触部と前記2つの第2接触部の夫々との間の前記前後方向における距離は、前記ばね部の弾性変形により可変となっており、
前記接続状態において、前記ばね部の弾性変形により、前記第1接触部は、前記第1受部に押し付けられており、且つ、前記2つの第2接触部は、前記2つの突出部の前記第2受部に夫々押し当てられており、
前記ネジは、前記接続状態において、前記固定孔及び前記通過孔を通過して、前記突出部の前記ネジ穴に夫々ねじ込まれており、それによって、前記ネジは、前記被固定部材を前記基板の前記グランド層に押し付けつつ、前記突出部に夫々固定されている
コネクタ組立体を提供する。
【0008】
本発明は、第2のコネクタ組立体として、第1のコネクタ組立体であって、
前記ばね部は、主部と、2つのばね片とを有しており、
前記ばね片には、前記第2接触部が夫々設けられており、
前記2つのばね片は、前記主部の前記横方向の両端から夫々上方に向かって延びており、
前記ばね片の夫々には、前記上下方向に延びるスリットが設けられており、
前記スリットは、前記ばね片を弾性変形可能とする
コネクタ組立体を提供する。
【0009】
本発明は、第3のコネクタ組立体として、第1又は第2のコネクタ組立体であって、
前記第1接触部は、少なくとも1つの凸部からなり、
前記凸部は、前記前後方向において後方に突出するように前記ばね部に支持されている
コネクタ組立体を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明のコネクタ組立体は、基板に接続された接続状態において、被固定部材のばね部の弾性変形により、被固定部材の第1接触部は、同軸コネクタの外側端子のフランジ部の第1受部に押し付けられており、且つ、被固定部材の2つの第2接触部は、同軸コネクタの外側端子の2つの突出部の第2受部に夫々押し当てられている。これにより、本発明のコネクタ組立体において、被固定部材は、同軸コネクタの外側端子に確実に接続されている。従って、本発明のコネクタ組立体を基板に接続すると、基板のグランド層は、被固定部材を介して外側端子のフランジ部の第1受部に対して高い信頼性をもって電気的に接続されるようになっている。即ち、本発明のコネクタ組立体は、コネクタ組立体の同軸コネクタの外側端子を基板のグランド層に安定して接続することができるようになっている。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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