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公開番号2025138417
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-25
出願番号2024037499
出願日2024-03-11
発明の名称作業機械及び作業機械の遠隔操作システム
出願人住友重機械工業株式会社
代理人個人,個人
主分類E02F 9/26 20060101AFI20250917BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】周囲作業者からの音声を聞きやすくする。
【解決手段】作業機械であって、下部走行体と、前記下部走行体に旋回可能に搭載された上部旋回体と、周辺の車外音を収音する車外音収音部と、前記車外音収音部にて収音された車外音を、前記上部旋回体に設けられた車室内に出力する車内再生部と、前記作業機械の動作を制御する制御部とを有し、前記制御部は、所定の条件に基づいて前記作業機械の動作制限をすることによって前記車外音収音部にて収音される音を抑制するモードである傾聴モードを具備する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
作業機械であって、
下部走行体と、
前記下部走行体に旋回可能に搭載された上部旋回体と、
周辺の車外音を収音する車外音収音部と、
前記車外音収音部にて収音された車外音を、前記上部旋回体に設けられた車室内に出力する車内再生部と、
前記作業機械の動作を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、所定の条件に基づいて前記作業機械の動作制限をすることによって前記車外音収音部にて収音される音を抑制するモードである傾聴モードを具備する、作業機械。
続きを表示（約 790 文字）【請求項２】
前記制御部は、前記傾聴モードにおいて、前記作業機械の動作に伴って生じる音を抑制する、請求項１に記載の作業機械。
【請求項３】
前記制御部は、前記作業機械の周囲環境に応じて前記傾聴モードに移行する、請求項１に記載の作業機械。
【請求項４】
前記制御部は、前記作業機械の周囲にいる人に関する条件に応じて前記傾聴モードに移行する、請求項３に記載の作業機械。
【請求項５】
前記制御部は、
前記車外音収音部にて収音された車外音から発話を検出する発話検出部を有し、
前記発話検出部にて発話が検出された場合、前記傾聴モードに移行する、請求項４に記載の作業機械。
【請求項６】
前記制御部は、前記発話検出部にて発話が検出されなくなった場合、前記傾聴モードを解除する、請求項５に記載の作業機械。
【請求項７】
前記作業機械の周辺の人を検出する人検出部を有し、
前記制御部は、前記人検出部にて人が検出された場合、前記傾聴モードに移行する、請求項４に記載の作業機械。
【請求項８】
前記制御部は、前記人検出部にて人が検出された場合、検出された人と前記作業機械との相対位置に応じて、音を抑制するレベルを異ならせる、請求項７に記載の作業機械。
【請求項９】
前記制御部は、前記人検出部にて人が検出された場合、検出された人と前記作業機械との距離に応じて、音を抑制するレベルを異ならせる、請求項８に記載の作業機械。
【請求項１０】
前記制御部は、前記人検出部にて人が検出された場合、前記作業機械に対して前記検出された人が存在する方向に応じて、音を抑制するレベルを異ならせる、請求項８に記載の作業機械。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、作業機械及び作業機械の遠隔操作システムに関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、音声認識を用いてショベルを操作する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
国際公開第２０１９／０３５４２７号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
車外に設けられたマイクにて収音される音声は、周囲作業者からショベルの操作者に対する作業指示等が含まれる場合が多い。しかしながら、ショベル等の作業機械においては、作業機械の動作に伴って生じる音によって、周囲作業者からの音声が聞こえにくくなってしまう場合がある。特許文献１には、周囲作業者からの音声を聞きやすくする技術については開示されていない。
【０００５】
そこで、周囲作業者からの音声を聞きやすくすることができる作業機械を提供することが好ましい。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するために本開示は、
作業機械であって、
下部走行体と、
前記下部走行体に旋回可能に搭載された上部旋回体と、
周辺の車外音を収音する車外音収音部と、
前記車外音収音部にて収音された車外音を、前記上部旋回体に設けられた車室内に出力する車内再生部と、
前記作業機械の動作を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、所定の条件に基づいて前記作業機械の動作制限をすることによって前記車外音収音部にて収音される音を抑制するモードである傾聴モードを具備する、作業機械である。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、周囲作業者からの音声を聞きやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本開示の実施形態に係る作業機械の側面図である。
図１に示す作業機械の上面図である。
図１に示す作業機械に取り付けられる外部集音装置及び情報伝達装置の構成例を示す図である。
図１に示す作業機械の構成の一例を概略的に示す図である。
図４に示した音処理部の一例を示すブロック図である。
図４に示した検出部の一例を示すブロック図である。
図１に示す作業機械の運転室内の上面図である。
操作者が搭乗している作業機械とその周囲にいる作業者の斜視図である。
図４に示したコントローラによる傾聴モードへの移行動作の第１実施形態を説明するためのフローチャートである。
図４に示したコントローラによる傾聴モードへの移行動作の第２実施形態を説明するためのフローチャートである。
作業機械の周辺に人が検出された場合の表示装置Ｄ１の表示例を示す図である。
図４に示したコントローラによる傾聴モードへの移行動作の第３実施形態を説明するためのフローチャートである。
図４に示したコントローラによる傾聴モードへの移行動作の第４実施形態を説明するためのフローチャートである。
図４に示したコントローラによる傾聴モードへの移行動作の第５実施形態を説明するためのフローチャートである。
本開示の実施形態に係る作業機械の別の構成例を示す作業機械の上面図である。
本開示の実施形態に係る操作システムの構成例を示す概要図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。以下で説明する実施形態は、例示であり、発明を限定するものではない。本開示の実施形態における全ての特徴及びその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。なお、各図面において同一の又は対応する構成には同一の又は対応する符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。
【００１０】
本開示の実施形態に係る作業機械１００は、ショベルである。作業機械１００は、クレーン、アスファルトフィニッシャ、又はフォークリフト等のショベル以外の機械であってもよい。また、図示例では、作業機械１００としてのショベルは、エンドアタッチメントとしてバケット６を備えた掘削機であるが、バケット６以外のエンドアタッチメントを備えた林業機械等の応用機であってもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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