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公開番号2025138396
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-25
出願番号2024037461
出願日2024-03-11
発明の名称作業機械、操作支援システム
出願人住友建機株式会社
代理人個人,個人
主分類E02F 3/84 20060101AFI20250917BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】作業機械の操作者と作業機械の周囲の人との意思疎通を支援することが可能な技術を提供する。
【解決手段】本開示の一実施形態に係る作業機械100は、下部走行体1と、旋回自在に下部走行体1に搭載される上部旋回体3と、上部旋回体3に搭載され、操作者が搭乗する運転室10と、操作者と作業機械100の周囲の人との会話の状況に関する情報を取得する取得装置(例えば、外部集音装置M1や内部集音装置M2や撮像装置S6や発話ボタンKS等)と、取得装置の出力が入力されるコントローラ30と、を備え、コントローラ30は、操作者と作業機械100の周囲の人との間の会話が行われている場合に、作業機械100の動作を制限する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
下部走行体と、
旋回自在に前記下部走行体に搭載される上部旋回体と、
前記上部旋回体に搭載され、作業機械の操作者が搭乗する運転室と、
前記操作者と作業機械の周囲の人との会話の状況に関する情報を取得する取得装置と、
前記取得装置の出力が入力される制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記操作者と作業機械の周囲の人との間の会話が行われている場合に、作業機械の動作を制限する、
作業機械。
続きを表示（約 1,600 文字）【請求項２】
前記制御装置は、前記操作者と作業機械の周囲の人との間の会話が行われている場合に、エンジンの回転数、前記下部走行体の動作、前記上部旋回体の動作、及び前記上部旋回体に取り付けられるアタッチメントの動作のうちの少なくとも１つを制限する、
請求項１に記載の作業機械。
【請求項３】
前記制御装置は、前記取得装置により取得される情報が前記操作者と作業機械の周囲の人との会話が行われていることを表す状態から会話が行われていないことを表す状態に移行した場合に、作業機械の動作の制限を解除する、
請求項１又は２に記載の作業機械。
【請求項４】
前記取得装置は、前記運転室の内部に設けられる所定の操作入力装置であり、前記制御装置は、前記所定の操作入力装置が操作されている場合に、作業機械の動作を制限し、前記所定の操作入力装置が操作されている状態から操作されていない状態に移行した場合に、作業機械の動作の制限を解除する、
前記取得装置は、作業機械の周囲の物体に関する情報を取得し、前記制御装置は、前記取得装置の情報に基づき、作業機械の周囲の所定範囲内で人が検出されている場合に、作業機械の動作を制限し、前記取得装置の情報に基づき、作業機械の周囲の前記所定範囲内で人が検出されなくなった場合に、作業機械の動作の制限を解除する、
又は、前記取得装置は、前記運転室の内部、若しくは、作業機械の周囲の音を集音する集音装置であり、前記制御装置は、前記集音装置の出力に基づき、人の音声が認識されている場合に、作業機械の動作を制限し、前記集音装置の出力に基づき、人の音声が認識されなくなった場合に、作業機械の動作の制限を解除する、
請求項３に記載の作業機械。
【請求項５】
前記制御装置は、前記操作者と作業機械の周囲の人との会話が行われる可能性がある場合に、作業機械の動作を制限する、
請求項１又は２に記載の作業機械。
【請求項６】
前記運転室の内部の音を集音する内部集音装置と、
前記運転室の外部に設けられ、前記内部集音装置により集音された音を作業機械の周囲に向けて出力する外部音出力装置と、を備える、
請求項１又は２に記載の作業機械。
【請求項７】
前記外部音出力装置は、前記運転室の内部に設けられる所定の操作入力装置が操作されている場合に、前記内部集音装置により集音された音を作業機械の周囲に向けて出力する、
請求項６に記載の作業機械。
【請求項８】
前記運転室の内部に設けられ、前記制御装置により作業機械の動作が制限されている場合に、前記操作者にその旨を通知する通知装置を備える、
請求項１又は２に記載の作業機械。
【請求項９】
前記制御装置は、前記操作者と作業機械の周囲の人との間の会話が行われている場合、前記上部旋回体及び前記下部走行体の少なくとも一方の動作を停止させ、又は、停止状態に維持させ、前記操作者と作業機械の周囲の人との間の会話が行われていない場合よりも操作に対する前記アタッチメントの動作の速度を低減させる、
請求項２に記載の作業機械。
【請求項１０】
前記制御装置は、作業機械の被駆動部を駆動するアクチュエータの操作が行われていない状況で、前記操作者と作業機械の周囲の人との間の会話が行われている場合に、前記エンジンの回転数を制限し、その後、前記アクチュエータの操作が行われていない状況で、前記操作者と作業機械の周囲の人との間の会話が行われなくなった場合、前記アクチュエータの操作が開始されるまでの間、前記エンジンの回転数の制限を継続する、
請求項２又は９に記載の作業機械。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、作業機械等に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、作業機械の操作者と作業機械の周囲の人（例えば、作業者や作業現場の監督者或いは管理者等）との間での会話による意思疎通が図られる場合がある（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
２０１３－４７４２７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、作業機械の発する音によって、作業機械の操作者と作業機械の周囲の人との間の意思疎通を上手く図れない可能性がある。
【０００５】
そこで、上記課題に鑑み、作業機械の操作者と作業機械の周囲の人との意思疎通を支援することが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するため、本開示の一実施形態では、
下部走行体と、
旋回自在に前記下部走行体に搭載される上部旋回体と、
操作者が搭乗する運転室と、
前記操作者と作業機械の周囲の人との会話の状況に関する情報を取得する取得装置と、
前記取得装置の出力が入力される制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記操作者と作業機械の周囲の人との間の会話が行われている場合に、作業機械の動作を制限する、
作業機械が提供される。
【０００７】
また、本開示の他の実施形態では、
作業機械の遠隔操作を行う操作者と前記作業機械の周囲の人との間で会話が可能な操作支援システムであって、
前記操作者と前記作業機械の周囲の人との会話の状況に関する情報を取得する取得装置と、
前記取得装置の出力が入力される制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記操作者と前記作業機械の周囲の人との間の会話が行われている場合に、前記作業機械の動作を制限する、
操作支援システムが提供される。
【発明の効果】
【０００８】
上述の実施形態によれば、作業機械の操作者と作業機械の周囲の人との意思疎通を支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
作業機械の構成例を示す側面図である。
作業機械の構成例を示す上面図である。
外部集音装置及び情報伝達装置の構成例を示す図である。
作業機械の構成例を示すブロック図である。
作業機械の運転室内の上面図である。
操作者が搭乗している作業機械とその周囲にいる作業者の斜視図である。
会話支援処理の第１例を概略的に示すフローチャートである。
会話支援処理の第１例を概略的に示すフローチャートである。
操作装置の操作量とコントローラから出力される操作指令との関係の一例を示す図である。
会話支援処理の第２例を概略的に示すフローチャートである。
会話支援処理の第３例を概略的に示すフローチャートである。
会話支援処理の第５例を概略的に示すフローチャートである。
作業機械の別の構成例を示す図である。
操作支援システムの一例の概要を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。以下で説明する実施形態は、例示であり、発明を限定するものではない。本開示の実施形態における全ての特徴及びその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。尚、各図面において同一の又は対応する構成には同一の又は対応する符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。
（【００１１】以降は省略されています）

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