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公開番号
2025138294
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-25
出願番号
2024037302
出願日
2024-03-11
発明の名称
液体塗布装置、液体塗布方法およびプログラム
出願人
株式会社リコー
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20250917BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】印刷画像の輪郭線においてジャギーの発生を低減することができる液体塗布装置、液体塗布方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】複数のノズルを有し、主走査方向および副走査方向にそれぞれ交差する方向に移動可能な吐出ヘッドと、複数のノズルのうちの対象ノズルが、印刷面への印刷対象となる印刷画像における主走査方向および副走査方向に交差する輪郭線に沿うように、吐出ヘッドを移動させる移動制御部と、輪郭線に沿って移動される対象ノズルから液体を吐出させる吐出制御部と、を備え、吐出制御部は、対象ノズルからの液体の吐出により印刷画像の輪郭を形成する場合、複数のノズルのうち他のノズルの吐出の周期の2周期以上の期間、対象ノズルを開放することにより液体を連続して吐出する。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のノズルを有し、主走査方向および副走査方向にそれぞれ交差する方向に移動可能な吐出ヘッドと、
前記複数のノズルのうちの対象ノズルが、印刷面への印刷対象となる印刷画像における主走査方向および副走査方向に交差する輪郭線に沿うように、前記吐出ヘッドを移動させる移動制御部と、
前記輪郭線に沿って移動される前記対象ノズルから液体を吐出させる吐出制御部と、
を備え、
前記吐出制御部は、前記対象ノズルからの液体の吐出により前記印刷画像の輪郭を形成する場合、前記複数のノズルのうち他のノズルの吐出の周期の2周期以上の期間、該対象ノズルを開放することにより液体を連続して吐出する液体塗布装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記移動制御部は、前記吐出制御部により前記対象ノズルから液体が吐出されることにより前記印刷面上に形成されるドットが、前記輪郭線に接するように前記吐出ヘッドを移動させる請求項1に記載の液体塗布装置。
【請求項3】
前記吐出制御部は、前記対象ノズルからの液体の吐出により前記印刷画像の輪郭を形成する場合、該対象ノズルの液体の吐出の周期を、前記複数のノズルのうち他のノズルの液体の吐出の周期と同一とする請求項1または2に記載の液体塗布装置。
【請求項4】
前記吐出制御部は、前記対象ノズルが前記輪郭線に沿うように移動される前記吐出ヘッドの移動の軌跡に応じて、該対象ノズルから吐出する液体の吐出量を調整する請求項1または2に記載の液体塗布装置。
【請求項5】
前記吐出制御部は、前記対象ノズルが前記輪郭線に沿うように移動される前記吐出ヘッドの移動方向が切り替わるところで、該対象ノズルから吐出される液体の吐出量を低下させる請求項4に記載の液体塗布装置。
【請求項6】
前記吐出制御部は、前記対象ノズルが前記輪郭線に沿うように前記吐出ヘッドが移動される場合に、該吐出ヘッドの移動方向が切り替わった後の移動方向において前記対象ノズルから吐出される液体の吐出量を低下させる請求項4に記載の液体塗布装置。
【請求項7】
前記移動制御部は、前記対象ノズルが前記輪郭線に沿うように前記吐出ヘッドを移動する場合に、該吐出ヘッドの移動方向が変わるところで移動を分ける請求項1または2に記載の液体塗布装置。
【請求項8】
前記複数のノズルは、少なくとも一列に並んだノズルであり、
前記対象ノズルは、前記複数のノズルのうち前記印刷画像を印刷するために使用するノズル群の端のノズルである請求項1または2に記載の液体塗布装置。
【請求項9】
前記移動制御部は、前記吐出ヘッドによる前記印刷画像の印刷において、前記ノズル群の並び方向における前記印刷画像の長さを、該ノズル群の並び方向の長さで除した値を、前記吐出ヘッドの目標の走査数とする請求項8に記載の液体塗布装置。
【請求項10】
前記吐出ヘッドは、バルブ方式である請求項1または2に記載の液体塗布装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体塗布装置、液体塗布方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 3,700 文字)
【背景技術】
【0002】
道路面上等に白線、文字および記号等の印刷データを印刷する場合、印刷装置に備えられるキャリッジが走査できる範囲を超える大きな印刷領域となるとき、当該印刷領域を分割し、分割した印刷領域でそれぞれ印刷できるように印刷データの印刷画像を分割し、印刷装置を移動させながら、複数の印刷画像をつなげて印刷する技術が知られている。
【0003】
このような道路上に印刷画像を塗装する技術として、液体塗布領域を複数に分割した各分割領域に順次移動し、複数の画像をつなげて液体塗布する液体塗布装置において、分割領域の端部同士が重なり合う領域に設定された基準位置を撮像装置で読み取り、画像書き出しの基準原点とする画像つなぎ計測手段を備えることによって、画像つなぎ部が目立ちにくくする技術が開示されている(例えば特許文献1)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術のような道路塗装において、用いるインクは粒度が粗いため、インクジェットヘッドから吐出したインクのドット間の隙間が大きくなり、印刷画像における斜めの輪郭線にギザギザの状態になるいわゆるジャギーが発生するという課題がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、印刷画像の輪郭線においてジャギーの発生を低減することができる液体塗布装置、液体塗布方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数のノズルを有し、主走査方向および副走査方向にそれぞれ交差する方向に移動可能な吐出ヘッドと、前記複数のノズルのうちの対象ノズルが、印刷面への印刷対象となる印刷画像における主走査方向および副走査方向に交差する輪郭線に沿うように、前記吐出ヘッドを移動させる移動制御部と、前記輪郭線に沿って移動される前記対象ノズルから液体を吐出させる吐出制御部と、を備え、前記吐出制御部は、前記対象ノズルからの液体の吐出により前記印刷画像の輪郭を形成する場合、前記複数のノズルのうち他のノズルの吐出の周期の2周期以上の期間、該対象ノズルを開放することにより液体を連続して吐出することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、印刷画像の輪郭線においてジャギーの発生を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る液体塗布装置の全体構成を示す外観の一例を示す図である。
図2は、実施形態に係る液体塗布装置の印刷装置に対するキャリッジの走査が可能な範囲を示す図である。
図3は、実施形態に係る液体塗布装置のキャリッジの移動機構の構成の一例を示す図である。
図4は、実施形態に係る液体塗布装置のインク吐出ヘッドの構造の一例を示す断面図である。
図5は、実施形態に係る液体塗布装置がキャリッジの走査範囲外へ印刷する場合の動作の概要を説明する図である。
図6は、実施形態に係る液体塗布装置において台車で印刷装置を運んでいる状態の一例を示す図である。
図7は、実施形態に係る液体塗布装置において台車から印刷装置を印刷面に設置した状態の一例を示す図である。
図8は、実施形態に係る液体塗布装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図9は、実施形態に係る液体塗布装置の機能ブロックの構成の一例を示す図である。
図10は、従来の液体塗布装置において印刷された印刷画像の輪郭線を構成するドットの一例を示す図である。
図11は、実施形態に係る液体塗布装置において斜めの輪郭線を印刷する場合のインク吐出ヘッドの動作を説明する図である。
図12は、実施形態に係る液体塗布装置において印刷された印刷画像の輪郭線のドットの一例を示す図である。
図13は、実施形態に係る液体塗布装置において印刷された印刷画像の輪郭線のドットの別の例を示す図である。
図14は、実施形態に係る液体塗布装置において印刷された印刷画像の輪郭線のドットの別の例において複数周期でノズルを開放する動作を説明する図である。
図15は、実施形態に係る液体塗布装置においてインク吐出ヘッドを水平から斜めに動かす動作を説明する図である。
図16は、実施形態に係る液体塗布装置におけるインク吐出ヘッドの運動特性を説明する図である。
図17は、実施形態に係る液体塗布装置におけるインク吐出ヘッドのノズル列のうち使用するノズル群の端のノズルで輪郭をなぞる動作を説明する図である。
図18は、インク吐出ヘッドを水平から斜めに動かす位置でダマになる例を示す図である。
図19は、実施形態に係る液体塗布装置においてインク吐出ヘッドを水平から斜めに動かす場合にインクの吐出量を変える動作の一例を説明する図である。
図20は、インク吐出ヘッドを水平から斜めに動かす場合に輪郭線からはみ出す例を示す図である。
図21は、実施形態に係る液体塗布装置においてインク吐出ヘッドを水平から斜めに動かす場合にインクの吐出量を変える動作の別の例を説明する図である。
図22は、実施形態に係る液体塗布装置においてインク吐出ヘッドを輪郭線に応じてインクの吐出量を変える動作を説明する図である。
図23は、実施形態に係る液体塗布装置においてインク吐出ヘッドの移動方向が変わるところで走査を分ける動作を説明する図である。
図24は、実施形態に係る液体塗布装置においてインク吐出ヘッドを矩形の印刷画像について走査する流れの一例を説明する図である。
図25は、実施形態に係る液体塗布装置においてインク吐出ヘッドを矩形の印刷画像について走査する流れの一例を説明する図である。
図26は、実施形態に係る液体塗布装置においてインク吐出ヘッドを矩形の印刷画像について走査する流れの一例を説明する図である。
図27は、実施形態に係る液体塗布装置においてインク吐出ヘッドを多角形の印刷画像について走査する流れの一例を説明する図である。
図28は、実施形態に係る液体塗布装置においてインク吐出ヘッドを円形の印刷画像について走査する流れの一例を説明する図である。
図29は、実施形態に係る液体塗布装置においてインク吐出ヘッドを円形の印刷画像について走査する流れの一例を説明する図である。
図30は、実施形態に係る液体塗布装置においてインク吐出ヘッドを矩形の印刷画像について走査する流れの別の例を説明する図である。
図31は、実施形態に係る液体塗布装置においてインク吐出ヘッドを矩形の印刷画像について走査する流れの別の例を説明する図である。
図32は、実施形態に係る液体塗布装置においてインク吐出ヘッドを多角形の印刷画像について走査する流れの別の例を説明する図である。
図33は、実施形態に係る液体塗布装置においてインク吐出ヘッドを円形の印刷画像について走査する流れの別の例を説明する図である。
図34は、変形例に係る液体塗布装置の全体構成を示す外観の一例を示す図である。
図35は、変形例に係る液体塗布装置の対象物への配置の一例を示す図である。
図36は、変形例に係る液体塗布装置の対象物への配置の別の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、図面を参照しながら、本発明に係る液体塗布装置、液体塗布方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。また、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではなく、以下の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、およびいわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下の実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更および組み合わせを行うことができる。
【0010】
(液体塗布装置の全体構成および動作概要)
図1は、実施形態に係る液体塗布装置の全体構成を示す外観の一例を示す図である。図2は、実施形態に係る液体塗布装置の印刷装置に対するキャリッジの走査が可能な範囲を示す図である。図3は、実施形態に係る液体塗布装置のキャリッジの移動機構の構成の一例を示す図である。図4は、実施形態に係る液体塗布装置のインク吐出ヘッドの構造の一例を示す断面図である。図1~図4を参照しながら、本実施形態に係る液体塗布装置1の全体構成および動作概要について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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