TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025137033
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024036002
出願日2024-03-08
発明の名称現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 15/08 20060101AFI20250911BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】トナー濃度センサの検知精度が高くて、現像装置を駆動開始した直後であってもトナー濃度センサの検知結果を安定しやすくする。
【解決手段】第1搬送スクリュ13b1が設置された第1搬送経路B1と、第2搬送スクリュ13b2が設置された第2搬送経路B2と、を、長手方向一端側に形成された第1連通部13fと、長手方向他端側に形成された第2連通部13gと、を除く領域で仕切る仕切り部13eが設けられている。さらに、現像剤Gのトナー濃度を検知するトナー濃度センサ13xが設けられている。そして、トナー濃度センサ13xは、その長手方向の検知領域Nが、第2搬送経路B2の底部における仕切り部13eの下方の位置であって、第1連通部13fに近い位置に設置されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
現像剤が収容されて、像担持体の表面に形成される潜像を現像する現像装置であって、
前記像担持体に対向して、現像剤を担持する現像ローラと、
前記現像ローラの下方に対向するように配設されて、現像剤を長手方向一端側から長手方向他端側に向けて搬送しながら前記現像ローラに現像剤を供給するとともに前記現像ローラから離脱された現像剤を回収する第1搬送スクリュと、
前記第1搬送スクリュの下方に対向するように配設されて、現像剤を長手方向他端側から長手方向一端側に向けて搬送して前記第1搬送スクリュとともに現像剤の循環経路を形成する第2搬送スクリュと、
前記第1搬送スクリュが設置された第1搬送経路と、前記第2搬送スクリュが設置された第2搬送経路と、を、長手方向一端側に形成された第1連通部と、長手方向他端側に形成された第2連通部と、を除く領域で仕切る仕切り部と、
現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度センサと、
を備え、
前記トナー濃度センサは、その長手方向の検知領域が、前記第2搬送経路の底部における前記仕切り部の下方の位置であって、前記第1連通部に近い位置に設置されたことを特徴とする現像装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記現像ローラは、長手方向両端部を除く長手方向の領域が、ローラ表面に複数の溝が形成された汲み上げ領域となっていて、
前記検知領域の長手方向一端側の端部よりも長手方向一端側に前記汲み上げ領域の長手方向一端側の端部が位置して、前記汲み上げ領域の長手方向一端側の端部よりも長手方向一端側に前記仕切り部の長手方向一端側の端部が位置して、前記仕切り部の長手方向一端側の端部よりも長手方向一端側に前記現像ローラの長手方向一端側の端部が位置することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項3】
前記第2搬送スクリュは、
軸部にスクリュ部が巻装されたものであって、
前記第1連通部に対向する前記軸部に、径方向に起立するパドル部が形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
【請求項4】
前記現像ローラの回転軸に直交する断面でみたときに、前記トナー濃度センサの上方に、前記第2搬送スクリュの軸部と、前記第1搬送スクリュの軸部と、が位置することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
【請求項5】
前記現像ローラの回転軸に直交する断面でみたときに、
前記現像ローラの回転中心と前記第1搬送スクリュの回転中心とを結ぶ仮想線が垂線に対して30±10度で前記像担持体から離れる側に斜め下方に傾斜して、
前記第1搬送スクリュの回転中心と前記第2搬送スクリュの回転中心とを結ぶ仮想線が垂線に対して20度以下で前記像担持体から離れる側に斜め下方に傾斜して、
前記第2搬送スクリュの回転中心と前記トナー濃度センサの検知面の中心とを結ぶ仮想線が垂線に対して20度以下で前記像担持体から離れる側に斜め下方に傾斜することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
【請求項6】
前記現像ローラのローラ径が前記第2搬送スクリュのスクリュ径よりも大きく、前記第2搬送スクリュのスクリュ径が前記第1搬送スクリュのスクリュ径よりも大きいことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
【請求項7】
前記現像ローラは、前記像担持体の回転方向に対して逆方向に回転して、
前記第1搬送スクリュと前記第2搬送スクリュとは、それぞれ、前記現像ローラの回転方向に対して同方向に回転することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
【請求項8】
前記仕切り部は、前記第2搬送スクリュの前記底部に対して略平行であって、略水平方向に延びるように形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
【請求項9】
画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるプロセスカートリッジであって、
請求項1又は請求項2に記載の現像装置と前記像担持体とを一体的に備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
【請求項10】
請求項1又は請求項2に記載の現像装置と前記像担持体とを備えたことを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、像担持体の表面に形成される潜像を現像する現像装置と、それを備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置と、に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置に設置される現像装置において、現像ローラの下方に対向するように第1搬送スクリュを配設して、第1搬送スクリュの下方に対向するように第2搬送スクリュを配設して、上下方向に配置された2つの搬送スクリュによって現像剤の循環経路を形成したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
一方、特許文献2には、第2搬送スクリュが設置された第2搬送経路の底部に、現像装置内で循環する現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度センサを設置する技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の現像装置は、トナー濃度センサの検知精度がそれほど高くなくて、特に現像装置を駆動開始した直後にはトナー濃度センサの検知結果が安定しにくくなっていた。そのため、現像装置内に収容された現像剤のトナー濃度にバラツキが生じて、印刷される画像の濃度も安定しなかった。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、トナー濃度センサの検知精度が高くて、現像装置を駆動開始した直後であってもトナー濃度センサの検知結果が安定しやすい、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明における現像装置は現像剤が収容されて、像担持体の表面に形成される潜像を現像する現像装置であって、前記像担持体に対向して、現像剤を担持する現像ローラと、前記現像ローラの下方に対向するように配設されて、現像剤を長手方向一端側から長手方向他端側に向けて搬送しながら前記現像ローラに現像剤を供給するとともに前記現像ローラから離脱された現像剤を回収する第1搬送スクリュと、前記第1搬送スクリュの下方に対向するように配設されて、現像剤を長手方向他端側から長手方向一端側に向けて搬送して前記第1搬送スクリュとともに現像剤の循環経路を形成する第2搬送スクリュと、前記第1搬送スクリュが設置された第1搬送経路と、前記第2搬送スクリュが設置された第2搬送経路と、を、長手方向一端側に形成された第1連通部と、長手方向他端側に形成された第2連通部と、を除く領域で仕切る仕切り部と、現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度センサと、を備え、前記トナー濃度センサは、その長手方向の検知領域が、前記第2搬送経路の底部における前記仕切り部の下方の位置であって、前記第1連通部に近い位置に設置されたものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、トナー濃度センサの検知精度が高くて、現像装置を駆動開始した直後であってもトナー濃度センサの検知結果が安定しやすい、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
作像部を示す構成図である。
現像装置を長手方向にみた概略断面図である。
現像装置の内部に収容された現像剤の状態を示す概略図である。
現像装置の長手方向一端側を示す拡大図である。
第1搬送スクリュの回転方向と、第1搬送スクリュによる現像ローラへの現像剤の受け渡しと、の関係を示す模式図である。
現像ローラ、第1搬送スクリュ、第2搬送スクリュ、トナー濃度センサの位置関係を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
まず、図1にて、画像形成装置1における全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのタンデム型カラー複写機、3は原稿を原稿読込部に搬送する原稿搬送部、4は原稿の画像情報を読み込む原稿読込部、5は出力画像が積載される排紙トレイ、を示す。
また、7は転写紙等のシートPが収容される給紙部、9はシートPの搬送タイミングを調整するレジストローラ、11Y、11M、11C、11BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される像担持体としての感光体ドラム、を示す。
また、13は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面に形成される静電潜像を現像する現像装置、14は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成されたトナー像をシートP上に重ねて転写する1次転写バイアスローラ、を示す。
また、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上のカラートナー像をシートP上に転写するための2次転写バイアスローラ、20はシートP上の未定着画像を定着する定着装置、28は各色(イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック)のトナーを現像装置13に供給する各色のトナー容器、を示す。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

株式会社リコー
綴じ装置
19日前
株式会社リコー
塗装装置
1か月前
株式会社リコー
ユニット
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
11日前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
液体塗布装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
24日前
株式会社リコー
画像形成装置
19日前
株式会社リコー
液体吐出装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
24日前
株式会社リコー
画像形成装置
10日前
株式会社リコー
画像形成装置
3日前
株式会社リコー
画像投射装置
1か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
20日前
株式会社リコー
液体吐出装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
映像表示装置
13日前
株式会社リコー
履帯式走行体
20日前
株式会社リコー
画像形成装置
20日前
株式会社リコー
水力発電装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像投射システム
3日前
株式会社リコー
投薬管理システム
11日前
株式会社リコー
情報処理システム
13日前
株式会社リコー
生体情報測定装置
1か月前
株式会社リコー
カラー画像形成装置
25日前
株式会社リコー
印刷装置及び印刷方法
1か月前
株式会社リコー
電子機器および通信方法
1か月前
株式会社リコー
測定装置および測定方法
12日前
株式会社リコー
測定装置および測定方法
12日前
株式会社リコー
測定装置および測定方法
12日前
株式会社リコー
定着装置及び画像形成装置
2日前
株式会社リコー
給送装置及び画像形成装置
20日前
株式会社リコー
定着装置及び画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
現像装置及び画像形成装置
1か月前
続きを見る