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公開番号2025137261
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024036369
出願日2024-03-08
発明の名称ナット部材及び光軸調整機構
出願人株式会社小糸製作所
代理人弁理士法人シリウスIP,個人
主分類F21S 41/675 20180101AFI20250911BHJP(照明)
要約【課題】削れにくい新たな形状のナット部材を提供する。
【解決手段】ナット部材22は、車両用灯具を構成する部品に形成された矩形の開口部に装着される。ナット部材22は、開口部の一方の側から部品に当接するフランジ部22aと、フランジ部から開口部の他方の側に向けて突出し、互いに対向した一対の突出部22bと、を備える。突出部22bは、撓んだ状態で開口部に挿入され、該開口部から突出した後で部品に係止される係止部22cと、係止された状態で開口部の上下方向の一辺の内周面が接触する平面部22dと、を有する。フランジ部22aは、部品に当接する凸面22eを有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
車両用灯具を構成する部品に形成された矩形の開口部に装着されるナット部材であって、
前記開口部の一方の側から前記部品に当接するフランジ部と、
前記フランジ部から前記開口部の他方の側に向けて突出し、互いに対向した一対の突出部と、を備え、
前記突出部は、撓んだ状態で前記開口部に挿入され、該開口部から突出した後で部品に係止される係止部と、係止された状態で前記開口部の上下方向の一辺の内周面が接触する平面部と、を有し、
前記フランジ部は、前記部品に当接する凸面を有することを特徴とするナット部材。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
光軸を調整するための雄ネジ部材の先端がガイドされる漏斗状のガイド部と、
前記ガイド部の底部から前記一対の突出部同士の間の間隙に向けて形成された貫通孔と、を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のナット部材。
【請求項3】
前記ガイド部は、前記開口部の長辺に沿った一対の平面部と前記開口部の短辺に沿った一対の傾斜面と、を有することを特徴とする請求項2に記載のナット部材。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項にナット部材と、
前記ナット部材が装着される開口部を有し、配光パターンの形成に寄与する光学部材と、
前記ナット部材の貫通孔に挿入される雄ネジ部材と、
前記雄ネジ部材を回転可能に保持するランプボディと、備え、
前記ナット部材が前記雄ネジ部材の回転によって車両前後方向に移動することで前記光学部材が傾動することを特徴とする光軸調整機構。
【請求項5】
前記光学部材は、
車両用灯具の左右方向にそれぞれ設けられた一対の支点部を更に有し、
前記一対の支点部を結んだ直線を回転軸として上下方向に傾動可能に構成され、
前記一対の突出部は、前記左右方向に並んで設けられ、
前記凸面は、前記開口部を挟んで前記左右方向の両側に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の光軸調整機構。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用灯具に用いられるナット部材に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車のヘッドランプやフォグランプなどは、光軸を調整するための光軸調整機構を備えている。光軸調整機構は、例えば、二つのセルフロッキングナットと二つのアジャスティングスクリューと一つのピボット受けと一つのピボット軸とによって構成されているものが考案されている(特許文献1参照)。この光軸調整機構のセルフロッキングナットは、連結孔に挿通された状態で支持され、連結部に対して相対的に傾動可能な形状を有している。また、セルフロッキングナットは、一部がランプハウジングの前後方向へ移動可能に支持されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2023/190498号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述の光軸調整機構は、一方の操作部が回転操作されて一方のアジャスティングスクリューが軸回り方向へ回転されると上下方向におけるエイミング調整が行われ、他方の操作部が回転操作されて他方のアジャスティングスクリューが軸回り方向へ回転されると左右方向におけるエイミング調整が行われる。そのため、セルフロッキングナットは、連結部に対して摺動しながらある程度自由に移動できる形状を有しており、摺動部にかかる負荷や摺動部の形状によってはセルフロッキングナットが削れるおそれがある。
【0005】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その例示的な目的の一つは、削れにくい新たな形状のナット部材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様のナット部材は、車両用灯具を構成する部品に形成された矩形の開口部に装着されるナット部材であって、開口部の一方の側から部品に当接するフランジ部と、フランジ部から開口部の他方の側に向けて突出し、互いに対向した一対の突出部と、を備える。突出部は、撓んだ状態で開口部に挿入され、該開口部から突出した後で部品に係止される係止部と、係止された状態で開口部の上下方向の一辺の内周面が接触する平面部と、を有する。フランジ部は、部品に当接する凸面を有する。
【0007】
この態様によると、突出部が係止された状態で部品の開口部の内周面と接触する部分が平面であるため、突出部と開口部の内周面とが面接触しやすくなる。そのため、振動により部品とナット部材とが摺動しても削れにくくなる。また、フランジ部が有する凸面により、ナット部材が部品に対して傾斜できる。
【0008】
光軸を調整するための雄ネジ部材の先端がガイドされる漏斗状のガイド部と、ガイド部の底部から一対の突出部同士の間の間隙に向けて形成された貫通孔と、を更に備えてもよい。これにより、部品の開口部に装着されたナット部材に雄ネジ部材を組み付ける際に、雄ネジ部材の先端を貫通孔に誘導しやすくなる。
【0009】
ガイド部は、開口部の長辺に沿った一対の平面部と開口部の短辺に沿った一対の傾斜面と、を有してもよい。これにより、ガイド部の形状を簡易にしつつ、雄ネジ部材の先端の上下方向へのガイドを実現できる。
【0010】
本発明の別の態様は、光軸調整機構である。この光軸調整機構は、前述のナット部材と、ナット部材が装着される開口部を有し、配光パターンの形成に寄与する光学部材と、ナット部材の貫通孔に挿入される雄ネジ部材と、雄ネジ部材を回転可能に保持するランプボディと、備える。光軸調整機構は、ナット部材が雄ネジ部材の回転によって車両前後方向に移動することで光学部材が傾動する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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