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公開番号
2025136250
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024034585
出願日
2024-03-07
発明の名称
通信用ケーブル
出願人
古河電気工業株式会社
,
古河AS株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H01B
11/02 20060101AFI20250911BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】撚線導体とシールド層とのペア間での離間距離の変動による通信特性の悪化の影響を緩和すること。
【解決手段】通信用ケーブルは、通信用ケーブルは、好適には自動車における通信に用いられ、複数本の素線が撚り合わされた撚線導体と撚線導体を被覆する絶縁体とを有する一対のコア線が撚り合わされたツイストペア線と、ツイストペア線を被覆するシースと、を備え、素線におけるコア線に沿う素線ピッチLsに対する、コア線における撚り合わせの回転の軸方向に沿うコア線ピッチLcの比Lc/Lsは、2以下である。撚線導体は、非圧縮撚線導体または圧縮撚線導体である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数本の素線が撚り合わされた撚線導体と前記撚線導体を被覆する絶縁体とを有する一対のコア線が撚り合わされたツイストペア線と、
前記ツイストペア線を被覆するシースと、を備え、
前記素線における前記コア線に沿う素線ピッチLsに対する、前記コア線における撚り合わせの回転の軸方向に沿うコア線ピッチLcの比Lc/Lsは、
2以下である
ことを特徴とする通信用ケーブル。
続きを表示(約 210 文字)
【請求項2】
前記撚線導体は、
非圧縮撚線導体である
ことを特徴とする請求項1に記載の通信用ケーブル。
【請求項3】
前記撚線導体は、
圧縮撚線導体である
ことを特徴とする請求項1に記載の通信用ケーブル。
【請求項4】
前記通信用ケーブルは、
自動車における通信に用いられる
ことを特徴とする請求項1に記載の通信用ケーブル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信用ケーブルに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、自動車分野において高速通信の需要が増加している。高速通信においては、ノイズ対策の観点から、差動信号を伝送可能な通信用ケーブルが用いられる(例えば、特許文献1,2参照)。
【0003】
特許文献1には、ツイストペア線と、ツイストペア線を被覆する第1シースと、第1シースを被覆するシールド層と、シールド層を被覆する第2シースとを備える通信用ケーブルが記載されている。特許文献1に記載のツイストペア線は、複数の素線が撚り合わされた撚線導体と当該撚線導体を被覆する絶縁体とを有する一対のコア線が撚り合わされた構成を有する。
【0004】
特許文献2には、ケーブルコアの外周に編組シールド層が設けられてなる耐屈曲性ケーブルにおいて、編組シールド層を構成する一方の方向の第1シールド素線の撚り方向が、ケーブルコアの最外層を構成するコア線の集合撚り方向と同一とされるとともに、第1シールド素線の耐屈曲性ケーブル長手方向の編組ピッチが、コア線の集合撚りピッチと同一または近い値とされ、コア線の撚り方向と交差する編組シールド層を構成する他方の方向の第2シールド素線が、耐屈曲性に優れた素線よりなる耐屈曲性ケーブルが記載されている。
【0005】
また、通信用ケーブルの一種として、導体とこの導体を被覆する絶縁体とを備えた一対のコア線を撚り合わせてなるツイストペア線と、全体を被覆するシースとを備えたJUTPケーブル(Jacket Unshielded Twisted Pair ケーブル)が知られている(特許文献3参照)。JUTPケーブルにおいては、低損失であること、モード変換損失が少ないこと、および柔軟性や振動耐性などの機械的特性が優れていることなどが求められる。
【0006】
モード変換損失を低減させてモード変換を向上させるためには、シングルエンドから見た信号が電気的に対称である必要があり、シングルモード信号の振幅および位相が、差動ペア間において揃っていることが求められる。これを実現するための条件として、グランドと撚線導体との距離が素線ペア間で同じであることが求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第6760392号公報
実用新案登録第2599592号公報
特開2021-136105号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上述した従来技術においては、製造工程の中における導体の相対位置を安定させるために、被覆材料の硬さを規定することが開示されている。しかしながら、導体に関しては通常、撚線が用いられることが多い。そのため、撚線導体の長手方向に直交する断面形状は真円にならず、被覆材料の硬さを規定して撚線導体どうしの相対位置を安定させたとしても、撚線導体の撚りピッチやコア線の撚りピッチによって、断面形状が長手方向に沿って変動することになる。これにより、モード変換損失は、撚線導体の長手方向に沿った断面形状の変動の影響を受ける。そこで、撚線導体の断面形状の変動による通信特性の悪化の影響を緩和して、モード変換特性を改善できる技術が望まれている。
【0009】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、モード変換特性を良好にすることができる通信用ケーブルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る通信用ケーブルは、複数本の素線が撚り合わされた撚線導体と前記撚線導体を被覆する絶縁体とを有する一対のコア線が撚り合わされたツイストペア線と、前記ツイストペア線を被覆するシースと、を備え、前記素線における前記コア線に沿う素線ピッチLsに対する、前記コア線における撚り合わせの回転の軸方向に沿うコア線ピッチLcの比Lc/Lsは、2以下であることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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