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公開番号
2025135915
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024033997
出願日
2024-03-06
発明の名称
リアクトル
出願人
株式会社タムラ製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01F
37/00 20060101AFI20250911BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】個々のアッシーの振動が抑制されたリアクトルを提供する。
【解決手段】リアクトルは、コイルを有するコイルアッシーと、磁性体を含む環状コアを構成する第1分割コアを有する第1分割コアアッシーと、環状コアを構成する第2分割コアを有する第2分割コアアッシーと、第1分割コアアッシーと第2分割コアアッシーとを突き合わせた接合部と、接合部を接着する接着剤とを備える。コイルアッシー、第1分割コアアッシー及び第2分割コアアッシーは、外部に取り付けるための固定部を各々1箇所ずつ有する。コイルアッシーは、接合部に向けて突出する突起部を有する。接着剤は、接合部から漏れ出して突起部に付着し、コイルアッシー、第1分割コアアッシー及び第2分割コアアッシーを一体に接着している。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
コイルを有するコイルアッシーと、
磁性体を含む環状コアの構成パーツである第1分割コアを有する第1分割コアアッシーと、
前記環状コアの構成パーツである第2分割コアを有する第2分割コアアッシーと、
前記第1分割コアアッシーと前記第2分割コアアッシーとを突き合わせた接合部と、
前記接合部を接着する接着剤と、
を備え、
前記コイルアッシー、前記第1分割コアアッシー及び前記第2分割コアアッシーは、外部に取り付けるための固定部を各々1箇所ずつ有し、
前記コイルアッシーは、前記接合部に向けて突出する突起部を有し、
前記接着剤は、前記接合部から前記突起部にかけて付着し、前記コイルアッシー、前記第1分割コアアッシー及び前記第2分割コアアッシーを一体に接着していること、
を特徴とするリアクトル。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記コイルアッシーは、前記コイルを被覆する被覆樹脂を有し、
前記突起部は、前記被覆樹脂から突出していること、
を特徴とする請求項1記載のリアクトル。
【請求項3】
前記接合部は、前記第1分割コアの端部、前記第2分割コアの端部、及び当該両端部の間に介在するスペーサを有し、
前記突起部の先端部は前記スペーサに向かって延び、当該先端部の厚みは前記スペーサの厚みの半分以上であること、
を特徴とする請求項1記載のリアクトル。
【請求項4】
前記突起部は、前記第1分割コアの端面と前記第2分割コアの端面に挟まれた領域に入り込んで、前記スペーサに近接して突出していること、
を特徴とする請求項3記載のリアクトル。
【請求項5】
前記突起部は、前記先端部の両脇に、前記第1分割コアの前記端部の側壁部と前記第2分割コアの前記端部の側壁部に近接する裾野部を有すること、
を特徴とする請求項4記載のリアクトル。
【請求項6】
前記突起部は、前記側壁部を含む前記接合部の外形形状に倣った形状を有すること、
を特徴とする請求項5記載のリアクトル。
【請求項7】
前記第1分割コアの角部と前記第2分割コアの角部は、丸みを帯びた角丸形状を有すること、
を特徴とする請求項6記載のリアクトル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コイルとコアを備えるリアクトルに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
リアクトルは、電気エネルギーを磁気エネルギーに変換して蓄積及び放出する電磁気部品である。リアクトルは、多種多様の用途に使用されている。代表的なリアクトルとして、昇圧リアクトル、直列リアクトル、並列リアクトル、限流リアクトル、始動リアクトル、分路リアクトル、中性点リアクトル及び消弧リアクトル等が挙げられる。
【0003】
昇圧リアクトルは、ハイブリッド自動車や電気自動車の駆動システム等の車載用の昇圧回路に組み込まれる。直列リアクトルは、電動機回路に直列に接続し短絡時の電流を制限する。並列リアクトルは、並列回路間の電流分担を安定させる。限流リアクトルは、短絡時の電流を制限しこれに接続される。始動リアクトルは、機械を保護する電動機回路に直列に接続して始動電流を制限する。分路リアクトルは、送電線路に並列接続されて進相無効電力の補償や異常電圧を抑制する。中性点リアクトルは、中性点と大地間に接続して電力系統の地絡事故時に流れる地絡電流を制限するために使用する。消弧リアクトルは、三相電力系統の1線地絡時に発生するアークを自動的に消滅させる。
【0004】
リアクトルは主としてコイルと環状コアとから成る。コイルは、外部から通電されて巻数に従った磁束を発生させることにより誘導性リアクタンスとして機能する。環状コアは、磁性体を含み、コイルが発生させた磁束を真空よりも高い透磁率に従って通す閉磁路となる。環状コアは、リアクトルの組み立ての都合上、第1分割コアと第2分割コアに分けて作製され、コイルを挿通させた後、第1分割コアと第2分割コアを接合することにより成る。
【0005】
コイル、第1分割コア及び第2分割コアは、物理的な接触から保護するため、及びリアクトルを実装するための固定部を配置するため、例えばモールド成形又は取り付け等の方法により被覆樹脂で覆われる。被覆樹脂には、ボルト等の締結具を通すカラーが埋め込まれた固定部が形成されている。この被覆樹脂、固定部及びコイルを含むアッシーをコイルアッシーという。被覆樹脂、固定部及び第1分割コアを含むアッシーを第1分割コアアッシーという。被覆樹脂、固定部及び第2分割コアを含むアッシーを第2分割コアアッシーという。
【0006】
実装基板とリアクトルとを締結するための固定部は、コイルアッシー、第1分割コアアッシー及び第2分割コアアッシーの各々に1箇所ずつ配置されることがある(例えば特許文献1参照)。近年、電子部品及び電気部品の集積化、並びにモジュールの小型化に伴って、リアクトルの体格増大の要因とも成る固定部の数を削減し、スペースを確保するためである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第6362904号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
コイルアッシー、第1分割コアアッシー及び第2分割コアアッシーは、一つの剛体とはなっていない。また、コイルアッシー、第1分割コアアッシー及び第2分割コアアッシーの各々に固定部を1箇所ずつ配置し、リアクトルを実装基板に搭載した場合、それぞれが片持ち梁構造の形態で固定される。このようなリアクトルでは、コイルアッシー、第1分割コアアッシー及び第2分割コアアッシーが個別に振動し易い。この振動は、リアクトルから振動音を発生させたり、リアクトルのインダクタンスを変動させ得る。
【0009】
本発明は、上記課題を解決するために提案されたものであり、その目的は、個々のアッシーの振動が抑制されたリアクトルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するため、本発明の実施形態に係るリアクトルは、コイルを有するコイルアッシーと、磁性体を含む環状コアの構成パーツである第1分割コアを有する第1分割コアアッシーと、前記環状コアの構成パーツである第2分割コアを有する第2分割コアアッシーと、前記第1分割コアアッシーと前記第2分割コアアッシーとを突き合わせた接合部と、前記接合部を接着する接着剤と、を備え、前記コイルアッシー、前記第1分割コアアッシー及び前記第2分割コアアッシーは、外部に取り付けるための固定部を各々1箇所ずつ有し、前記コイルアッシーは、前記接合部に向けて突出する突起部を有し、前記接着剤は、前記接合部から前記突起部にかけて付着し、前記コイルアッシー、前記第1分割コアアッシー及び前記第2分割コアアッシーを一体に接着している。
(【0011】以降は省略されています)
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