TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025134721
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-17
出願番号
2025089473,2022523123
出願日
2025-05-29,2020-10-21
発明の名称
分光器
出願人
イージーザフス,エルエルシー
代理人
弁理士法人広江アソシエイツ特許事務所
主分類
G21K
1/06 20060101AFI20250909BHJP(核物理;核工学)
要約
【課題】分光器において、結晶分析器と検出器を遠隔式に定位させることを可能にする。
【解決手段】第1の電動機は、結晶分析器を位置決めするために第1のアームを回転させるように構成され、第2の電動機は、第3のアームおよび第2のアームを介して、検出器を位置決めするために第4のアームを回転させるように構成され、第1の電動機および第2の電動機は独立して動作し、検出器と結晶分析器が第1の軸の周りを回動するように、かつ互いに独立して移動することを可能にする。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
検出器と結晶分析器とを具備する分光器であって;前記結晶分析器が第1のアームに動
作可能に取り付けられ;前記検出器が第2のアームに動作可能に取り付けられ;前記第1
のアームと前記第2のアームが連結され;前記検出器と結晶分析器が第1の軸の周りを回
動するように、かつ互いに独立して移動する、分光器。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記軸が、半径を有するローランド(Rowland)円上の中心にある、請求項1に
記載の分光器。
【請求項3】
前記結晶分析器と前記検出器がローランド円に正接するように、前記第1のアームと前
記第2のアームが構成される、請求項2に記載の分光器。
【請求項4】
前記ローランド円が鉛直面上にある、請求項3に記載の分光器。
【請求項5】
前記ローランド円が水平面上にある、請求項4に記載の分光器。
【請求項6】
試料ホルダをさらに具備し、前記試料ホルダが、線源と前記結晶分析器との間の放射経
路に沿って位置する、請求項1に記載の分光器。
【請求項7】
試料ホルダをさらに具備し、前記試料ホルダが、前記結晶分析器と前記検出器との間の
放射経路に沿って位置する、請求項1に記載の分光器。
【請求項8】
試料が、前記結晶分析器によるブラッグ回折の受光領域の範囲内にある、請求項1に記
載の分光器。
【請求項9】
前記放射源が、前記結晶分析器によるブラッグ回折の受光領域の範囲内にある、請求項
1に記載の分光器。
【請求項10】
アクチニド元素を研究するのに使用される、請求項1に記載の分光器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年10月21日に出願された米国仮出願62/924009号を優
先し、その全体が参照により援用される。
続きを表示(約 2,800 文字)
【0002】
連邦政府出資の研究または開発に関する記載
該当なし
【0003】
コンパクトディスク上で提出された資料の参照による援用
該当なし
【背景技術】
【0004】
分光器(以下、「分光器」)は、定量分析を行うための対象となっているX線を分離す
るのに使用されている。波長分散型蛍光分光法の一般的な過程は、まず、線源、例えばX
線管もしくはシンクロトロンビームからの入射X線、または、電子、陽子、もしくはイオ
ンのビームなど入射する粒子放射を用いて、特定元素に特徴的なX線の生成を誘導するこ
とである。試料中でいったんX線が生成されると、定まった格子間隔を有する結晶分析器
を用いてそれらのX線が選択される。試料からのX線が、結晶分析器に特定の角度で当た
ると、ブラッグの法則を満たす波長のX線だけが回折する。試料の位置と照射領域の大き
さを制御することにより、エネルギー帯域を有し試料の異なる領域から放射されているX
線を、結晶分析器と相互作用させて回折させることができる。ローランド(Rowlan
d)円の幾何学的配置では、X線をローランド円形上に再結像させるさいにX線がそれら
のエネルギーによって空間的に選別されるようにして、回折が生じる。これを、位置感応
型X線検出器(以下、検出器)と組み合わせ、この円上に検出器を置くことによってこれ
らの再結像させたX線が測定され、検出器上で測定されたX線が、再結像位置とエネルギ
ーの関係を用いて特定のエネルギーに割り当てられる。あるいは、単一チャネル検出器(
位置感応型ではない)を使用する場合には、分光器は、ポイント・ツー・ポイント・フォ
ーカスモード(point-to-point focus mode)で動作させるこ
とができ、このモードでは、単一のX線エネルギーが各点ごとに検出器によって測定され
る。
【0005】
ローランド円の幾何学的配置では、ローランド円は、結晶分析器の位置によって定めら
れ、検出器は、理想的にはこの円に正接する必要がある。いったんローランド円が定まる
と、分析されるX線が検出器に向かって回折するには、試料と検出器を結晶分析器に対し
て対称に配置しなければならない。一般に、試料は、励起用X線または入射ビームの位置
が固定されていることが原因で固定されているので、結晶と検出器の角度を変更して、試
料または線源からのX線のブラッグ角と、測定されているエネルギー領域とを変更しよう
とすると、結晶分析器と検出器の両方を移動させてローランドの幾何学的配置を維持しな
ければならない。
【0006】
よって、分光器によって試料の様々な元素の蛍光線を分析することは、結晶分析器と検
出器を常に定位させ直す必要がある。これらの構成要素を正確に定位させることのできる
、そして必要に応じて定位させ直すことのできる分光器を求める要求がある。また、定位
させ直す装置は、真空または不活性空気のグローブボックスまたはチャンバなどの環境に
おいて、その環境を乱すことなく分光器の定位を可能にする。ある実施形態では、不活性
空気のグローブボックスまたはチャンバは、ヘリウムで満たされている。別の実施形態で
は、分光器は、真空チャンバまたはヘリウムで満たされたチャンバ内に設置され、このよ
うな分光器には、主に2つの用途がある。第一に、この分光器は、試料から放射されてい
るX線光子のエネルギースペクトルを測定するのに使用される場合がある。この蛍光X線
分光法は、非常に高いエネルギー分解能で実行される場合には、X線発光分光法(XES
)として知られている。この方法は、X線が試料に入射する故に実行することができるも
のであり、あるいは、電子や他の荷電粒子が試料に入射する場合にも、例えば電子顕微鏡
、または陽子誘起XES用のシステムにおいても、実行することができる。第二に、X線
管または線源は、X線源自体によって放射されている光子エネルギーのスペクトルが検出
器上に形成されるように、分光器の入口に向けられる場合がある。
【0007】
この場合には試料は、線源と分析器、または分析器と検出器の間に挿入される。よって
、試料の挿入に起因するスペクトル強度の変化を分析して、試料のX線吸収微細構造(X
AFS)を決定することができる。本明細書に記載されるのは、結晶分析器および検出器
を操作してそれらを定位させるプラットフォームを有する分光器である。
【発明の概要】
【0008】
本明細書に記載される発明は、結晶分析器と検出器を遠隔式に定位させることを可能に
する構成要素を有する分光器である。
【0009】
本発明の他の特徴および利点は、添付図面を参照しつつなされる、好ましい実施形態の
以下の詳細な記載(図面が確定した時点で確定する)において明らかになろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、分光器の側面図であり;
図2aは、分光器の上面図であり;
図2bは、分光器の実施形態を示す斜視図であり;
図2cは、分光器の実施形態を示す側面図であり;
図3は、分光器の実施形態を示す側面図であり;
図4aは、分光器の実施形態を示す側面図であり;
図4bは、分光器の実施形態を示す側面図であり;
図5は、分光器の実施形態を示す側面図であり;
図6は、分光器の実施形態を示す環境図であり;
図7aは、分光器を用いて取得された特性X線スペクトルの例を示し;
図7bは、分光器を用いて取得された特性X線スペクトルの別の例を示し;
図7cは、分光器を用いて取得された特性X線スペクトルの別の例を示し;
図8aは、80°のブラッグ角を示す分光器の例示的な実施形態であり;
図8bは、70°のブラッグ角を示す分光器の例示的な実施形態であり;
図8cは、60°のブラッグ角を示す分光器の例示的な実施形態であり;
図8dは、50°のブラッグ角を示す分光器の例示的な実施形態である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
常温核融合装置
5か月前
個人
常温核融合装置
5か月前
個人
常温核融合装置
5か月前
個人
トリチウムの除去装置
6か月前
個人
元素変換用固体核融合工程
3か月前
個人
廃炉方法及び固化材
3日前
個人
安山岩を利用した放射線消去装置
4か月前
個人
安山岩を利用した放射線消去装置
3か月前
個人
金属製軽水炉使用済核燃料増殖原子炉
6か月前
個人
はんれい岩を利用した放射線消去装置
3か月前
個人
コンクリート船に乗せた、原子力発電
7か月前
パテントフレア株式会社
核融合反応促進法
5か月前
パテントフレア株式会社
核融合反応促進法
5か月前
個人
装置、加速器、減速器、核変換システム
5か月前
合同会社日本レプトン
電子発生ペースト
7日前
株式会社エー・アンド・デイ
X線検査装置
5か月前
中部電力株式会社
立ち入り管理装置
8か月前
株式会社エー・アンド・デイ
X線検査装置
5か月前
個人
ホウ素を用いるミューオン触媒核融合システム
6か月前
個人
核変換システム、加工装置、除去装置、切除装置
4か月前
PDRファーマ株式会社
遮蔽容器
4か月前
栗田工業株式会社
放射性廃液の処理方法
3日前
個人
過剰熱発生方法
6か月前
株式会社シェルタージャパン
放射線遮蔽構造
7か月前
国立大学法人大阪大学
原子力発電装置
4か月前
住友重機械工業株式会社
搬送システム
2か月前
個人
共振励起型固体核融合装置と元素変換用固体核融合工程
3か月前
浜松ホトニクス株式会社
電子線照射装置
5か月前
合同会社日本レプトン
電子発生器具及びその製造方法
7日前
合同会社日本レプトン
電子発生器具及びその製造方法
7日前
浜松ホトニクス株式会社
電子線照射装置
5か月前
三菱重工業株式会社
加圧容器
29日前
日揮株式会社
放射性廃棄物の固化処理方法
5か月前
個人
放射線防護衣
8か月前
個人
過剰熱起電力発生方法
3か月前
株式会社アキュサイト
放射性物質の処理装置および方法
5か月前
続きを見る
他の特許を見る