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公開番号
2025134070
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2025121137,2021122139
出願日
2025-07-18,2021-07-27
発明の名称
積層構造の施工方法
出願人
株式会社大林組
代理人
個人
,
個人
主分類
E04B
1/94 20060101AFI20250904BHJP(建築物)
要約
【課題】木質層を用いた積層構造において、遮音性能を担保しつつ、十分な耐火性能を得る。
【解決手段】積層構造10は、木質層11と、木質層11の上面11aに設けられた第1耐火層12と、第1耐火層12の上面12aに設けられたセメント組成物層13と、を有する。こうした構成によれば、セメント組成物層13によって遮音性能を担保しつつ、第1耐火層12とセメント組成物層13とによって、積層構造10の上側の火災に対して十分な耐火性能を得ることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
木質層と、前記木質層の上面に設けられた第1耐火層と、前記第1耐火層の上面に設けられたセメント組成物層と、を有する積層構造の施工方法であって、
前記木質層を設置場所に設置する木質層設置工程と、
前記木質層設置工程の後、前記木質層の上面に前記第1耐火層を設ける第1耐火層形成工程と、
前記第1耐火層形成工程の後、前記第1耐火層の上面にセメント組成物を打設する打設工程と、を有する
積層構造の施工方法。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記打設工程では、前記第1耐火層の上面にスペーサを介して補強部材を支持させた後、前記スペーサおよび前記補強部材が埋設されるように前記セメント組成物を打設する
請求項1に記載の積層構造の施工方法。
【請求項3】
前記補強部材は、ワイヤーメッシュ、鉄筋、および、鋼繊維のいずれかである
請求項2に記載の積層構造の施工方法。
【請求項4】
前記第1耐火層は、耐火ボードの単層部材である
請求項1~3のいずれか一項に記載の積層構造の施工方法。
【請求項5】
前記第1耐火層は、複数の耐火ボードの積層部材である
請求項1~3のいずれか一項に記載の積層構造の施工方法。
【請求項6】
前記耐火ボードは、21mm以上25mm以下の厚さを有する
請求項4または5に記載の積層構造の施工方法。
【請求項7】
前記第1耐火層は、耐水性を備える
請求項1~6のいずれか一項に記載の積層構造の施工方法。
【請求項8】
前記セメント組成物層は、少なくとも40mmの厚さを有する
請求項1~7のいずれか一項に記載の積層構造の施工方法。
【請求項9】
前記木質層の下面に第2耐火層を設ける第2耐火層形成工程をさらに有する
請求項1~8のいずれか一項に記載の積層構造の施工方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、床構造を構成する積層構造の施工方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
木質層を用いた床の積層構造として、例えば特許文献1には、木質層である木質床板と木質床板に積層された鉄筋コンクリート層とを有する積層構造が開示されている。こうした積層構造においては、鉄筋コンクリート層のみで構成された場合よりも床の軽量化を図ることができ、また、木質床板のみで構成された場合よりも床の耐火性能および遮音性能を向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-105697号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の積層構造においては、火災によってコンクリート層が加熱されたときに、その熱が木質床板に直接伝達されてしまう。そのため、耐火性能について改善の余地が残されていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する積層構造の施工方法は、木質層と、前記木質層の上面に設けられた第1耐火層と、前記第1耐火層の上面に設けられたセメント組成物層と、を有する積層構造の施工方法であって、前記木質層を設置場所に設置する木質層設置工程と、前記木質層設置工程の後、前記木質層の上面に前記第1耐火層を設ける第1耐火層形成工程と、前記第1耐火層形成工程の後、前記第1耐火層の上面にセメント組成物を打設する打設工程と、を有する。上記構成によれば、セメント組成物層によって遮音性能を担保しつつ、十分な耐火性能を得ることができる。
【0006】
上記積層構造の施工方法において、前記打設工程では、前記第1耐火層の上面にスペーサを介して補強部材を支持させた後、前記スペーサおよび前記補強部材が埋設されるように前記セメント組成物を打設することが好ましい。前記補強部材は、ワイヤーメッシュ、鉄筋、および、鋼繊維のいずれかであることが好ましい。上記構成によれば、セメント組成物層のひび割れを抑制することができる。
【0007】
上記積層構造の施工方法において、前記第1耐火層は、耐火ボードの単層部材であってもよい。上記構成によれば、積層構造の上部における耐火性能を容易に高めることができる。
【0008】
上記積層構造の施工方法において、前記第1耐火層は、複数の耐火ボードの積層部材であってもよい。上記構成によれば、積層構造の上部における耐火性能を容易に高めることができる。
【0009】
上記構成において、前記耐火ボードは、21mm以上25mm以下の厚さを有することが好ましい。上記構成によれば、例えば平成12年建設省告示1399号で要求される所定の耐火性能を得ることができる。
【0010】
上記積層構造の施工方法において、前記第1耐火層は、耐水性を備えることが好ましい。上記構成によれば、第1耐火層に雨水などが浸入したとしても、耐火ボードの腐食が抑えられるとともにその雨水が木質層に到達しにくくなる。その結果、積層構造の耐久性を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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