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公開番号2025133185
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2024030973
出願日2024-03-01
発明の名称半導体モジュール
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類H01L 25/07 20060101AFI20250904BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】板厚の異なる複数の基板に対しても、1つの仕様の部材を用いて半導体モジュールを組み立てることができるようにする。
【解決手段】ケース(30)の周壁部(32)の内面側には、第1段差面(41)と、第2段差面(42)とが設けられる。第2段差面(42)は、第1段差面(41)よりも基板(10)の外側及び内側の少なくとも一方で第1段差面(41)と平行に延びる。第1段差面(41)よりも基板(10)の外側に設けられている第2段差面(42)は、基準端面(43)から第2段差面(42)までの距離が、基準端面(43)から第1段差面(41)までの距離よりも短い。第1段差面(41)よりも基板(10)の内側に設けられている第2段差面(42)は、基準端面(43)から第2段差面(42)までの距離が、基準端面(43)から第1段差面(41)までの距離よりも長い。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
基板(10)と、前記基板(10)の実装面(11)を覆うケース(30)と、を備えた半導体モジュールであって、
前記ケース(30)は、前記基板(10)の実装面(11)に対向する対向部(31)と、前記対向部(31)の周縁に沿って前記基板(10)側に延びる周壁部(32)と、を有し、
前記周壁部(32)の内面側には、前記基板(10)の実装面(11)側に当接する第1段差面(41)と、前記第1段差面(41)よりも前記基板(10)の外側及び内側の少なくとも一方で前記第1段差面(41)と平行に延びる第2段差面(42)と、が設けられ、
前記第2段差面(42)が前記第1段差面(41)よりも前記基板(10)の外側に設けられている場合、前記周壁部(32)における前記対向部(31)とは反対側の基準端面(43)から前記第2段差面(42)までの距離は、前記基準端面(43)から前記第1段差面(41)までの距離よりも短く、
前記第2段差面(42)が前記第1段差面(41)よりも前記基板(10)の内側に設けられている場合、前記基準端面(43)から前記第2段差面(42)までの距離は、前記基準端面(43)から前記第1段差面(41)までの距離よりも長い
半導体モジュール。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
請求項1の半導体モジュールにおいて、
前記第1段差面(41)及び前記第2段差面(42)には、前記周壁部(32)の周方向に沿って延びる溝部(45)が設けられる
半導体モジュール。
【請求項3】
請求項1又は2の半導体モジュールにおいて、
前記基板(10)の実装面(11)と反対側の面には、板状の導電性部材(15)が設けられ、
前記基準端面(43)と、前記導電性部材(15)における前記基板(10)と反対側の面と、が同一平面上に配置される
半導体モジュール。
【請求項4】
請求項1又は2の半導体モジュールにおいて、
前記基板(10)に実装された部品(14)における前記対向部(31)に最も近い箇所から前記基板(10)の実装面(11)までの距離h、前記基準端面(43)から前記対向部(31)までの距離H、前記基準端面(43)から前記第1段差面(41)までの距離D1、前記基準端面(43)から前記第2段差面(42)までの距離D2が、
D1<H-h、D2<H-h
という条件を満たす
半導体モジュール。
【請求項5】
請求項1又は2の半導体モジュールにおいて、
前記第1段差面(41)及び前記第2段差面(42)は、前記周壁部(32)の周方向に沿って延びる
半導体モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体モジュールに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、絶縁基板が配置されたベース板と、絶縁基板及びベース板を囲むケースと、ベース板の外周とケースの内周との間に両者に接して設けられたスペーサと、を備えたパワー半導体モジュールが開示されている。ここで、スペーサを設けることにより、様々なサイズのベース板に対して同一サイズのケースを使用することができる、と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6391527号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1の発明では、同一サイズのケースを使用するために、様々なサイズのベース板に対応した複数のスペーサを生産する必要がある。そのため、スペーサの仕様が増加してしまい、生産効率の低下や在庫管理の煩雑化が問題となる。
【0005】
本開示の目的は、板厚の異なる複数の基板に対しても、1つの仕様の部材を用いて半導体モジュールを組み立てることができるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の態様は、基板(10)と、前記基板(10)の実装面(11)を覆うケース(30)と、を備えた半導体モジュールであって、前記ケース(30)は、前記基板(10)の実装面(11)に対向する対向部(31)と、前記対向部(31)の周縁に沿って前記基板(10)側に延びる周壁部(32)と、を有し、前記周壁部(32)の内面側には、前記基板(10)の実装面(11)側に当接する第1段差面(41)と、前記第1段差面(41)よりも前記基板(10)の外側及び内側の少なくとも一方で前記第1段差面(41)と平行に延びる第2段差面(42)と、が設けられ、前記第2段差面(42)が前記第1段差面(41)よりも前記基板(10)の外側に設けられている場合、前記周壁部(32)における前記対向部(31)とは反対側の基準端面(43)から前記第2段差面(42)までの距離は、前記基準端面(43)から前記第1段差面(41)までの距離よりも短く、前記第2段差面(42)が前記第1段差面(41)よりも前記基板(10)の内側に設けられている場合、前記基準端面(43)から前記第2段差面(42)までの距離は、前記基準端面(43)から前記第1段差面(41)までの距離よりも長い。
【0007】
第1の態様では、第1段差面(41)及び第2段差面(42)を有する1つの仕様のケース(30)を生産すれば、例えば、板厚の異なる複数の基板(10)に対しても、第1段差面(41)又は第2段差面(42)の何れかに基板(10)の実装面(11)側を当接することで、半導体モジュールを組み立てることができる。
【0008】
本開示の第2の態様は、第1の態様の半導体モジュールにおいて、前記第1段差面(41)及び前記第2段差面(42)には、前記周壁部(32)の周方向に沿って延びる溝部(45)が設けられる。
【0009】
第2の態様では、溝部(45)に接着剤を充填してケース(30)と基板(10)とを接着することで、基板(10)の実装面(11)と、第1段差面(41)又は第2段差面(42)と、の間から接着剤がはみ出すのを抑えることができる。
【0010】
本開示の第3の態様は、第1又は2の態様の半導体モジュールにおいて、前記基板(10)の実装面(11)と反対側の面には、板状の導電性部材(15)が設けられ、前記基準端面(43)と、前記導電性部材(15)における前記基板(10)と反対側の面と、が同一平面上に配置される。
(【0011】以降は省略されています)

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