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公開番号
2025131137
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2024028678
出願日
2024-02-28
発明の名称
コンベヤ装置
出願人
伊東電機株式会社
代理人
個人
主分類
B65G
13/071 20060101AFI20250902BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】搬送ローラ間の速度差が小さいコンベヤ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】複数の搬送ローラ5を有し、ベルト20、30によって搬送ローラ5同士が動力伝動され、一群の搬送ローラ5を回転させるコンベヤ装置1において、異なる種類のベルト20、30によって動力伝動されるものであり、一種類のベルト20が一又は複数の搬送ローラを跨いで懸架され、他の種類のベルト30が隣接する搬送ローラに懸架されていることを特徴とするコンベヤ装置。
【選択図】 図7
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の搬送ローラを有し、ベルトによって前記搬送ローラ同士が動力伝動され、一群の搬送ローラを回転させるコンベヤ装置において、
異なる種類のベルトによって動力伝動されるものであり、一種類のベルトが一又は複数の搬送ローラを跨いで懸架され、他の種類のベルトが隣接する搬送ローラに懸架されていることを特徴とするコンベヤ装置。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
異なる種類のベルトは伸び率が異なるベルトであり、伸び率が低いベルトが一又は複数の搬送ローラを跨いで懸架され、伸び率が高いベルトが隣接する搬送ローラに懸架されていることを特徴とする請求項1に記載のコンベヤ装置。
【請求項3】
異なる種類のベルトは心線を有するベルトと心線を有しないベルトであり、心線を有するベルトが一又は複数の搬送ローラを跨いで懸架され、心線を有しないベルトが隣接する搬送ローラに懸架されていることを特徴とする請求項1に記載のコンベヤ装置。
【請求項4】
異なる種類のベルトの組み合わせは、第1群に記載のいずれかのベルトと、第2群に記載のいずれかのベルトの組み合わせであり、第1群に記載のいずれかのベルトが一又は複数の搬送ローラを跨いで懸架され、第2群に記載のいずれかのベルトが隣接する搬送ローラに懸架されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のコンベヤ装置。
第1群
(1)歯付きベルト
(2)Vリブドベルト
(3)Vベルト
第2群
(1)丸ベルト
(2)六角ベルト
(3)ロープベルト
【請求項5】
搬送ローラはプーリを有し、当該プーリにベルトが懸架されるものであり、一つの搬送ローラに二種類のプーリ溝が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のコンベヤ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はコンベヤ装置に関するものであり、特に複数の搬送ローラを備えたコンベヤ装置に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ローラコンベヤと称されるコンベヤ装置が知られている。
代表的なローラコンベヤは、平行に配置された左右一対のサイドフレーム間に、搬送物を搬送する複数の搬送ローラが搬送方向に所定間隔で軸支されたものである。
ローラコンベヤでは、多くの場合、いくつかの搬送ローラが動力によって回転し、搬送物を移動させる。
特許文献1に開示されたローラコンベヤは、一つの搬送ローラが駆動用モータを内蔵するモータ内蔵ローラであり、他の搬送ローラは空転ローラである。
特許文献1に開示されたローラコンベヤでは、隣接する搬送ローラ同士の間にベルトが懸架されており、隣接する搬送ローラ間で回転力が伝動される。
特許文献1では、全ての搬送ローラがベルトで係合しており、一つのモータ内蔵ローラの回転力が全ての搬送ローラに伝動され、全ての搬送ローラが回転する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-210100号公報
特開2019-31346号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術のコンベヤ装置は前記した様に隣接する搬送ローラ同士の間に動力伝動ベルト(以下 単にベルトと称する)が懸架されており、隣接する搬送ローラ間で回転力が伝動される。ここでベルトは摩擦伝動であり、すべりがある。そのため一対の搬送ローラ間の関係で、駆動側となるローラの回転と従動側となるローラの回転との間に速度差が生じる。
【0005】
従来技術のコンベヤ装置は、一本の搬送ローラが駆動源となり、隣接する搬送ローラの間で次々と動力伝動してゆく。
説明を簡単にするため、ベルトの伝動率が90パーセントであると仮定する。即ち、ベルトのすべりにより、10パーセントの損失があると仮定する。
駆動源(先の例ではモータ内蔵ローラ)を第1搬送ローラとし、第1搬送ローラから動力伝動を受けるローラを第2ローラとし、順次第3ローラ、第4ローラ、第5ローラ、第6ローラと定義する。
仮に、駆動源となる第1搬送ローラの回転数を毎分100回転と仮定すると、第2ローラの回転数は90回転となり、第3ローラの回転数は81回転となり、第4ローラは73回転となる。そして最終の第6ローラの回転数は、59回転まで低下してしまう。即ち、従来技術のコンベヤ装置は、隣り合うローラ間をベルトでつなぎ、回転力を順次伝動してゆく構造であるから、伝導率の損失が累積してゆく。
【0006】
ところで、動力伝動ベルトにはいろいろな種類のものがある。大きく分けて、心線を有するものと心線を持たないものがある。
例えば平ベルト、丸ベルトは心線を持たない。一方、歯付きベルト、Vベルト又はVリブドベルトは心線を有している。なお歯付きベルトは本来。歯付きプーリと篏合させて噛み合い伝動を行うものであるが、当業者の間では歯付きベルトを平ベルトの代わりに使用して摩擦伝動させる場合がある。
【0007】
心線を有するベルトは伸びが少なく、高張力で懸架することができる。そのため動力伝動効率は高い。これに対して丸ベルト等の心線を有しないベルトは、低張力で懸架せざるを得ず、動力伝動効率は低い。
そのため、隣接するローラ間に心線を有するベルトを懸架すれば、駆動源のローラと末端のローラの速度差は緩和される。
その一方、心線を有するベルトは、伸びにくいので軸間距離が短いローラ間には懸架しにくい。一方、心線を有しないベルトは、軸間距離が短くても懸架しやすい。そのため、隣接するローラの軸間距離が短いコンベヤ装置には、丸ベルト等を使用せざるを得ず、伝動率の損失が累積して駆動源のローラと末端のローラの速度差が大きくなってしまう。
本発明は、従来技術の上記した問題に注目し、搬送ローラ間の速度差が小さいコンベヤ装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した課題を解決するための態様は、複数の搬送ローラを有し、ベルトによって前記搬送ローラ同士が動力伝動され、一群の搬送ローラを回転させるコンベヤ装置において、 異なる種類のベルトによって動力伝動されるものであり、一種類のベルトが一又は複数の搬送ローラを跨いで懸架され、他の種類のベルトが隣接する搬送ローラに懸架されていることを特徴とするコンベヤ装置である。
【0009】
本態様のコンベヤ装置では、複数種類のベルトが使用される。即ち、伝動効率が高いベルトと伝動効率が低いベルトが併用されている。
本態様のコンベヤ装置では、一種類のベルトが一又は複数の搬送ローラを跨いで懸架されている。そのため当該ベルトが懸架される搬送ローラは、軸間距離が長い。そのため伝動効率の高いベルトを使用することができる。
一方、他の種類のベルトは、隣接する搬送ローラに懸架されている。隣接するローラは軸間距離が短いが、伝動効率が低いベルトであれば懸架することができる。
本態様のコンベヤ装置は、伝動効率が高いベルトが一又は複数の搬送ローラを跨いで懸架されているので、当該ベルトが懸架されているローラは回転速度の差が小さい。また他の種類が懸架された搬送ローラの従動側は、多少、回転速度が低下するが、全体的にみると、各搬送ローラの回転速度が均一なものとなる。
【0010】
上記した態様において、異なる種類のベルトは伸び率が異なるベルトであり、伸び率が低いベルトが一又は複数の搬送ローラを跨いで懸架され、伸び率が高いベルトが隣接する搬送ローラに懸架されていることが望ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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