TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025130653
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024097073
出願日2024-06-14
発明の名称ポール工作物及びポール工作物の設置方法
出願人ウチノ看板株式会社
代理人個人,個人
主分類E04H 12/22 20060101AFI20250901BHJP(建築物)
要約【課題】地盤沈下を抑制しつつ設置面積が小さい土台部であっても転倒しにくいポール部材とを備えたポール工作物及びポール工作物の設置方法を提供する。
【解決手段】
本発明の本発明のポール工作物は、地面に埋没した深さ1.0m以上~4.5m以下かつ直径が0.4m以上~1.5m以下の円柱状の土台部と、土台部の中央部に配置された地面の表面から4.0m以上~20.0m以下の長さのポール部材と、を備え、土台部は、コンクリート部材とコンクリート補強部材とを備え、コンクリート補強部材は、棒状の部材が格子状に組まれた鉄筋部材であり、コンクリート補強部材は、コンクリート部材の内部に配置され、ポール部材の一端部側がコンクリート部材で固定され土台部の外周が直径方向に凹凸となっており、その凹凸が地面の土と接触していることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
地面に埋没した深さ1.0m以上~4.5m以下かつ直径が0.4m以上~1.5m以下の円柱状の土台部と、
前記土台部の中央部に配置された地面の表面から4.0m以上~20.0m以下の長さのポール部材と、を備え、
前記土台部は、コンクリート部材とコンクリート補強部材とを備え、
前記コンクリート補強部材は、棒状の部材が格子状に組まれた鉄筋部材であり、
前記コンクリート補強部材は、コンクリート部材の内部に配置され、
前記ポール部材の一端部側がコンクリート部材で固定され
前記土台部の外周が直径方向に凹凸となっており、その凹凸が地面の土と接触していることを特徴とする、土台部とポール部材とを備えたポール工作物。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
地面に埋没した深さ1.0m以上~4.5m以下かつ直径が0.4m以上~1.5m以下の円柱状の土台部と、
前記土台部の深さの方向の中央よりも上側には、土台部の直径よりも水平方向に広がるつば部と、
前記土台部の中央部に配置された地面の表面から4.0m以上~20m以下の長さのポール部材と、を備え、
前記土台部は、コンクリート部材とコンクリート補強部材とを備え、
前記コンクリート補強部材は、棒状の部材が格子状に組まれた鉄筋部材であり、
前記コンクリート補強部材は、コンクリート部材の内部に配置され、
前記ポール部材の一端部側がコンクリート部材で固定されたことを特徴とする、土台部とポール部材とを備えたポール工作物。
【請求項3】
前記土台部の底面が受け止められる地盤のn値は、2.5以上であることを特徴とする、請求項1に記載の土台部とポール部材とを備えたポール工作物。
【請求項4】
前記つば部の底面が受け止められる地盤のn値は、2.5以上であることを特徴とする、請求項2に記載の土台部とポール部材とを備えたポール工作物。
【請求項5】
ポール部材は、棒状の自立補助部材を備え、
自立補助部材は、水平方向及び垂直方向に交差した状態で一部または全部が土台部のコンクリート部材の内部に配置されており、
前記自立補助部材の他端部側は、前記コンクリート補強部材の格子状の目を通過して地面に突き刺さった状態、前記コンクリート補強部材の格子状の目を通過して穴の側面に接触した状態または前記コンクリート補強部材と接触した状態であり、
前記自立補助部材の一端部側は、ポール部材に固定されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の土台部とポール部材とを備えたポール工作物。
【請求項6】
前記ポール部材の内部は、空洞であり、
ポール部材の地表よりも上側の位置に、外部と前記空洞の空間に渡って貫通孔が設けられており、
前記ポール部材の下側の空洞は、コンクリート部材が充填されており、
前記貫通孔は、コンクリート根巻部材で隠されたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の土台部とポール部材とを備えたポール工作物。
【請求項7】
請求項1又は2に記載の土台部とポール部材とを備えたポール工作物と、
前記ポール部材の他端部側に看板を備えたことを特徴とする、ポール工作物と看板とを備えた看板工作物。
【請求項8】
深さ1.0m以上~4.5m以下かつ直径0.4m以上~1.5m以下の円柱状の穴を地面に掘る、穴掘り工程と、
棒状の部材が格子状に組まれた鉄筋部材であるコンクリート補強部材を前記穴の内部に設置する、コンクリート補強部材設置工程と、
地面の表面から4.0m以上~20m以下の長さとなるようにポール部材の一端側を前記穴の内部に配置する、ポール部材配置工程と、
前記穴の側壁の凹凸面とポール部材の外側面との空間をコンクリート部材で充填する、コンクリート充填工程と、
を備えたことを特徴とする、土台部とポール部材とを備えたポール工作物の設置方法。
【請求項9】
つば部となる溝部を地面に作成する、つば溝部作成工程と、
棒状の部材が格子状に組まれた鉄筋部材であるつば部補強部材を前記つば溝部の内部に配置する、つば補強部材配置工程と、
前記つば溝部にコンクリート部材を充填する、つば溝部充填工程と、
を備えたことを特徴とする、請求項8に記載の土台部とポール部材とを備えたポール工作物の設置方法。
【請求項10】
前記ポール部材配置工程と、前記コンクリート充填工程との間に、
自立補助部材の他端部側がコンクリート補強部材の格子状の目を通過して地面に突き刺さった状態、コンクリート補強部材の格子状の目を通過して穴の側面に接触した状態またはコンクリート補強部材と接触した状態とし、
自立補助部材の一端部側がポール部材に固定される、自立補助部材設置工程と、
を備えたことを特徴とする、請求項8又は9に記載の土台部とポール部材とを備えたポール工作物の設置方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポール工作物及びポール工作物の設置方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ポール(支柱)を立てる方法としてフーチング工法という方法が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、フーチング(特許文献1の図1、符号2)と呼ばれるポールの基礎部分の断面図が提示されており、特許文献1の図5に示すように、地面に穴を掘り、基礎部分を設置した後に、基礎部分に支柱を設置して埋め戻すことで工事が完了する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-240010号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
フーチング工法では、ポールが転倒しないようにしつつポールと基礎部分の自重で地盤沈下を起こさないように、掘られた穴の底面と基礎部分の底面との接触面積が大きくなるように大きい基礎部分を使用する必要がある。よって、設置面積が大きくなる問題点がある。
また、基礎部分が入る大きさの穴を掘り、埋め戻す必要があることから、工事工程においても手間がかかるという実情がある。
【0006】
そこで、本発明の課題は、地盤沈下を抑制しつつ設置面積が小さい土台部であっても転倒しにくいポール部材とを備えたポール工作物及びポール工作物の設置方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記の課題について鋭意検討した結果、円柱状の土台部の外周が直径方向に凹凸となっており、その凹凸が地面の土と接触していることで、ポール工作物が転倒しにくく、土台部の設置面積を小さくできることから自重による地盤沈下を抑制することができることを見いだし、本発明を完成した。
【0008】
上記課題を解決するための本発明のポール工作物は、地面に埋没した深さ1.0m以上~4.5m以下かつ直径が0.4m以上~1.5m以下の円柱状の土台部と、
土台部の中央部に配置された地面の表面から4.0m以上~20.0m以下の長さのポール部材と、を備え、
土台部は、コンクリート部材とコンクリート補強部材とを備え、
コンクリート補強部材は、棒状の部材が格子状に組まれた鉄筋部材であり、
コンクリート補強部材は、コンクリート部材の内部に配置され、
ポール部材の一端部側がコンクリート部材で固定され
土台部の外周が直径方向に凹凸となっており、その凹凸が地面の土と接触していることを特徴とする。
【0009】
本発明のポール工作物によれば、土台部の外周が直径方向に凹凸となっており、その凹凸が地面の土と接触していることから、土台部と地面との摩擦が生じ、転倒しにくくすることができ、土台部の設置面積を小さくすることができる。
さらに、土台部は、コンクリート部材とコンクリート補強部材を備えることから土台部の強度を高くすることができ、ポール部材を強固に保持できる効果もある。
【0010】
さらに、本発明のポール工作物は、地面に埋没した深さ1.0m以上~4.5m以下かつ直径が0.4m以上~1.5m以下の円柱状の土台部と、
土台部の深さの方向の中央よりも上側には、土台部の直径よりも水平方向に広がるつば部と、
土台部の中央部に配置された地面の表面から4.0m以上~20m以下の長さのポール部材と、を備え、
土台部は、コンクリート部材とコンクリート補強部材とを備え、
コンクリート補強部材は、棒状の部材が格子状に組まれた鉄筋部材であり、
コンクリート補強部材は、コンクリート部材の内部に配置され、
ポール部材の一端部側がコンクリート部材で固定されたことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

ウチノ看板株式会社
ポール工作物及びポール工作物の設置方法
5日前
ウチノ看板株式会社
ポール工作物及びポール工作物の設置方法
5日前
ウチノ看板株式会社
ポール工作物及びポール工作物の設置方法
5日前
ウチノ看板株式会社
コンクリート補強部材と自立補助部材を備えたポール工作物及びポール工作物の設置方法
5日前
個人
住宅
5か月前
個人
野良猫ハウス
10日前
個人
フェンス
26日前
個人
転落防止用手摺
4日前
個人
キャチクランプ
3か月前
積水樹脂株式会社
柵体
3日前
個人
水害と共にある家
4か月前
個人
地下型マンション
2か月前
ニチハ株式会社
建築板
18日前
個人
居住車両用駐車場
12日前
個人
熱抵抗多層断熱建材
11日前
個人
壁断熱パネル
3か月前
個人
津波と共にある漁港
4か月前
株式会社タナクロ
テント
2か月前
個人
鋼管結合資材
2か月前
積水樹脂株式会社
フェンス
4か月前
個人
1か月前
個人
地滑りと共にある山荘
4か月前
個人
補強部材
11日前
個人
パーティション
4か月前
GHL株式会社
建物
5か月前
個人
循環流水式屋根融雪装置
2か月前
成友建設株式会社
建物
10日前
鹿島建設株式会社
壁体
17日前
イワブチ株式会社
組立柱
3日前
三協立山株式会社
構造体
3か月前
株式会社オカムラ
ブース
5か月前
三協立山株式会社
構造体
2か月前
大成建設株式会社
合成柱
4か月前
株式会社オカムラ
ブース
4か月前
株式会社オカムラ
ブース
4か月前
株式会社オカムラ
ブース
4か月前
続きを見る