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公開番号
2025130484
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-08
出願番号
2024027675
出願日
2024-02-27
発明の名称
脱ADP-リボシル化酵素活性検出用蛍光プローブとして有用な化合物、その塩、又はそれらの溶媒和物
出願人
国立大学法人東海国立大学機構
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
C07H
19/24 20060101AFI20250901BHJP(有機化学)
要約
【課題】より簡便に脱ADP-リボシル化酵素活性を検出する技術を提供すること。
【解決手段】一般式(1)で表される化合物、その塩、又はそれらの溶媒和物。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025130484000031.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">60</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image>
[式中:R
1
及びR
2
は、R
1
が-NH
2
を示し且つR
2
が=N-を示すか、又はR
1
が=Oを示し且つR
2
が-NH-を示す。R
3
及びR
4
は同一又は異なって、ヒドロキシ基又は水素原子を示す。R
5
~R
1
2
は同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、又はアルコキシ基を示す。実線と点線とからなる二重線は、単結合又は二重結合を示す。]
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
一般式(1):
TIFF
2025130484000029.tif
60
170
[式中:R
1
及びR
2
は、R
1
が-NH
2
を示し且つR
2
が=N-を示すか、又はR
1
が=Oを示し且つR
2
が-NH-を示す。R
3
及びR
4
は同一又は異なって、ヒドロキシ基又は水素原子を示す。R
5
、R
6
、R
7
、R
8
、R
9
、R
10
、R
11
、及びR
12
は同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、又はアルコキシ基を示す。実線と点線とからなる二重線は、単結合又は二重結合を示す。]
で表される化合物、その塩、又はそれらの溶媒和物。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
R
1
が-NH
2
であり且つR
2
が=N-である、請求項1に記載の化合物、その塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項3】
R
3
及びR
4
はヒドロキシ基である、請求項1に記載の化合物、その塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項4】
R
6
、R
7
、及びR
11
が同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、又はアルコキシ基であり、且つR
5
、R
8
、R
9
、R
10
、及びR
12
が水素原子である、請求項1に記載の化合物、その塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項5】
R
5
、R
6
、R
7
、R
8
、R
9
、R
10
、R
11
、及びR
12
が水素原子である、請求項1に記載の化合物、その塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項6】
前記化合物が、式(1A):
TIFF
2025130484000030.tif
48
170
で表される化合物である、請求項1に記載の化合物、その塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項7】
請求項1~6のいずれかに記載の化合物、その塩、又はそれらの溶媒和物を含む、蛍光プローブ。
【請求項8】
脱ADP-リボシル化酵素活性検出剤である、請求項7に記載の蛍光プローブ。
【請求項9】
前記脱ADP-リボシル化酵素がコロナウイルス由来の脱ADP-リボシル化酵素である、請求項8に記載の蛍光プローブ。
【請求項10】
請求項1~6のいずれかに記載の化合物、その塩、又はそれらの溶媒和物を含む、試薬。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、脱ADP-リボシル化酵素活性検出用蛍光プローブとして有用な化合物、その塩、又はそれらの溶媒和物等に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
脱ADP-リボシル化酵素は、タンパク質やDNA上に存在するADPリボース(ADPr)をグリコシド結合の加水分解によって脱離させる活性を有する。ウイルスから細菌、植物、ヒトに至るまで広く保存されている酵素であり、ADP-リボースグリコヒドロラーゼ(ARH)とマクロドメイン(Mac)の二つのファミリーに大別される。前者のARHは、ヒトにおいて、コレラ菌感染防御やDNA損傷応答で重要な役割を担っていることが報告されている。一方、後者のMacは、病原性ウイルスにおいて、ウイルス複製で重要な役割を担っていることが近年明らかになっている。このため、病原性ウイルス由来Macは新しい抗ウイルス治療薬開発の分子標的として注目されている。このような背景から、抗ウイルス治療薬候補となる酵素阻害剤の探索を可能とする、脱ADP-リボシル化酵素活性の高感度かつ簡易検出の開発が期待されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Cell Chemical Biology, 2018 Dec 20;25(12):1562-1570.
Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters, 2013 Feb 4;23(7):2245-2249.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術による脱ADP-リボシル化酵素活性の検出では、パラニトロフェノール(pNP)や4-トリフルオロメチルウンベリフェロン(TFMU)がADPrの還元末端に導入されたプローブが用いられている(非特許文献1)。しかしながら、これらプローブを用いた酵素活性検出では、酸性条件で酵素活性の検出が難しいこと、酵素反応で生じるpNPやTFMU(ストークスシフト:120 nm)が非蛍光色素またはストークスシフトが大きくない蛍光色素であるために低いプローブ濃度では検出が難しいこと、液体高速クロマトグラフ(HPLC)やマイクロプレートリーダー等の分析機器が必要であることなど、問題点が存在する。
【0005】
本発明は、より簡便に脱ADP-リボシル化酵素活性を検出する技術を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は上記課題に鑑みて鋭意研究を進めた結果、一般式(1):
【0007】
TIFF
2025130484000001.tif
60
170
【0008】
で表される化合物、その塩、又はそれらの溶媒和物、を用いることにより、上記課題を解決できることを見出した。本発明者はこの知見に基づいてさらに研究を進め、本発明を完成させた。本発明は、下記の態様を包含する。
【0009】
項1. 一般式(1):
【0010】
TIFF
2025130484000002.tif
60
170
(【0011】以降は省略されています)
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