TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025127442
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-01
出願番号
2024227233
出願日
2024-12-24
発明の名称
二次電池用電極組成物、二次電池用電極、及び二次電池
出願人
三洋化成工業株式会社
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
H01M
4/62 20060101AFI20250825BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】スラリー塗膜の均一性及び乾燥性、並びに、電池の高温下での耐久性に優れた二次電池用電極組成物を提供すること。
【解決手段】電極活物質、バインダー樹脂及び多価アルコールのアルキレンオキサイド付加物である化合物(A)を含有する二次電池用電極組成物であって、上記アルキレンオキサイドの平均付加モル数が20~690であり、上記アルキレンオキサイドが、エチレンオキサイドを含み、上記化合物(A)のけん化価が5未満であり、上記化合物(A)の含有量が、上記二次電池用電極組成物の固形分重量を基準として0.01~2.0重量%である、二次電池用電極組成物。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
電極活物質、バインダー樹脂及び多価アルコールのアルキレンオキサイド付加物である化合物(A)を含有する二次電池用電極組成物であって、
前記アルキレンオキサイドの平均付加モル数が20~690であり、
前記アルキレンオキサイドが、エチレンオキサイドを含み、
前記化合物(A)のけん化価が5未満であり、
前記化合物(A)の含有量が、前記二次電池用電極組成物の固形分重量を基準として0.01~2.0重量%である、二次電池用電極組成物。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記化合物(A)の水酸基価が3~120KOHmg/gである請求項1に記載の二次電池用電極組成物。
【請求項3】
前記化合物(A)の重量平均分子量が3000~33000である請求項1又は2に記載の二次電池用電極組成物。
【請求項4】
前記アルキレンオキサイド中のエチレンオキサイドのモル比率が前記アルキレンオキサイドの総モル数を基準として70%以上である請求項1又は2に記載の二次電池用電極組成物。
【請求項5】
前記多価アルコールがエチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチロールプロパン、グリセリン、ソルビタン及びソルビトールからなる群より選ばれる1種以上である請求項1又は2に記載の二次電池用電極組成物。
【請求項6】
さらに導電助剤を含有し、
前記電極活物質の含有量が、前記二次電池用電極組成物の固形分重量を基準として78~97重量%であり、
前記バインダー樹脂の含有量が、前記二次電池用電極組成物の固形分重量を基準として1~20重量%であり、
前記導電助剤の含有量が、前記二次電池用電極組成物の固形分重量を基準として1~6重量%である請求項1又は2に記載の二次電池用電極組成物。
【請求項7】
前記化合物(A)の含有量が、前記導電助剤の重量を基準として2~50重量%である請求項6に記載の二次電池用電極組成物。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の二次電池用電極組成物を圧縮成形してなる二次電池用電極。
【請求項9】
請求項8に記載の二次電池用電極を備える二次電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、二次電池用電極組成物、二次電池用電極、及び二次電池に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
リチウムイオン電池等の二次電池は、携帯電話、ノート型パソコンを始めとする携帯端末用電池や、ハイブリッド自動車や電気自動車における動力源としての電池として実用化されている。これらの更なる普及のためにも、生産性や高温下での耐久性の向上が求められており、様々な技術の適用が試みられている。
【0003】
例えば、電極の生産性を向上するために、電極スラリーの塗工ミスの発生が少ないこと、さらに乾燥時間の短縮等が求められている。
【0004】
このような課題を解決するために、特許文献1では、電極用活物質と結着剤と溶媒とを含む電極用スラリーにおいて、さらに炭酸エステル類を含有することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-68280号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の電極用スラリーは、塗膜の均一性を改善する効果があったが、充分ではなかった。また、塗膜の乾燥性については考慮されていなかった。さらに、電極用スラリー中の炭酸エステルが加水分解して、二次電池の高温下での耐久性に悪影響を及ぼす恐れがあった。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するものであり、スラリー塗膜の均一性及び乾燥性、並びに、電池の高温下での耐久性に優れた二次電池用電極組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、鋭意検討した結果、本発明に到達した。
本発明は、以下のいずれかに関する。
電極活物質、バインダー樹脂及び多価アルコールのアルキレンオキサイド付加物である化合物(A)を含有する二次電池用電極組成物であって、上記アルキレンオキサイドの平均付加モル数が20~690であり、上記アルキレンオキサイドが、エチレンオキサイドを含み、上記化合物(A)のけん化価が5未満であり、上記化合物(A)の含有量が、上記二次電池用電極組成物の固形分重量を基準として0.01~2.0重量%である、二次電池用電極組成物。
上記二次電池用電極組成物を圧縮成形してなる二次電池用電極。
上記二次電池用電極を備える二次電池。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、スラリー塗膜の均一性及び乾燥性、並びに、電池の高温下での耐久性に優れた二次電池用電極組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明は、二次電池用電極組成物、二次電池用電極及び二次電池に関する。
本発明の二次電池用電極組成物は、リチウムイオン電池用電極組成物であってもよいし、ナトリウムイオン電池用電極組成物であってもよい。
なお、本明細書において、リチウムイオン電池、ナトリウムイオン電池と記載する場合、それぞれリチウムイオン二次電池、ナトリウムイオン二次電池も含む概念とする。以下では、「二次電池用電極組成物」を「電極組成物」とも記載する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
三洋化成工業株式会社
水処理薬剤
13日前
三洋化成工業株式会社
温度差センサー
今日
三洋化成工業株式会社
粘着剤主剤及び粘着剤組成物
1か月前
三洋化成工業株式会社
二次電池用正極組成物、二次電池用正極及び二次電池
1日前
三洋化成工業株式会社
アミノ基含有(メタ)アクリル酸エステルの製造方法
1か月前
三洋化成工業株式会社
二次電池用電極組成物、二次電池用電極、及び二次電池
2日前
三洋化成工業株式会社
二次電池用電極組成物、二次電池用電極、及び二次電池
2日前
三洋化成工業株式会社
情報処理システム、情報処理方法、制御プログラム、記録媒体
6日前
三洋化成工業株式会社
香粧品レコメンドシステム、香粧品レコメンド方法及びプログラム
12日前
三洋化成工業株式会社
再生樹脂判定装置、再生樹脂判定方法、制御プログラム、および記録媒体
1か月前
三洋化成工業株式会社
リチウムイオン電池用被覆電極活物質粒子、リチウムイオン電池用電極、リチウムイオン単電池及び電池モジュール
1か月前
MTアクアポリマー株式会社
高分子凝集剤及びその製造方法、並びに汚泥の脱水方法
1か月前
個人
雄端子
22日前
個人
後付地震遮断機
26日前
個人
超精密位置決め機構
27日前
愛知電機株式会社
電力機器
19日前
東レ株式会社
積層多孔質膜
1か月前
日機装株式会社
加圧装置
14日前
個人
フリー型プラグ安全カバー
5日前
ヒロセ電機株式会社
端子
19日前
CKD株式会社
巻回装置
29日前
ローム株式会社
半導体装置
14日前
株式会社大阪ソーダ
複合固体電解質
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電素子
1か月前
矢崎総業株式会社
電線
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1日前
住友電装株式会社
端子
21日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
9日前
三菱電機株式会社
回路遮断器
15日前
オムロン株式会社
電磁継電器
2日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
9日前
沖電気工業株式会社
アンテナ
5日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
ダイハツ工業株式会社
固定治具
1か月前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
今日
日本特殊陶業株式会社
保持装置
29日前
続きを見る
他の特許を見る