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公開番号
2025127390
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-01
出願番号
2024024117
出願日
2024-02-20
発明の名称
低濃度のオゾン水を用いたオーバーフロー洗浄方法とその洗浄方法に使用するオゾン水発生装置
出願人
三友商事株式会社
代理人
弁理士法人清原国際特許事務所
主分類
C11D
7/18 20060101AFI20250825BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約
【課題】
本発明は、低濃度オゾン水と除菌対象物との高い接触確率と接触時間を十分に確保し、効果的な除菌を可能とするオーバーフロー洗浄方法とその洗浄方法に使用するオゾン水発生装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
オゾン水の濃度が通常濃度2mg/L以下である低濃度のオゾン水を用いた洗浄方法であって、当該洗浄方法は、(工程1)オゾン水を供給するためのチューブを備えたオゾン水発生装置から生成した低濃度のオゾン水を、チューブを介して洗浄槽の底部へ連続して供給する工程と、(工程2)工程1の後に、低濃度のオゾン水が供給された洗浄槽に、微生物が付着した除菌対象物を浸漬させ、除菌対象物から微生物を不活化する工程と、を含み、前記工程1は、洗浄槽へ供給された低濃度のオゾン水が、洗浄槽からオーバーフローした後も連続して供給され続けることを、特徴とする洗浄方法とその洗浄方法に使用するオゾン水発生装置を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
オゾン水の濃度が2mg/L以下である低濃度のオゾン水を用いた洗浄方法であって、当該洗浄方法は、
(工程1)オゾン水を供給するためのチューブを備えたオゾン水発生装置から生成した前記低濃度のオゾン水を、前記チューブを介して洗浄槽の底部へ連続して供給する工程と、
(工程2)前記工程1の後に、前記低濃度のオゾン水が供給された前記洗浄槽に、微生物が付着した除菌対象物を浸漬させ、当該除菌対象物から前記微生物を不活化する工程と、
を含み、
ここで、前記工程1は、前記洗浄槽へ供給された前記低濃度のオゾン水が、前記洗浄槽からオーバーフローした後も連続して供給され続けることを、
特徴とする洗浄方法。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記微生物が、グラム陽性菌及び/又はグラム陰性菌である、請求項1に記載の洗浄方法。
【請求項3】
前記グラム陰性菌が、大腸菌(Escherichia coli)である、請求項2に記載の洗浄方法。
【請求項4】
前記グラム陽性菌が、黄色ぶどう球菌(Staphylococcus aureus)である、請求項2に記載の洗浄方法。
【請求項5】
前記除菌対象物が、食器、食材、治療器具、内視鏡、義歯、印象面、タービンヘッド、ヒトの手指、清拭用布からなる群から選択される少なくとも1種以上である、請求項1に記載の洗浄方法。
【請求項6】
前記洗浄槽が、シンク、洗い桶、ボウルからなる群から選択される少なくとも1種以上である、請求項1に記載の洗浄方法。
【請求項7】
オゾン水発生装置であって、
ノズル付きキャップ部が、前記オゾン水発生装置の本体のオゾン水吐出口に着脱自在に装着され、
チューブが、前記ノズル付きキャップ部の先端部の装着部に着脱自在に設けられ、
前記オゾン水発生装置の本体とこの本体と着脱自在なスタンドを備えてなる、
オゾン水発生装置。
【請求項8】
前記オゾン水発生装置は、電解式オゾン水発生装置、ガス溶解式オゾン水発生装置からなる群から選択される少なくとも1種以上である、請求項7に記載のオゾン水発生装置。
【請求項9】
前記オゾン水発生装置が、電解式オゾン水発生装置である、請求項8に記載のオゾン水発生装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、低濃度のオゾン水を用いたオーバーフロー洗浄方法とその洗浄方法に使用するオゾン水発生装置に関する。この明細書において、不活化とは、微生物の働きを失わせる作用。細菌の死滅、特にウイルスなどの感染力や毒性を失わせることについていう。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、工業製品の洗浄や、医薬・食品分野における洗浄あるいは除菌・消毒処理には、健康への影響や環境負荷の大きい化学薬品やガスが大量に用いられてきた。
【0003】
しかしながら、地球環境保全に対する取り組みから、現在では環境負荷の小さな洗浄あるいは除菌・消毒技術が求められている。このため、環境負荷の小さいオゾン水が着目されている。
【0004】
現在、オゾン水の利用については、オゾン水発生装置に装備された主に蛇腹の吐水管を介して生成されたオゾン水を、流し落す方式が主流となっている。
一般的にオゾン水発生装置の吐水側はシャワー又は直流の2タイプがある。いずれの場合も、オゾン水を使用する個人の力量や日々またのコンディションに洗浄効果が左右され、誰もが安定した確実な除菌洗浄を行うことができていない。またオゾン水を流し落した衝突で発生する気散ガスによる安全性や気散ガスに起因したオゾン水濃度劣化による除菌洗浄効果の低下が生じる。
【0005】
また、除菌対象物表面に付着した有機物(汚れ)が共存するケースが多く、そのため、使用するオゾンの消費を考慮すると水道水による前洗浄で汚れを除去することが重要であり、オゾン水を大量に使用することよりも効果的な場合がある。
【0006】
さらに、流し落としたオゾン水で除菌対象物をそのまま洗浄するとオゾン水が除菌対象物表面を不均一に流れてしまい、除菌対象物とオゾン水との接触確率ならびに接触時間が不十分となり、高い除菌効果を得ることが困難である。
【0007】
そこで、上記オゾン水による除菌効果を高めるために、オゾン水の高濃度化が進んで、除菌対象物とオゾン水との接触確率、接触時間が不十分となるデメリットを解消し、除菌効果を高めるアプローチが行われている。
例えば、特許文献1では、3.3-3.5ppmの高濃度のオゾン水を用いることで、除菌対象物への除菌効果を高めることを開示している。
【0008】
しかしながら、高濃度のオゾン水を用いた場合、高濃度オゾンガスの気散による、安全面での問題が生じる。また高濃度のオゾン水を用いて洗浄したとしても、個人による洗浄効果の差が生じる問題は依然として解決していない。
そのため、誰でも安定して、オゾン水と除菌対象物との接触確率を維持しながら、接触時間を十分に確保し、オゾン水の濃度低下を防止し、継続的に高い除菌効果を得るという課題は解消しておらず、この問題を解決することが求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2002-080986号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、低濃度のオゾン水を用いたオーバーフロー洗浄方法とその洗浄方法に使用するオゾン水発生装置であって、オゾン水の濃度低下の少ない状態でオゾン水と除菌対象物との高い接触確率を維持しながら、接触時間を十分に確保し、効果的な除菌を可能とする低濃度のオゾン水を用いたオーバーフロー洗浄方法とその洗浄方法に使用するオゾン水発生装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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