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公開番号2025127172
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-01
出願番号2024023736
出願日2024-02-20
発明の名称サンケア組成物
出願人ロレアル,L’OREAL
代理人個人,個人,個人
主分類A61K 8/37 20060101AFI20250825BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】多量の極性油を含む場合でも、多量の保存剤を必要としないほど十分な保存効力を示す組成物、好ましくは皮膚等のケラチン物質のための化粧用組成物を提供すること。
【解決手段】本発明は、
(a)組成物の総質量に対して20質量%以上の量の少なくとも1種の極性油、
(b)少なくとも1種の無機UV遮蔽剤、
(c)少なくとも2種の保存剤、並びに
(d)ビタミンB3及びその誘導体から選択される少なくとも1種の化合物
を含む組成物に関する。本発明による組成物は、皮膚等のケラチン物質のためのサンケア化粧用組成物に適している。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(a)組成物の総質量に対して20質量%以上の量の少なくとも1種の極性油、
(b)少なくとも1種の無機UV遮蔽剤、
(c)少なくとも2種の保存剤、並びに
(d)ビタミンB3及びその誘導体から選択される少なくとも1種の化合物
を含む、組成物。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
(a)極性油が、エステル油、脂肪族アルコール、及び脂肪酸のうちの1種又は2種以上を含み、
エステル油が、好ましくは、少なくとも1つ、好ましくは1つのC
6
~C
22
炭化水素鎖部分、より好ましくはC
8
~C
16
炭化水素鎖部分を有するエステル油から選択され、
脂肪族アルコールが、好ましくは、C
6
~C
30
脂肪族アルコール、好ましくはC
10
~C
24
脂肪族アルコール、より好ましくはC
12
~C
20
脂肪族アルコールから選択され、
脂肪酸が、好ましくは、C
6
~C
28
脂肪酸、好ましくはC
10
~C
22
脂肪酸、更により好ましくはC
14
~C
18
脂肪酸から選択される、
請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
(a)極性油の量が、組成物の総質量に対して、20質量%から50質量%、好ましくは20質量%から40質量%、より好ましくは20質量%から30質量%の範囲である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項4】
(b)無機UV遮蔽剤の量が、組成物の総質量に対して、1質量%から20質量%、好ましくは3質量%から15質量%、より好ましくは5質量%から12質量%の範囲である、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項5】
(c)保存剤が、低級アルコール、メチルクロロイソチアゾリノン、イミダゾリジニル尿素、1,3-ジブロモ-5,5-ジメチルヒダントイン(DMDMH)等のヒダントインの誘導体、パラヒドロキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール、ベンジルアルコール、クロルフェネシン、安息香酸及びその塩、例えば、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、ヒドロキシアセトフェノン、カプリル酸グリセロール、抗菌性を有するポリオールから選択され、特に低級アルコール、フェノキシエタノール、クロルフェネシン、ヒドロキシアセトフェノン、抗菌性を有するポリオール、及びこれらの組合せから選択される保存剤化合物を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項6】
(c)保存剤が、抗菌性を有する少なくとも1種のポリオールから選択され、好ましくはカプリリルグリコール、1,2-ヘキサンジオール、ペンチレングリコール、オクタン酸ソルビタン、及びこれらの組合せ;フェノキシエタノール、クロルフェネシン、ヒドロキシアセトフェノン、低級アルコール、特にエタノール、及びこれらの組合せから選択される、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項7】
(c)保存剤の量が、組成物の総質量に対して、0.1質量%から6質量%、好ましくは0.2質量%から5質量%、より好ましくは0.3質量%から4質量%の範囲である、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項8】
抗菌性を有するポリオールの量が、組成物の総質量に対して、0.01質量%から1質量%、好ましくは0.1質量%から0.6質量%の範囲である、請求項5から7のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項9】
低級アルコールの量が、組成物の総質量に対して、0.5質量%から5質量%、好ましくは1質量%から4質量%、より好ましくは1.5質量%から3質量%の範囲である、請求項5から8のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項10】
(d)ビタミンB3及びその誘導体が、以下の式:
JPEG
2025127172000008.jpg
23
170
(式中、Rは、-CONH
2
、-COOH、CH
2
OH、-CO-NH-CH
2
-COOH、又は-CO-NH-OHを表す)
によって表されるもの、並びにニコチン酸エステル、ナイアシンアミド由来のアミド、及びニコチニルアルコールとカルボン酸とのエステルから選択される、請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、皮膚等のケラチン物質のための、組成物、特にビタミンB3及びその誘導体を含むサンケア組成物に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
サンケア製品は、ケラチン物質、特に皮膚をUV照射によって引き起こされる損傷から保護するために広く使用されている。光防護を達成するために、典型的には2つのタイプの化粧用日焼け止め活性成分、すなわち、無機UV遮蔽剤及び有機UV遮蔽剤が使用されている。無機UV遮蔽剤が使用される場合、多量の極性油とブレンドしてUV防護効果及び使用感を調節することが効果的である。
【0003】
例えば、WO2022/000053は、高SPF、抗しわ及びシミ防止効力を有する化粧用日焼け止め組成物であって、(a)組成物の総質量に対して5.0~20.0質量%の、オクトクリレン、テレフタリリデンジカンファースルホン酸、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、ドロメトリゾールトリシロキサン、エチルヘキシルトリアゾン、及びこれらの混合物から選択される少なくとも1種のUV遮蔽剤、(b)組成物の総質量に対して0.1~10.0質量%の、加水分解ヒアルロン酸、カプリロイルサリチル酸、フェニルエチルレゾルシノール、フェルラ酸、ナイアシンアミド、及びこれらの混合物から選択される少なくとも1種の活性化合物、並びに(c)組成物の総質量に対して1.5~5.0質量%の、キサンタンガム、オクテニルコハク酸デンプンアルミニウム、ポリアクリロイルジメチルタウリンアンモニウム、ポリC10~30アクリル酸アルキル、及びこれらの混合物から選択される少なくとも1種のポリマーを含む、組成物を開示している。
【0004】
また、WO2011/061864は、a)組成物の総量に対して少なくとも5質量%の1種以上の親油性化粧用又は皮膚科用活性成分、b)シクロメチコンとは異なる非アルコール性揮発性溶媒、c)揮発性アルコール、d)ワックス粒子、及びe)少なくとも1種の親水性官能基を有する不揮発性化合物を含み、水性相及び油性相を含有する、エマルションの形態の化粧用又は皮膚科用組成物を開示している。
【0005】
また、WO2017/056506は、固体状の油及び/又は半固体状の油、粉末、並びに乳化剤を含む、水中油型に乳化された化粧用組成物であって、固体状の油及び/又は半固体状の油が、炭化水素油、シリコーン油、及びエステル油のうちから選択され、25℃でのその粘度が1500mPa以下であり、配合物の量が、油性相の総量に対して2~25質量%であり、油性相の量が、化粧用組成物の総量に対して40質量%以下である、化粧用組成物を開示している。
【0006】
しかしながら、多量の極性油を化粧用組成物中に使用すると、一般に多量の保存剤も必要となり、皮膚刺激を引き起こしうるという問題がある。そのため、多量の極性油を含みながら、多量の保存剤を要しない組成物の需要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
WO2022/000053
WO2011/061864
WO2017/056506
【非特許文献】
【0008】
C.M. HANSENによる論文:「The three-dimensional solubility parameters」、J. Paint Technol、第39巻、105頁(1967年)
Cosmetics & Toiletries、1990年2月、第105巻、53~64頁
Meylan及びHowardによる論文:Atom/Fragment contribution method for estimating octanol-water partition coefficients、J. Pharm. Sci.、84: 83~92頁、1995年
Exploring QSAR: hydrophobic, electronic and steric constants, ACS professional reference book、1995年)
http://esc.syrres.com/interkow/kowdemo.htm
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、多量の極性油を含む場合でも、多量の保存剤を必要としないほど十分な保存効力を示す組成物、好ましくは皮膚等のケラチン物質のための化粧用組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の上記の目的は、
(a)組成物の総質量に対して20質量%以上の量の少なくとも1種の極性油、
(b)少なくとも1種の無機UV遮蔽剤、
(c)少なくとも2種の保存剤、並びに
(d)ビタミンB3及びその誘導体から選択される少なくとも1種の化合物
を含む組成物によって達成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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