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公開番号
2025127157
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-01
出願番号
2024023713
出願日
2024-02-20
発明の名称
福祉車両用改造機器
出願人
トヨタ車体株式会社
代理人
弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類
A61G
3/06 20060101AFI20250825BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】通常の車両を容易に福祉車両に改造し、あるいは改造した福祉車両を容易に通常の車両に戻せるようにすることである。
【解決手段】福祉車両用改造機器30であって、車両の後部ドア開口部の下端縁に取り付け、取り外し可能な連結部材を備え、後部ドア開口部と路面間に渡されて車椅子が通行できるように構成されたスロープ31と、先端にフック34fを備えるベルト34bと、そのベルト34bの巻き取り機構とを備え、部品収納凹部23内に設置されるウインチ34と、リヤフロア20と等しい高さで部品収納凹部23の上部開口を塞ぎ、車椅子を載置可能な蓋状の床板部37と、部品収納凹部23の前方でリヤフロア20よりも高い位置に取り付けられる構成で、ウインチ34から前方に引き出されたベルト34bを自在に通過可能な状態で支持するベルト支持部材38とを備えている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
バックドアによって開閉可能に構成された車室の後部ドア開口部と、その車室のリヤフロアに形成された部品収納凹部とを備える車両を福祉車両に改造するための福祉車両用改造機器であって、
前記車両の後部ドア開口部の下端縁に取り付け、取り外し可能な連結部材を備え、前記後部ドア開口部と路面間に渡されて車椅子が通行できるように構成されたスロープと、
先端にフックを備えるベルトと、そのベルトの巻き取り機構とを備え、前記部品収納凹部内に設置されるウインチと、
前記リヤフロアと等しい高さで前記部品収納凹部の上部開口を塞ぎ、前記車椅子を載置可能な蓋状の床板部と、
前記部品収納凹部の前方で前記リヤフロアよりも高い位置に取り付けられる構成で、前記ウインチから前方に引き出されたベルトを自在に通過可能な状態で支持するベルト支持部材と、
を備えている福祉車両用改造機器。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
請求項1に記載された福祉車両用改造機器であって、
前記ウインチは、前記部品収納凹部内に設置されたウインチ架台に取り付けられる構成であり、
前記ウインチ架台には、前記後部ドア開口部の下端縁に沿って車幅方向に延びる横梁と、車両前後方向に延びる複数の縦梁とが設けられており、
前記ウインチ架台の横梁と縦梁との上面で前記床板部が下方から支えられる福祉車両用改造機器。
【請求項3】
請求項2に記載された福祉車両用改造機器であって、
前記ウインチ架台の横梁と、その横梁に支えられる前記床板部の後端縁には、前記床板部から横梁まで上下に貫通する複数の被嵌合部が形成されており、
前記スロープの連結部材は、そのスロープの上端縁で下方に突出する複数の嵌合部であり、
前記スロープの嵌合部が前記ウインチ架台と前記床板部との被嵌合部と嵌合することで、前記スロープの上端縁が前記車両の後部ドア開口部の下端縁に連結される福祉車両用改造機器。
【請求項4】
請求項1に記載された福祉車両用改造機器であって、
前記ベルト支持部材は、前記シートの背面骨格に掛けられるフックと、前記フックに連結されており、前記ウインチのベルトが自在に通される支持本体部とを備えている福祉車両用改造機器。
【請求項5】
請求項1に記載された福祉車両用改造機器であって、
前記部品収納凹部としてスペアタイヤの収納凹部を使用する福祉車両用改造機器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バックドアによって開閉可能に構成された車室の後部ドア開口部と、その車室のリヤフロアに形成された部品収納凹部とを備える車両を福祉車両に改造するための福祉車両用改造機器に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
福祉車両に関する発明が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の福祉車両100は、図8に示すように、バックドア102によって開閉可能に構成された後部ドア開口部103を備えるワンボックス車両である。福祉車両100のリヤフロア105には、後部座席104の後側に後方が低くなるように傾斜したスロープ状床部105sが形成されている。また、リヤフロア105のスロープ状床部105s上には、後方に引き出し可能な複数枚のスロープ板107が格納できるように構成されている。さらに、福祉車両100の後部座席104の下側には、乗員が着座している車椅子Kを後部座席104の後側まで引き上げ可能なウインチ108が設置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-104297号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した福祉車両100では、車椅子Kの引き上げを考慮して、リヤフロア105にスロープ状床部105sが形成されている。このため、例えば、家庭の事情により福祉車両が不要となった場合、ウインチ108、及びスロープ板107等を取り除いたとしても、スロープ状床部105sが残ることで、福祉車両を一般車両と全く同様に使用することはできない。また、現在、一般車両を使用している状態では、家族の介護等が必要になった場合、一般車両から福祉車両に買い替える必要が生じる。
【0005】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、通常の車両を容易に福祉車両に改造し、あるいは改造した福祉車両を容易に通常の車両に戻せるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した課題は、各発明によって解決される。第1の発明は、バックドアによって開閉可能に構成された車室の後部ドア開口部と、その車室のリヤフロアに形成された部品収納凹部とを備える車両を福祉車両に改造するための福祉車両用改造機器であって、前記車両の後部ドア開口部の下端縁に取り付け、取り外し可能な連結部材を備え、前記後部ドア開口部と路面間に渡されて車椅子が通行できるように構成されたスロープと、先端にフックを備えるベルトと、そのベルトの巻き取り機構とを備え、前記部品収納凹部内に設置されるウインチと、前記リヤフロアと等しい高さで前記部品収納凹部の上部開口を塞ぎ、前記車椅子を載置可能な蓋状の床板部と、前記部品収納凹部の前方で前記リヤフロアよりも高い位置に取り付けられる構成で、前記ウインチから前方に引き出されたベルトを自在に通過可能な状態で支持するベルト支持部材とを備えている。
【0007】
本発明によると、車両の後部ドア開口部と路面間にスロープを渡し、ウインチから引き出したベルトをベルト支持部材に掛けて後方に引っ張り、そのベルトの先端を車椅子に掛けることで、前記ウインチとスロープを利用して車椅子をリヤフロアまで引き上げることができる。即ち、車両の後部ドア開口部の下端縁にスロープを取り付け、リヤフロアの部品収納凹部にウインチを設置し、床板部をセットし、さらにベルト支持部材を取り付けることで、通常の車両を福祉車両に改造できる。また、スロープ、ウインチ、床板部、及びベルト支持部材を取り外せば、改造した福祉車両を通常の車両に戻せるようになる。
【0008】
第2の発明によると、ウインチは、部品収納凹部内に設置されたウインチ架台に取り付けられる構成であり、前記ウインチ架台には、前記後部ドア開口部の下端縁に沿って車幅方向に延びる横梁と、車両前後方向に延びる複数の縦梁とが設けられており、前記ウインチ架台の横梁と縦梁との上面で床板部が下方から支えられる。このため、床板部の強度が向上し、床板部上に車椅子を安定した状態で載置できる。
【0009】
第3の発明によると、ウインチ架台の横梁と、その横梁に支えられる床板部の後端縁には、前記床板部から横梁まで上下に貫通する複数の被嵌合部が形成されており、スロープの連結部材は、そのスロープの上端縁で下方に突出する複数の嵌合部であり、前記スロープの嵌合部が前記ウインチ架台と前記床板部との被嵌合部と嵌合することで、前記スロープの上端縁が前記車両の後部ドア開口部の下端縁に連結される。即ち、ウインチ架台、床板部の被嵌合部に対してスロープの嵌合部を嵌合させることで、スロープを車両の後部ドア開口部に連結できるため、スロープのセットが容易になる。
【0010】
第4の発明によると、ベルト支持部材は、シートの背面骨格に掛けられるフックと、前記フックに連結されており、前記ウインチのベルトが自在に通される支持本体部とを備えている。このため、ベルト支持部材の取り付けが容易になる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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