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公開番号
2025126989
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-01
出願番号
2024023418
出願日
2024-02-20
発明の名称
建材用透湿防水シート
出願人
セーレン株式会社
代理人
主分類
E04B
1/66 20060101AFI20250825BHJP(建築物)
要約
【課題】本発明は、透湿防水性に優れ、長期間太陽光に暴露されても劣化を抑え、外壁の内部に施工された以降後において長期間にわたり高い防水性能を有するとともに外壁施工前における内装施工時においても明るさを確保できる安価な透湿防水シートを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、不織布層、通気性接着樹脂層、透湿防水性フィルム層が積層された建材用透湿防水シートであって、透湿防水性フィルム層に用いられる透湿防水性フィルムの合計厚みが50~100μmであり、かつ透湿防水性フィルム層の280~400nmの紫外線平均透過率が2%以下であって、建材用透湿防水シートにおいて、JIS A6111に準拠して測定した透湿抵抗値が0.19m
2
・s・Pa/μg以下であり、かつ400~700nmの可視光平均透過率が8%以上であり、かつ280~400nmの紫外線平均透過率が2%以下である建材用透湿防水シート。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
不織布層、通気性接着樹脂層、透湿防水性フィルム層が積層された建材用透湿防水シートであって、
透湿防水性フィルム層に用いられる透湿防水性フィルムの合計厚みが50~100μmであり、
かつ透湿防水性フィルム層の280~400nmの紫外線平均透過率が2%以下であって、
建材用透湿防水シートにおいて、JIS A6111に準拠して測定した透湿抵抗値が0.19m
2
・s・Pa/μg以下であり、かつ400~700nmの可視光平均透過率が8%以上であり、かつ280~400nmの紫外線平均透過率が2%以下である
建材用透湿防水シート。
続きを表示(約 83 文字)
【請求項2】
前記透湿防水性フィルム層が、通気性接着樹脂層を介して2層の透湿防水性フィルムにより形成されている請求項1に記載の建材用透湿防水シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、住宅の外壁用下地材として使用される建材用透湿防水シートに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、壁体内の湿気を外部に放出する手段が開発されており、例えば、外壁通気工法が挙げられる。外壁通気工法では、湿気を効率よく放出させるため、断熱材の屋外側の面には、一般的に透湿防水シートが施工されている。これらの透湿防水シートは外壁材の内側に施工されるため、長期の耐久性が求められ、例えば引張強度、耐水圧の耐久性が必要となる。
【0003】
出願人は、透湿防水性および遮熱性能に優れ、高温高湿等の過酷な環境においても耐えうる長期耐久性を有する透湿防水シートとして、例えば、特許文献1や特許文献2を提案している。これらは透湿防水性および遮熱性能に優れるが、施工前に長期間太陽光に暴露されることには対応しておらず、さらなる耐久性が求められる。例えば、JISの耐久評価では、2ヶ月の太陽光暴露を想定した44MJ/m
2
の紫外線を照射した後に加熱処理による耐久促進評価試験を行うことになっているが、実際の施工においては、2カ月をはるかに超えて外壁材が施工されない状態で放置される場合があり、長期間の紫外線暴露は、施工後の外壁内で生じる酸化劣化を促進させ、長期耐久性を低下させるため、紫外線による劣化を抑制することが求められている。また、劣化を抑制するために紫外線を反射する金属蒸着フィルムや黒色フィルムを表層部に使用し防水性能の耐久性を得ようとすると、コストが高くなり、可視光透過率が大きく低下することから建築時の施工後において屋内に十分な明るさを確保できず、外壁施工前における内装工事等の作業が実施し難いなどの不具合が生じている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-076210号公報
再公表特許2015/151460号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、透湿防水性に優れ、長期間太陽光に暴露されても劣化を抑え、外壁の内部に施工された以降においても長期間にわたり高い防水性能を有するとともに、外壁材施工前における内装施工時においても明るさを確保できる安価な透湿防水シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明にかかる建材用透湿防水シートは、不織布層、通気性接着樹脂層、透湿防水性フィルム層が積層された建材用透湿防水シートであって、透湿防水性フィルム層に用いられる透湿防水性フィルムの合計厚みが50~100μmであり、かつ透湿防水性フィルム層の280~400nmの紫外線平均透過率が2%以下であって、建材用透湿防水シートにおいて、JIS A6111に準拠して測定した透湿抵抗値が0.19m
2
・s・Pa/μg以下であり、かつ400~700nmの可視光平均透過率が8%以上であり、かつ280~400nmの紫外線平均透過率が2%以下である建材用透湿防水シートである。
【0007】
また、前記透湿防水性フィルム層が、通気性接着樹脂層を介して2層の透湿防水性フィルムにより形成されていることが好ましい。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、透湿防水性に優れ、長期間太陽光に暴露された場合でも劣化を抑え、外壁の内部に施工された以降においても長期間にわたり高い防水性能を有するとともに、外壁施工前における内装施工時においても屋内の明るさを確保できる安価な透湿防水シートを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態の一例である建材用透湿防水シートを示す断面模式図である。
本発明の実施形態の他の例である建材用透湿防水シートを示す断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の建材用透湿防水シートについて、図面を参照して説明する。なお、図面において、本発明の建材用透湿防水シートを構成される複数の層が図示されているが、各層の厚みや大きさは説明容易化のため適宜変更しており、実際の建材用透湿防水シートにおける各層の厚みの大小関係を正確に反映したものではない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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