TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025126656
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-29
出願番号
2024022990
出願日
2024-02-19
発明の名称
薬剤分包機
出願人
株式会社トーショー
代理人
個人
,
個人
主分類
A61J
3/00 20060101AFI20250822BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】簡易な構成の切り出し清掃装置を備えた薬剤分包機を提供する。
【解決手段】環状凹溝6aを上面に有する回転自在な配分円盤6と、環状凹溝6a上の薬剤を所定量に仕切る仕切り部材23及び仕切られた薬剤を掻き取る回転自在な掻き取り部材24を備えた切り出し機構43と、環状凹溝6aを清掃する清掃機構25と、を備え、一端側に切り出し機構43を他端側に清掃機構25を支持する支持部材44と、支持部材44を揺動自在に支持する支軸45と、支持部材44を揺動させる揺動手段48,49と、を備え、支持部材44の揺動により切り出し機構43及び清掃機構25は環状凹溝6aに対してそれぞれ接離自在であり、切り出し機構43及び清掃機構25は、何れか一方が環状凹溝6aに接触する接触位置と、双方共に環状凹溝6aから離間する離間位置とを占める薬剤分包機1。
【選択図】図13
特許請求の範囲
【請求項1】
薬剤が一様に散布される環状凹溝を上面に有する回転自在な配分円盤と、
前記環状凹溝上の薬剤を所定量に仕切る仕切り部材及び仕切られた薬剤を掻き取る回転自在な掻き取り部材を備えた切り出し機構と、前記環状凹溝を清掃する清掃機構と、
を備えた薬剤分包機において、
一端側に前記切り出し機構を他端側に前記清掃機構を支持する支持部材と、
前記支持部材を揺動自在に支持する支軸と、
前記支持部材を揺動させる揺動手段と、を備え、
前記支持部材の揺動により前記切り出し機構及び前記清掃機構は前記環状凹溝に対してそれぞれ接離自在であり、
前記切り出し機構及び前記清掃機構は、何れか一方が前記環状凹溝に接触する接触位置と、双方共に前記環状凹溝から離間する離間位置とを占める薬剤分包機。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
請求項1記載の薬剤分包機において、
前記掻き取り部材を回転駆動する回転駆動手段を備え、該回転駆動手段は前記支持部材に設けられていることを特徴とする薬剤分包機。
【請求項3】
請求項1記載の薬剤分包機において、
前記支軸は前記配分円盤の回転中心上に配置されていることを特徴とする薬剤分包機。
【請求項4】
請求項1記載の薬剤分包機において、
前記接触位置において前記切り出し機構は自重により前記環状凹溝に接触することを特徴とする薬剤分包機。
【請求項5】
請求項1記載の薬剤分包機において、
前記配分円盤は小径配分円盤であることを特徴とする薬剤分包機。
【請求項6】
請求項1記載の薬剤分包機において、
前記配分円盤は大径配分円盤であり、
前記支持部材は、一端側に前記切り出し機構を支持する第1支持部材と、他端側に前記清掃機構を支持する第2支持部材と、一端が前記第1支持部材の他端に接触可能であり他端が前記第2支持部材の一端に接続された第3支持部材と、を有し、
前記支軸は、前記第1支持部材を揺動自在に支持する第1支軸と、前記第2支持部材を揺動自在に支持する第2支軸と、前記第3支持部材を揺動自在に支持する第3支軸と、を有することを特徴とする薬剤分包機。
【請求項7】
請求項6記載の薬剤分包機において、
前記切り出し機構及び前記清掃機構が共に前記環状凹溝から離間する第1の位置と、前記切り出し機構が前記環状凹溝に接触する第2の位置と、前記清掃機構が前記環状凹溝に接触する第3の位置とを選択的に占め、前記第3の位置における前記切り出し機構の中心位置は、前記第2の位置における該切り出し機構の中心位置から該切り出し機構の直径以内の範囲で上方に離間した位置を占めることを特徴とする薬剤分包機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、薬剤を一包分ずつに分割して包装する薬剤分包機に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)
【背景技術】
【0002】
所定の長さ毎に区分された長尺の包装紙に粉体や固体の被包装物を封入し、被包装物封入後の包装紙を熱によってシールする包装装置が知られている(例えば「特許文献1」参照)。また、上述の包装装置に、被包装物として薬剤を所定量ずつ排出する錠剤排出装置や散薬払出し装置を加えて、薬剤分包機として作動させる構成も知られている(例えば「特許文献2」「特許文献3」「特許文献4」参照)。
【0003】
このような薬剤分包機として、配分円盤と切り出し機構(スクレーパーユニット)とを備えるものが知られている。配分円盤は上面に環状凹溝が設けられており、中心軸を中心として回転可能に構成されている。切り出し機構は、所定の周方向幅を有する掻き取り部材と掻き取り部材の配分円盤回転方向下流側に並設された円板状の仕切部材とを備えており、掻き取り部材は配分円盤の環状凹溝の曲率中心軸を中心として回転可能に構成されている。
上述の切り出し機構を備えた薬剤分包機では、配分円盤の環状凹溝に粉粒体である散薬を一様に振り撒き、仕切り部材の外周辺部及び掻き取り部材の先端部を環状凹溝に接触させつつ掻き取り部材を回転させ、散薬を仕切り部材で周方向に規制しつつ掻き取り部材で配分円盤の径方向外方に切り出すことにより、散薬を分包する。
【0004】
また、散薬分包機として環状凹溝を清掃する清掃機構(クリーナーユニット)を備えたものが知られている。清掃機構は、薬剤分包機の装置本体に設けられたエアー吸引用の吸引機に接続されており、環状凹溝に接触可能な先端部を備えている。先端部には、環状凹溝の曲率と同様の曲率となるように湾曲形成された接触部と、先端部の内部と外部とを連通する開口部とが設けられている。清掃機構は、接触部を環状凹溝に接触させた状態で配分円盤を回転させると共に吸引機を作動させることにより、環状凹部に残存した散薬を先端部で掻き取って吸引機の吸引力により開口部から吸引することで除去する。
【0005】
上述した切り出し機構及び清掃機構を備えた技術が知られている(例えば「特許文献5」参照)。この技術では、切り出し機構と対向する側に清掃機構を有しており、切り出し機構と清掃機構とを単一のカムによって環状凹溝に対して接離させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2014-051305号公報
特開2014-188101号公報
特開2004-168427号公報
特許第3524680号公報
特開2009-262942号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
最近の薬剤分包機では、設置スペースの抑制やコストダウン等の目的により小型化及び構成の簡易化が進められている。しかし「特許文献5」に開示された構成では、切り出し機構と清掃機構とがそれぞれ別々の回動自在な支持部材によって支持されており、構成が複雑であるという問題点がある。
また、上述の構成では各部材を支持する支持部材の回動支点が同一であり、配分円盤の外径が、環状凹溝の曲率に基づく円板状の仕切部材の直径に対して、図面上で4倍以下程度の小径となるように構成されている。このため、切り出し機構及び清掃機構が環状凹溝から離間した状態でも各機構が環状凹溝からさほど上方には位置しない。しかし、各機構を支持する回動支点が同一であり、かつ配分円盤の外径が仕切部材の直径に対して4倍を超える大径の場合には、各機構が環状凹溝から離間した状態において各機構が環状凹溝の上方に離れた位置を占めるため、装置構成が大型化して小型化した装置本体内に収納しきれないという問題点がある。
本発明は上述の問題点を解決し、簡易な構成の切り出し機構及び清掃機構を備えた薬剤分包機、及び配分円盤が大径であっても装置構成が大型化することを抑制することが可能な薬剤分包機の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載の発明は、薬剤が一様に散布される環状凹溝を上面に有する回転自在な配分円盤と、前記環状凹溝上の薬剤を所定量に仕切る仕切り部材及び仕切られた薬剤を掻き取る回転自在な掻き取り部材を備えた切り出し機構と、前記環状凹溝を清掃する清掃機構と、を備えた薬剤分包機において、一端側に前記切り出し機構を他端側に前記清掃機構を支持する支持部材と、前記支持部材を揺動自在に支持する支軸と、前記支持部材を揺動させる揺動手段と、を備え、前記支持部材の揺動により前記切り出し機構及び前記清掃機構は前記環状凹溝に対してそれぞれ接離自在であり、前記切り出し機構及び前記清掃機構は、何れか一方が前記環状凹溝に接触する接触位置と、双方共に前記環状凹溝から離間する離間位置とを占めることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、切り出し機構及び清掃機構が単一の支持部材によって支持されているため、簡易な構成で配分円盤からの散薬の切り出し動作及び環状凹溝の清掃動作を行うことができ、装置の小型化及びコストダウンを図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る薬剤分包機の概略正面内部構成図である。
本発明の一実施形態に係る薬剤分包機の概略斜視図である。
本発明の一実施形態に係る薬剤分包機の散薬処理部を説明する概略図である。
本発明の一実施形態に用いられるホッパー周辺部の構成を示す概略図である。
本発明の一実施形態に用いられるホッパー及び振動フィーダーの動作を説明する概略図である。
本発明の一実施形態に用いられるトラフを説明する概略図である。
本発明の一実施形態に用いられる配分円盤とトラフとの位置関係を説明する概略図である。
本発明の一実施形態に係る薬剤分包機の概略側面内部構成図である。
本発明の一実施形態に用いられる包装装置を説明する概略斜視図である。
本発明の一実施形態に用いられる包装装置を説明する概略側面図である。
本発明の一実施形態に用いられる包装装置におけるシール部周辺の構成を説明する概略図である。
本発明の一実施形態に用いられる包装装置におけるシール部周辺の構成を説明する概略図である。
本発明の第1の実施形態に用いられる切り出し清掃装置が離間位置である第1の位置を占めた状態を示す概略図である。
本発明の第1の実施形態に用いられる切り出し清掃装置を説明する要部概略斜視図である。
本発明の第1の実施形態に用いられる切り出し清掃装置を説明する要部概略斜視図である。
本発明の第1の実施形態に用いられる切り出し清掃装置を説明する要部概略図である。
本発明の第1の実施形態に用いられる切り出し清掃装置が接触位置である第2の位置を占めた状態を示す概略図である。
本発明の第1の実施形態に用いられる切り出し清掃装置が接触位置である第3の位置を占めた状態を示す概略図である。
本発明の一実施形態に用いられる小径の配分円盤の大きさと切り出し清掃装置の構成との関係性を説明する概略図である。
本発明の一実施形態に用いられる大径の配分円盤の大きさと切り出し清掃装置の構成との関係性を説明する概略図である。
本発明の第2の実施形態に係る薬剤分包機の散薬処理部を説明する概略図である。
本発明の第2の実施形態に用いられる切り出し清掃装置が離間位置である第1の位置を占めた状態を示す概略図である。
本発明の第2の実施形態に用いられる切り出し清掃装置を説明する要部概略斜視図である。
本発明の第2の実施形態に用いられる切り出し清掃装置が接触位置である第2の位置を占めた状態を示す概略図である。
本発明の第2の実施形態に用いられる切り出し清掃装置が接触位置である第3の位置を占めた状態を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
健康器具
7か月前
個人
短下肢装具
2か月前
個人
鼾防止用具
7か月前
個人
嚥下鍛錬装置
2か月前
個人
脈波測定方法
7か月前
個人
前腕誘導装置
2か月前
個人
洗井間専家。
5か月前
個人
脈波測定方法
7か月前
個人
白内障治療法
6か月前
個人
胸骨圧迫補助具
16日前
個人
バッグ式オムツ
3か月前
個人
矯正椅子
3か月前
個人
ホバーアイロン
5か月前
個人
歯の修復用材料
3か月前
個人
アイマスク装置
25日前
個人
シャンプー
5か月前
個人
哺乳瓶冷まし容器
1か月前
個人
歯の保護用シール
3か月前
個人
陣痛緩和具
2か月前
個人
口内洗浄具
7か月前
個人
湿布連続貼り機。
1か月前
個人
車椅子持ち上げ器
6か月前
三生医薬株式会社
錠剤
6か月前
株式会社大野
骨壷
2か月前
個人
治療用酸化防御装置
10日前
株式会社結心
手袋
6か月前
個人
性行為補助具
1か月前
個人
服薬支援装置
6か月前
株式会社八光
剥離吸引管
3か月前
個人
エア誘導コルセット
20日前
株式会社コロナ
サウナ装置
4か月前
個人
シリンダ式歩行補助具
1か月前
株式会社ニデック
眼科装置
4日前
株式会社ニデック
眼科装置
4日前
株式会社ニデック
眼科装置
3か月前
個人
歯列矯正用器具
6か月前
続きを見る
他の特許を見る