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公開番号
2025126037
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-28
出願番号
2024022399
出願日
2024-02-16
発明の名称
光検出器
出願人
国立大学法人 和歌山大学
代理人
個人
主分類
H10F
30/00 20250101AFI20250821BHJP()
要約
【課題】可視光、UV-A光、UV-B光をカットする光学フィルタを不要とするため可視光、UV-A光、及びUV-B光に対する感度を持たない(又は十分に小さい)とともに、UV-B光よりも波長の短い波長の光を感度良く検出できる特性を持つ光検出器が望まれる。
【解決手段】開示の光検出器は、a面、m面、n面、及びr面のいずれかに面配向したα-酸化ガリウム膜を、光検出素子として備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
a面、m面、n面、及びr面のいずれかに面配向したα-酸化ガリウム膜を、光検出素子として備える光検出器。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記α-酸化ガリウム膜は、実質的にα-酸化ガリウムの単相膜である
請求項1に記載の光検出器。
【請求項3】
前記α-酸化ガリウム膜のX線回折ロッキングカーブの半値全幅(FWHM)をΔω[deg]とし、前記α-酸化ガリウム膜のX線回折φスキャンの半値全幅(FWHM)をΔφ[deg]としたときに、
Δω及びΔφは、いずれも1[deg]未満である
請求項1に記載の光検出器。
【請求項4】
Δω及びΔφは、いずれも0.5[deg]未満である
請求項3に記載の光検出器。
【請求項5】
ΔωとΔφとの差の絶対値(|Δω-Δφ|)は、0.6[deg]未満である
請求項3又は請求項4に記載の光検出器。
【請求項6】
ΔωとΔφとの差の絶対値(|Δω-Δφ|)は、0.3[deg]未満である
請求項3又は請求項4に記載の光検出器。
【請求項7】
前記α-酸化ガリウム膜は、前記m面、前記n面、及び前記r面のいずれかに面配向している
請求項1に記載の光検出器。
【請求項8】
前記α-酸化ガリウム膜は、実質的に、α-酸化ガリウムの単相膜であり、
前記α-酸化ガリウム膜のX線回折ロッキングカーブの半値全幅(FWHM)をΔω[deg]とし、前記α-酸化ガリウム膜のX線回折φスキャンの半値全幅(FWHM)をΔφ[deg]としたときに、Δω及びΔφは、いずれも1[deg]未満である、
請求項1に記載の光検出器。
【請求項9】
前記α-酸化ガリウム膜は、前記m面、前記n面、及び前記r面のいずれかに面配向している
請求項8に記載の光検出器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、光検出器に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
紫外光のうち、UV-C光(波長200-280nm)は、ソーラーブラインド光と呼ばれており、地上に届いていない。UV-C光を地上で発しているのは、水銀灯や800℃を超えるような高温物体のみである。そのため、UV-C光を使えば、太陽光などの環境光の影響を受けずに光通信や炎検出、バイオセンシングが可能となる。
【0003】
従来の紫外光検出器には、シリコン(Si)、炭化ケイ素(SiC)、窒化ガリウム(GaN)又は窒化アルミニウムガリウム(AlGaN)などが用いられてきた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-156732号公報
【非特許文献】
【0005】
M. Ohta, H. Tamura, K. Uno, “Growth of α-(AlGa)2O3 alloy thin films on c-sapphire substrates by mist chemical vapor deposition using acetylacetonated Al and Ga solutions”, Applied Physics Express 2022, 15, 055502.
【発明の概要】
【0006】
従来の紫外光検出器は、可視光、UV-A光(波長320nm-400nm)及びUV-B光(波長280-320nm)にも感度を有する。このため、UV-C光などのUV-B光よりも波長の短い光を検知しようとすると、光学フィルタによって、波長280nm以上の光をカットする必要があった。しかし、このようなフィルタは作製が困難であり、高価であり経時劣化するという問題点がある。また、光検出器を高感度化すると、フィルタによって除去しきれなかったわずかな光成分にも感度を持ってしまうという問題がある。
【0007】
ここで、窒化アルミニウムガリウムを用いると、可視光、UV-A光、及びUV-B光に感度を持たない光検出器を作製可能である。しかし、現時点の技術では結晶品質が低いという問題がある。将来、結晶品質が向上したとしても、アルミニウム原子とガリウム原子が混じった薄膜では、大きな感度の向上は見込めない。このため、窒化アルミニウムガリウムは、高感度光検出器用途には向かない。
【0008】
したがって、可視光、UV-A光、UV-B光をカットする光学フィルタを不要とするため可視光、UV-A光、及びUV-B光に対する感度を持たない(又は十分に小さい)とともに、UV-B光よりも波長の短い波長の光を感度良く検出できる特性を持つ光検出器が望まれる。
【0009】
本開示のある側面は、光検出器である。開示の光検出器は、a面、m面、n面、及びr面のいずれかに面配向したα-酸化ガリウム膜を、光検出素子として備える。
【0010】
更なる詳細は、後述の実施形態として説明される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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