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公開番号
2025124372
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-26
出願番号
2024020373
出願日
2024-02-14
発明の名称
落雪促進具の施工方法
出願人
信越ポリマー株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
E04H
9/16 20060101AFI20250819BHJP(建築物)
要約
【課題】 予め製造しておく手間を省くことができ、柱状構築物上部の形等に応じた調整を容易とし、柱状構築物の構造を特殊な構造に敢えて変更する必要のない落雪促進具の施工方法を提供する。
【解決手段】 屋外に立てられた電柱1に落雪促進具10を取り付けて雪害を防ぐ落雪促進具10の施工方法であり、落雪促進具10を、屈曲可能なシリコーンゴムシート11と、このシリコーンゴムシート11に積層されて電柱1の上端部に粘着可能なシリコーンゲルと、このシリコーンゲルに剥離可能に積層される屈曲可能なセパレータとから形成し、シート形の落雪促進具10を中空の略円錐形に巻装形成してシリコーンゲルを内側に向け、落雪促進具10の開口した下部を電柱1の上端部に被せ、落雪促進具10のシリコーンゲルを電柱1の上端部周面に粘着する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
屋外に立てられた柱状構築物に落雪促進具を取り付けて雪害を防ぐ落雪促進具の施工方法であって、
落雪促進具は、屈曲可能なシリコーンゴムシートと、このシリコーンゴムシートに積層されて柱状構築物の上部に粘着可能な粘着層とを含み、
落雪促進具を中空の略錐体形に形成して粘着層を内側に向け、この落雪促進具の開口した下部を柱状構築物の上部に被せ、落雪促進具の粘着層を柱状構築物の上部周面に粘着することを特徴とする落雪促進具の施工方法。
続きを表示(約 71 文字)
【請求項2】
落雪促進具は、粘着層に剥離可能に積層される屈曲可能なセパレ-タを含んでなる請求項1記載の落雪促進具の施工方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電柱等の柱に落雪促進具を取り付けて雪害を防ぐ落雪促進具の施工方法に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より豪雪地域においては、電柱の上部の積雪が冠状に肥大化して冠雪が形成されることがある。この冠雪は、例えば幅1.3m、奥行き2.4m、高さ0.8m以上の大きさの塊となり、放置しておくと、500kg以上の質量で電柱の腕金等を損傷させたり、高圧配電線の断線を招くことがある。また、太陽光により冠雪の一部が融雪して大きな塊のまま落下すると、地上で被害を生じさせるおそれがある。例えば、電柱の近くを走行する自動車に冠雪の大きな塊が衝突すると、自動車の天井が凹んだり、窓ガラスに割れが生じることとなる。このため、冬季の豪雪地域においては、定期的な電柱の冠雪落とし作業が必要となる(特許文献1、2、3参照)。
【0003】
従来における電柱の冠雪防止対策としては、図示しないが、(1)電柱の上部にキャップを被せて接着し、着雪や冠雪の肥大化を防止する方法、(2)高圧配電線を縦配線に配列して着雪の結合を少なくし、積雪面積を縮小して肥大化を防止する方法、(3)縁回し線を電柱の腕金の下越しにして腕金との接触を物理的に防止する方法があげられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-103936号公報
特開2017-221068号公報
特開平08-086121号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、(1)の方法の場合には、現場を訪れる前にキャップを予め成形して製造しておく必要があるし、電柱の上部の形等に応じたキャップの調整も必ずしも容易ではない。また、(2)、(3)の方法の場合には、優れた効果が得られるものの、電柱の構造を一般的ではない特殊な構造に変更する必要がある。
【0006】
本発明は上記に鑑みなされたもので、予め製造しておく手間を省くことができ、柱上部の形等に応じた調整を容易とし、柱の構造を特殊な構造に敢えて変更する必要のない落雪促進具の施工方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明においては上記課題を解決するため、屋外に立てられた柱状構築物に落雪促進具を取り付けて雪害を防ぐ落雪促進具の施工方法であって、
落雪促進具は、屈曲可能なシリコーンゴムシートと、このシリコーンゴムシートに積層されて柱状構築物の上部に粘着可能な粘着層とを含み、
落雪促進具を中空の略錐体形に形成して粘着層を内側に向け、この落雪促進具の開口した下部を柱状構築物の上部に被せ、落雪促進具の粘着層を柱状構築物の上部周面に粘着することを特徴としている。
【0008】
なお、落雪促進具は、シリコーンゴムシートの一方の面に積層されて柱状構築物の上部に粘着可能な粘着層と、シリコーンゴムシートの他方の面に積層して接着される補強用の樹脂フィルムとを含むことができる。
また、落雪促進具は、粘着層に剥離可能に積層される屈曲可能なセパレ-タを含むことが好ましい。
また、粘着層をシリコーンゲルとしてその厚さを1.0mm以上2.0mm以下とすることが好ましい。
【0009】
ここで、特許請求の範囲における「屋外に立てられた柱状構築物」には、少なくとも電柱(電力柱、電信柱、共用柱)、看板柱、街灯の柱、監視カメラの支柱、信号機の支柱、交通標識の支柱、鉄道架線の柱、屋外に立てられた落雪被害のおそれのある鋼管柱等が含まれる。この柱状構築物は、各種柱形や筒形でも良い。また、「略錐体形」という用語には、少なくとも円錐体形や多角形の錐体形が含まれる。
【0010】
本発明に係る落雪促進具の施工方法の上下前後左右方向は、図面を基準にした方向であり、必要に応じ、適宜変更することができる。さらに、本発明の対象物は落雪促進具であるが、他用途の構成が本発明の構成と同一で落雪促進具に転用可能であり、本発明の作用効果を奏する場合には、他用途の構成は本発明の技術的範囲に属する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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