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公開番号
2025122136
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-20
出願番号
2025087015,2024072598
出願日
2025-05-26,2020-05-14
発明の名称
骨代謝改善剤
出願人
オリザ油化株式会社
,
国立大学法人 新潟大学
代理人
主分類
A23L
33/10 20160101AFI20250813BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】 新規な成分の骨代謝改善剤を提供する。
【解決手段】 上記課題を解決するための本発明の特徴は以下の通りである。
1. フェルラ酸、アスタキサンチン、α-リポ酸、 ササクレヒトヨタケエキス、ハマウツボ科の植物エキス、桜エキス、 γ-オリザノール、植物及び/または植物加工物由来のポリアミン組成物、フキエキスのうちの少なくとも1種を有効成分とする破骨細胞の分化抑制剤。
2.α-リポ酸、ハマウツボ科の植物エキス、フェルラ酸のうちの少なくとも1種を有効成分とする骨芽細胞の分化促進剤。
3.ハマウツボ科の植物エキスを有効成分とする前駆骨芽細胞におけるBSPII発現促進剤。
4.ハマウツボ科の植物エキスを有効成分とする前駆骨芽細胞における1型コラーゲン発現促進剤。
5.上記1.~上記4.のうちの少なくとも1つの剤を有効成分とする骨代謝改善剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
α-リポ酸、
ササクレヒトヨタケエキス、ハマウツボ科の植物エキス、桜エキス、 γ-オリザノール、植物及び/または植物加工物由来のポリアミン組成物、フキエキスのうちの少なくとも1種を有効成分とする破骨細胞の分化抑制剤。
続きを表示(約 220 文字)
【請求項2】
α-リポ酸、ハマウツボ科の植物エキス有効成分とする骨芽細胞の分化促進剤。
【請求項3】
ハマウツボ科の植物エキスを有効成分とする前駆骨芽細胞におけるBSPII発現促進剤。
【請求項4】
ハマウツボ科の植物エキスを有効成分とする前駆骨芽細胞における1型コラーゲン発現促進剤。
【請求項5】
請求項1~請求項4のうちの少なくとも1つの剤を有効成分とする骨代謝改善剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、骨代謝を改善するための健康食品、医薬品に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
日本国内において骨粗鬆症患者は1000万人を超えており、社会的に大きな問題となっている。また、急速な高齢化により65才以上の人口が増加し、骨粗鬆症患者が増加の一途を辿ることが推測されている。骨粗鬆症は骨強度低下によって骨折の危険性が高まった病態であり、その治療および予防は健全な長寿社会を実現するために必要である。
【0003】
人体において骨は絶えず骨吸収と骨形成を繰り返しており、骨吸収に関与する細胞が破骨細胞、骨形成に関与する細胞が骨芽細胞である。骨の形成、維持、修復には、これらの細胞の形成と吸収のバランスに依存しており、そのバランスが崩れることにより、骨吸収が骨形成を上回り、骨粗鬆症などの骨代謝疾患がもたらされることが知られている。よって骨形成が骨吸収を下回らないことが骨量の維持・増強に重要であると考えられている。
【0004】
骨吸収は破骨細胞によって行なわれるため、破骨細胞の分化および活性化が顕著であるほど、骨吸収率は高くなる。一方、骨形成は骨芽細胞によって行なわれ、骨芽細胞の分化および活性化が顕著であるほど、骨形成率は高くなる。そのため、骨吸収率を減少させる骨吸収抑制作用を有し、骨形成率を高める骨形成促進作用を有する組成物が得られれば、骨粗鬆症に有効である。このような効果が報告されているものとして、例えば、生姜の辛味成分である6-ジンゲロールおよび6-ショウガオールを含むしょうがの抽出物を有効成分とする骨代謝改善組成物(特許文献1参照)やサルカケミカン(学名:Toddalia asiatica)由来のトダクリン(toddaculin)を有効成分とする骨代謝改善組成物(特許文献2参照)が知られている(特許文献3)。
【0005】
また、骨密度測定を補うものとして、様々な骨代謝マーカーが開発されつつある。非コラーゲン型の骨基質タンパク質であるBSPIIも閉経後の女性で血中濃度が上昇するなど、骨代謝との関連が示唆されている(非特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2014-043416号公報
特開2016-069355号公報
特開2018-123111号公報
【非特許文献】
【0007】
W. Witholdら,ClinicalChemistry,43巻,1号,85~91ページ(1997年)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
このような背景の下、本発明者は、フェルラ酸、アスタキサンチン、α-リポ酸、 ササクレヒトヨタケエキス、ハマウツボ科の植物エキス、桜エキス、 γ-オリザノール、植物及び/または植物加工物由来のポリアミン組成物、フキエキスについて、破骨細胞の分化を抑制する作用を見出し、α-リポ酸、ハマウツボ科の植物エキス、フェルラ酸において、骨芽細胞の分化を促進し、ハマウツボ科の植物エキスにおいて、前駆骨芽細胞におけるBSPII及び1型コラーゲン発現促進作用を見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は新規な成分を有効成分とする骨代謝改善剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するための本発明の特徴は以下の通りである。
1. フェルラ酸、アスタキサンチン、α-リポ酸、 ササクレヒトヨタケエキス、ハマウツボ科の植物エキス、桜エキス、 γ-オリザノール、植物及び/または植物加工物由来のポリアミン組成物、フキエキスのうちの少なくとも1種を有効成分とする破骨細胞の分化抑制剤。
2.α-リポ酸、ハマウツボ科の植物エキス、フェルラ酸のうちの少なくとも1種を有効成分とする骨芽細胞の分化促進剤。
3.ハマウツボ科の植物エキスを有効成分とする前駆骨芽細胞におけるBSPII発現促進剤。
4.ハマウツボ科の植物エキスを有効成分とする前駆骨芽細胞における1型コラーゲン発現促進剤。
5.上記1.~上記4.のうちの少なくとも1つの剤を有効成分とする骨代謝改善剤。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、フェルラ酸、アスタキサンチン、α-リポ酸、 ササクレヒトヨタケエキス、ハマウツボ科の植物エキス、桜エキス、 γ-オリザノール、植物及び/または植物加工物由来のポリアミン組成物、フキエキスは破骨細胞の分化抑制作用を有する。これにより、これらの成分は破骨細胞の分化抑制剤として有用である。
また、本発明によれば、α-リポ酸、ハマウツボ科の植物エキス、フェルラ酸は骨芽細胞の分化促進作用を有する。これにより、これらの成分は、骨芽細胞の分化促進剤として有用である。
さらに、本発明によれば、ハマウツボ科の植物エキスは前駆骨芽細胞におけるBSPII発現促進作用を有する。これにより、ハマウツボ科の植物エキスはBSPII発現促進剤として有用である。
ハマウツボ科の植物エキスは、前駆骨芽細胞における1型コラーゲン発現促進作用を有する。これにより、ハマウツボ科の植物エキスは駆骨芽細胞における1型コラーゲン発現促進剤として有用である。
以上により、フェルラ酸、アスタキサンチン、α-リポ酸、 ササクレヒトヨタケエキス、ハマウツボ科の植物エキス、桜エキス、 γ-オリザノール、植物及び/または植物加工物由来のポリアミン組成物、フキエキス、特にハマウツボ科の植物エキスは、骨代謝改善剤として有用である。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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