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公開番号2025121516
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2024016947
出願日2024-02-07
発明の名称給液ノズル
出願人トキコシステムソリューションズ株式会社
代理人弁理士法人広和特許事務所
主分類B67D 7/54 20100101AFI20250813BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約【課題】ベーパを回収でき、かつ、大型化を抑制できる給液ノズルを提供する。
【解決手段】給油ノズル21のノズル本体22は、内部に給油路28が設けられている。給油路28には、主弁25が設けられている。主弁25は、ノズルレバー24により開弁される。吐出パイプ23の周囲は、カバー部材26に覆われている。ノズル本体22内には、カバー部材26内のベーパを回収するベーパ流路52が、給油路28とは別の流路として形成されている。ノズル本体22には、内部に主弁25が収容されると共に、給油路28の一部を構成する挿通孔22Aが設けられている。主弁25は、挿通孔22Aの一端側を閉塞する蓋体22Bと主弁25との間に配置された弁ばね22Cにより、給油路28を遮断する方向に付勢される。ベーパ流路52は、挿通孔22Aに接続され、かつ、給油路28に対して区画されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
内部に液体流路が設けられたノズル本体と、
前記液体流路に設けられた弁と、
前記弁を開弁するレバーと、
前記液体流路内を流れる液体を吐出する吐出パイプと、
前記吐出パイプの周囲を覆うカバー部材と、
前記液体流路とは別の流路として前記ノズル本体内に形成され、前記カバー部材内のベーパを回収するベーパ流路と、を備えた給液ノズルにおいて、
前記ノズル本体には、前記弁が内部に収容されると共に前記液体流路の一部を構成する挿通孔が設けられており、
前記弁は、前記挿通孔の一端側を閉塞するばね抑え部と前記弁との間に配置された弁ばねにより前記液体流路を遮断する方向に付勢されており、
前記ベーパ流路は、前記挿通孔に接続され、かつ、前記液体流路に対して区画されている、ことを特徴とする給液ノズル。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記ベーパ流路は、前記挿通孔の内周面に開口することにより前記挿通孔に接続されており、
前記ばね抑え部は、前記挿通孔の一端側の開口に取り付けられる蓋体であり、
前記蓋体は、前記弁側に向けて延びる筒状の延在部と、前記延在部の一端側の開口を閉塞する底部と、を有し、
前記延在部は、前記ベーパ流路と前記液体流路とを区画している、ことを特徴とする請求項1に記載の給液ノズル。
【請求項3】
前記延在部には、前記挿通孔の内周面に向けて突出する凸部が全周にわたって設けられている、ことを特徴とする請求項2に記載の給液ノズル。
【請求項4】
前記延在部には、前記挿通孔の内周面との間をシールするシール部材が設けられている、ことを特徴とする請求項2に記載の給液ノズル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、例えば車両(自動車)のタンク(燃料タンク)等に液体(液体燃料)を供給する給液ノズルに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、レバーの操作によって内部流路に設けられた弁が開弁することにより、内部流路内を流れる液体が吐出パイプから吐出される給液ノズルが記載されている。特許文献1の給液ノズルは、ノズル本体に挿通孔が設けられており、この挿通孔内には、内部流路を連通・遮断する弁が収容されている。この弁は、挿通孔の一端側を閉塞するばね抑え部(蓋体)と弁との間に配置された弁ばねにより、内部流路を遮断する方向に付勢されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-17372号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、車両への給液中(給油中)に給液口(給油口)から放出されるベーパ(燃料蒸気、気化燃料)を回収するために、吐出パイプの周囲に吐出パイプを覆うカバー部材を設けると共に、このカバー部材内のベーパを回収するベーパ流路をノズル本体に沿って設けることが考えられる。しかし、ベーパ流路をノズル本体に沿って設ける場合には、ノズル本体側にベーパ流路を取り付けるための機構等を設ける必要があり、給液ノズルが大型化する可能性がある。
【0005】
本発明の目的の一つは、ベーパを回収する給液ノズルの大型化を抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、好ましくは、内部に液体流路が設けられたノズル本体と、前記液体流路に設けられた弁と、前記弁を開弁するレバーと、前記液体流路内を流れる液体を吐出する吐出パイプと、前記吐出パイプの周囲を覆うカバー部材と、前記液体流路とは別の流路として前記ノズル本体内に形成され、前記カバー部材内のベーパを回収するベーパ流路と、を備えた給液ノズルにおいて、前記ノズル本体には、前記弁が内部に収容されると共に前記液体流路の一部を構成する挿通孔が設けられており、前記弁は、前記挿通孔の一端側を閉塞するばね抑え部と前記弁との間に配置された弁ばねにより前記液体流路を遮断する方向に付勢されており、前記ベーパ流路は、前記挿通孔に接続され、かつ、前記液体流路に対して区画されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ベーパを回収する給液ノズルの大型化を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態による給液ノズル(給油ノズル)を備えた燃料供給装置(給油装置)を自動車に給油中の状態で示す一部破断の構成図である。
図1中の給液ノズルを示す断面図である。
図2中の(III)部の拡大断面図である。
図2中の(IV)部の拡大断面図である。
蓋体を単体で示す斜視図である。
蓋体を図5の下側から見た斜視図である。
実施形態、第1変形例および第2変形例による挿通孔、ベーパ流路、蓋体、弁ばね等を示す図3と同様位置の簡略的な断面図である。
第3変形例、第4変形例、第5変形例および第6変形例による挿通孔、ベーパ流路、蓋体、弁ばね等を示す図3と同様位置の簡略的な断面図である。
第7変形例による挿通孔、ベーパ流路、区画部材、弁ばね等を示す図3と同様位置の簡略的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態および変形例による給液ノズルとして、自動車等の車両に給油を行う給油所(ガソリンスタンド、サービスステーション)に設けられた給油装置の給油ノズルを例に挙げ、添付図面に従って説明する。
【0010】
図1ないし図6は、実施形態を示している。また、図7中の(A)も、実施形態を示している。図1において、燃料供給所としての給油所は、車両100に燃料を供給(給油)する計量機1を備えている。給油所では、計量機1を用いてレギュラーガソリン、ハイオクガソリン、軽油等の燃料(液体)を車両100に給油(補給)することができる。燃料供給装置(給油装置)である計量機1は、給油所の給油レーン(給油ブース)に設置されている。なお、図1では、図面が複雑になることを避けるため、給油所に設置される複数の計量機1のうちの1つを示している。
(【0011】以降は省略されています)

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