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公開番号
2025120592
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-18
出願番号
2024015482
出願日
2024-02-05
発明の名称
人工水晶の製造方法、人工水晶製造装置および人工水晶
出願人
株式会社日本製鋼所
代理人
弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類
C30B
7/10 20060101AFI20250808BHJP(結晶成長)
要約
【課題】人工水晶の品質を向上させる。
【解決手段】人工水晶製造装置1の圧力容器2内にラスカ11と複数の種水晶13と溶液14を収容し、複数の種水晶13のそれぞれ上に人工水晶を成長させる。圧力容器2内の複数の種水晶13は、複数の種水晶13aからなる第1グループと、第1グループの下に位置し、かつ、複数の種水晶13bからなる第2グループとからなる。複数の種水晶13aのそれぞれは、圧力容器2の軸方向に対して垂直となるように、圧力容器2内に配置される。複数の種水晶13bのそれぞれは、圧力容器2の軸方向に対して平行となるように、圧力容器2内に配置される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
以下の工程を含む、人工水晶の製造方法:
(a)圧力容器内に水晶原料と板状の複数の種水晶とを配置し、かつ、前記圧力容器内に溶液を注入する工程;および
(b)前記圧力容器内において、前記複数の種水晶のそれぞれ上に人工水晶を成長させる工程、
ここで、
前記圧力容器内に配置された前記複数の種水晶は、複数の第1の種水晶からなる第1群と、前記第1群の下に位置し、かつ、複数の第2の種水晶からなる第2群とからなり、
前記圧力容器内において、前記水晶原料は前記第2群の下に位置し、
前記複数の第1の種水晶のそれぞれは、第1主面と、前記第1主面とは反対の第2主面とを有し、
前記複数の第2の種水晶のそれぞれは、第3主面と、前記第3主面とは反対の第4主面とを有し、
前記(a)工程において、前記複数の第1の種水晶のそれぞれは、前記第1主面が前記圧力容器の軸方向に対して垂直となるように、前記圧力容器内に配置され、
前記(a)工程において、前記複数の第2の種水晶のそれぞれは、前記第3主面が前記圧力容器の前記軸方向に対して平行となるように、前記圧力容器内に配置される。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
請求項1記載の人工水晶の製造方法において、
前記(a)工程において、前記複数の第1の種水晶は、前記軸方向に並ぶように配置される、人工水晶の製造方法。
【請求項3】
請求項2記載の人工水晶の製造方法において、
前記圧力容器内において、前記複数の第1の種水晶のそれぞれは、前記第1主面が下方を向くように配置される、人工水晶の製造方法。
【請求項4】
請求項3記載の人工水晶の製造方法において、
前記(b)工程において、前記複数の第1の種水晶のそれぞれの前記第1主面上と前記第2主面上とに、人工水晶が成長する、人工水晶の製造方法。
【請求項5】
請求項4記載の人工水晶の製造方法において、
前記第1主面はX面であり、
前記(b)工程において、前記複数の第1の種水晶のそれぞれの前記第1主面上に、前記人工水晶の+X領域が成長し、前記複数の第1の種水晶のそれぞれの前記第2主面上に、前記人工水晶の-X領域が成長する、人工水晶の製造方法。
【請求項6】
請求項3記載の人工水晶の製造方法において、
前記圧力容器内において、前記複数の第1の種水晶のそれぞれの前記第2主面は、前記複数の第1の種水晶を保持する治具により覆われている、人工水晶の製造方法。
【請求項7】
請求項2記載の人工水晶の製造方法において、
前記第2群は、前記複数の第2の種水晶の一部からなる第3群と、前記複数の第2の種水晶の他の一部からなる第4群とを含み、
前記第4群は前記第3群の下に位置し、
前記第3群において、前記第2の種水晶同士は、互いに同じ高さ位置に配置され、
前記第4群において、前記第2の種水晶同士は、互いに同じ高さ位置に配置される、人工水晶の製造方法。
【請求項8】
請求項1記載の人工水晶の製造方法により製造された人工水晶。
【請求項9】
以下を含む、人工水晶製造装置:
水晶原料と板状の複数の種水晶と溶液とを収容する圧力容器;および
前記圧力容器を加熱する加熱機構、
ここで、
前記圧力容器内に配置される前記複数の種水晶は、複数の第1の種水晶からなる第1群と、前記第1群の下に配置され、かつ、複数の第2の種水晶からなる第2群とからなり、
前記複数の第1の種水晶のそれぞれは、第1主面と、前記第1主面とは反対の第2主面とを有し、
前記複数の第2の種水晶のそれぞれは、第3主面と、前記第3主面とは反対の第4主面とを有し、
前記圧力容器内において、前記複数の第1の種水晶のそれぞれは、前記第1主面が前記圧力容器の軸方向に対して垂直となるように配置され、
前記圧力容器内において、前記複数の第2の種水晶のそれぞれは、前記第3主面が前記圧力容器の前記軸方向に対して平行となるように配置される。
【請求項10】
請求項9記載の人工水晶製造装置において、
前記圧力容器内において、前記複数の第1の種水晶は、前記軸方向に並ぶように配置される、人工水晶製造装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、人工水晶の製造方法、人工水晶製造装置および人工水晶に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特開2013-47158号公報(特許文献1)および特開2016-13935号公報(特許文献2)には、人工水晶の製造技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-47158号公報
特開2016-13935号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
人工水晶を製造する際に、人工水晶中にインクルージョンが発生することが懸念される。人工水晶中にインクルージョンが発生した場合、人工水晶の品質が低下し、人工水晶を用いて製造した製品の特性が低下する虞がある。このため、人工水晶中にインクルージョンが発生することは、防ぐことが望ましい。
【0005】
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施の形態によれば、圧力容器内に水晶原料と複数の種水晶と溶液を収容し、前記複数の種水晶のそれぞれ上に人工水晶を成長させる。前記圧力容器内の前記複数の種水晶は、複数の第1の種水晶からなる第1群と、前記第1群の下に位置し、かつ、複数の第2の種水晶からなる第2群とからなる。前記複数の第1の種水晶のそれぞれは、前記圧力容器の軸方向に対して垂直となるように、前記圧力容器内に配置される。前記複数の第2の種水晶のそれぞれは、前記圧力容器の軸方向に対して平行となるように、前記圧力容器内に配置される。
【発明の効果】
【0007】
一実施の形態によれば、人工水晶の品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施の形態の人工水晶製造装置の概略構成を示す模式図である。
一実施の形態の人工水晶製造装置の概略構成を示す模式図である。
図2に示される人工水晶製造装置の圧力容器内に収容された複数の種水晶を示す説明図である。
図2に示される人工水晶製造装置の圧力容器の断面図である。
図2に示される人工水晶製造装置の圧力容器の断面図である。
複数の種水晶を保持する治具を示す説明図である。
複数の種水晶を保持する治具を示す説明図である。
人工水晶を成長させた種水晶を示す断面図である。
人工水晶を成長させた種水晶を示す断面図である。
第1手法の人工水晶製造装置の概略構成を示す模式図である。
第2手法の人工水晶製造装置の概略構成を示す模式図である。
複数の種水晶を保持する治具を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施の形態では、特に必要なとき以外は同一または同様な部分の説明を原則として繰り返さない。
【0010】
(実施の形態1)
<人工水晶製造装置の構成について>
本実施の形態における人工水晶製造装置1の全体構成について、図1~図3を参照して説明する。図1および図2は、本実施の形態の人工水晶製造装置1の概略構成を示す模式図(縦断面図)である。図1には、人工水晶製造装置1の圧力容器2内にラスカ11と種水晶13と溶液14を収容していない状態が示され、図2には、人工水晶製造装置1の圧力容器2内にラスカ11と複数の種水晶13と溶液14を収容した状態が示されている。図3は、圧力容器2内に収容された複数の種水晶13を示す説明図(断面図)である。各図に方向A1と方向A2と方向A3が示されているが、方向A1は方向A2および方向A3と直交し、方向A2は方向A3と直交している。図1~図3は、方向A1および方向A2に平行で、かつ、方向A3に垂直な断面図が示されている。
(【0011】以降は省略されています)
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