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公開番号2025119819
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-15
出願番号2024014860
出願日2024-02-02
発明の名称鞍乗型車両
出願人ヤマハ発動機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B62M 9/06 20060101AFI20250807BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】無段変速機と電気モータを含むパワーユニットと、両持ちで支持される後輪と、を備える鞍乗型車両を提供する。
【解決手段】鞍乗型車両1は、車体フレーム3とパワーユニット11とリアアーム53と後輪55を備える。パワーユニット11は車体フレーム3に対して揺動する。リアアーム53は車体フレーム3に対して揺動する。後輪55はパワーユニット11とリアアーム53に支持される。パワーユニット11は、エンジン12と無段変速機21と電気モータ31と第1支持部41を備える。エンジン12は動力を発生する。無段変速機21はエンジン12の動力を後輪55に伝達する。電気モータ31は無段変速機21の変速比を変える。第1支持部41はリアアーム53を支持する。電気モータ31の少なくとも一部は、車両側面視において、第1支持部41と重なる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
鞍乗型車両であって、
車体フレームと、
前記車体フレームに対して揺動するパワーユニットと、
前記車体フレームに対して揺動するリアアームと、
前記パワーユニットと前記リアアームに支持される後輪と、
を備え、
前記パワーユニットは、
動力を発生するエンジンと、
前記エンジンの動力を前記後輪に伝達する無段変速機と、
前記無段変速機の変速比を変える電気モータと、
前記リアアームを支持する第1支持部と、
を備え、
前記電気モータの少なくとも一部は、前記鞍乗型車両の側面視において、前記第1支持部と重なる
鞍乗型車両。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の鞍乗型車両において、
前記エンジンは、
前記後輪の前方に配置されるクランクケースと、
を備え、
前記電気モータは、前記クランクケースの外部に配置され、
前記第1支持部は、前記クランクケースの外部に配置される
鞍乗型車両。
【請求項3】
請求項2に記載の鞍乗型車両において、
前記電気モータは、前記クランクケースの上方に配置される
鞍乗型車両。
【請求項4】
請求項2または3に記載の鞍乗型車両において、
前記第1支持部は、
円筒形状を有する円筒部であって、前記リアアームに接続される円筒部と、
前記クランクケースから前記円筒部に延びるプレート部と、
を備え、
前記電気モータの少なくとも一部は、前記鞍乗型車両の側面視において、前記プレート部と重なる
鞍乗型車両。
【請求項5】
請求項2または3に記載の鞍乗型車両において、
前記電気モータは、前記クランクケースに取り付けられる
鞍乗型車両。
【請求項6】
請求項2または3に記載の鞍乗型車両において、
前記クランクケースは、
第1ケースと、
前記第1ケースに連結される第2ケースと、
を備え、
前記電気モータは、前記第1ケースに固定され、
前記第1支持部は、前記第2ケースに固定される
鞍乗型車両。
【請求項7】
請求項6に記載の鞍乗型車両において、
前記第2ケースが前記第1ケースに連結された状態で、前記電気モータは前記第1ケースから取り外し可能に構成される
鞍乗型車両。
【請求項8】
請求項2または3に記載の鞍乗型車両において、
前記鞍乗型車両は、
第1ボルトと、
を備え、
前記第1ボルトが第1締結位置にあるとき、前記第1ボルトは前記電気モータを前記クランクケースに締結し、
前記第1支持部は、前記第1ボルトを締め、かつ、前記第1ボルトを緩める工具を挿入するための貫通孔を有する
鞍乗型車両。
【請求項9】
請求項8に記載の鞍乗型車両において、
前記第1ボルトが前記第1締結位置にあるとき、前記第1ボルトは、前記鞍乗型車両の側面視において、前記貫通孔を通じて、視認可能である
鞍乗型車両。
【請求項10】
請求項8に記載の鞍乗型車両において、
前記貫通孔は、前記鞍乗型車両の幅方向に延びる
鞍乗型車両。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗型車両(straddled vehicle)に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は鞍乗型車両を開示する。鞍乗型車両は、車体フレームとシートとパワーユニットと後輪を備える。パワーユニットはシートの下方に配置される。パワーユニットは車体フレームに対して揺動する。パワーユニットは、エンジンと無段変速機(continuously variable transmission、CVT)と電気モータを備える。エンジンは、動力を発生する。無段変速機は、エンジンの動力を後輪に伝達する。電気モータは、無段変速機の変速比(gear ratio)を変える。電気モータは、例えば、ECVTモータとも呼ばれる。
【0003】
後輪は、パワーユニットによって片持ち支持される。鞍乗型車両は、リアアームを備えない。
【0004】
具体的には、鞍乗型車両は、リアアクスルを備える。リアアクスルは、後輪を支持する。リアアクスルは、パワーユニットによって片持ち支持される。リアアクスルは、リアアクスルの両端で支持されない。リアアクスルは、リアアクスルの片端のみにおいて支持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開2006/006435号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、後輪は、両持ちで支持されない。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、無段変速機と電気モータを含むパワーユニットと、両持ちで支持される後輪と、を備える鞍乗型車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
まず、パワーユニットとリアアームによって後輪を支持する構成が、検討された。具体的には、鞍乗型車両は、車体フレームとパワーユニットとリアアームと後輪を備える。パワーユニットは、車体フレームに対して揺動する。リアアームは、車体フレームに対して揺動する。後輪は、パワーユニットとリアアームによって支持される。パワーユニットは、無段変速機と電気モータに加えて、第1支持部を備える。第1支持部は、リアアームを支持する。
【0009】
パワーユニットが電気モータと第1支持部を備える場合、電気モータは、第1支持部と干渉しない位置に、配置される。
【0010】
例えば、電気モータは、第1支持部よりも上方に配置される。この場合、電気モータは、比較的に高い位置に配置される。このため、鞍乗型車両の上下方向におけるパワーユニットの長さは、比較的に長い。
(【0011】以降は省略されています)

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